神獄塔メアリスケルターAnotherFinale 獄中血刑前夜譚 作:謎のコーラX
――近づいてくる、何十人もの武装した人間達、そこには汚染動物に対しての怒り 憎しみ 恐怖 様々な思いが見て取れる。
「来ましたね……」
人間達が多方面から監隊塔に侵入をはかる、わざわざ階段を作ったのは、このまま追い返しても、無駄だとわかっているから、だから、
『うわぁぁぁ!?』
人々は多数の汚染動物に恐怖している、本来よりもかなりの数を揃えた、強さもそんじゃそこらよりあると言える。
『ひぃぃぃ!』
何人かは逃亡していく、だが、まだ足りない、まだまだ残っている、それに、
「はっはー!、うちらがいるんだ!、皆の衆!、恐れることなかれ!」
やはり問題になるのはジェノサイドピンク、いや、血式少女と呼ばれていたかしら、彼女らの心を折らない限りは、一部の強い感情を持った人間は逃亡することは無いだろう、だから、こちらもそれなりにやるべきね。
「なんだ、自分の相手は狐ですか、まぁ、油断はしないよ、無事でいたいからね」
「なに?、車椅子?、そんなやつがうちの相手?、は!、楽勝だね!」
電気椅子は小女郎を。
「あら、ジバル様、この方は」
「ふむ、やれると見たほうがいいね」
「わてはこのカップルか、十字架の姉貴、やっちゃいますか」
「杭、殺しはしないことだ、神に、先生に誓って、わたくし達はただ追い返すことを考えることだ」
ローザとジバルは杭、十字架が。
「……ふーん、強そう、かいりきらんしん?」
「他にそいつはいるな、俺としては帰ってもらいたいが」
「わ、わたしもやってやるわ!」
茨木童子は、ノコギリとリッサが。
「ふんふんふん♪」
「そのまま踊りながら帰れ、やるならやるでこいや」
カーレンは
牛若丸、一寸法師、鉢かづき姫は待機してるらしい、そして、
「……」
「……ねぇ、ギロチン姉さん、勝てる、よね?」
首つり台は不安そうに
「勝てる勝てないじゃありません、
「そ、そうね……勝つ、退かせる、うん!、よっし!、やってやるわ!」
頬を両手で叩き、気合をいれたようだ、そう、勝つしかない、負ければ先生を失うことになるんですから。
「……どうも」
壁が切り裂かれ、一人の少女が現れる、軍服をはおり、背丈が低く、大人ぶっている子供に見えるが、わかる、わかってしまう、その佇まいから、その武器から、その表情から、少女が途方もない練度を持った強者だとわかる、身体が震え、今にも
「薬を倒したみたいですね、このまま帰ってくれる、わけではない感じね」
「当たり前だよ、大人しく核を破壊させなさい、そうすれば怪我をせずにすむぞ」
「……そう、首つり台、アイアンメイデン、あなた達だけでも逃げてもらってもいいんですよ」
「あは★、嫌に決まってるでしょ、首つりちゃんは別にいいよー、先生のところにいる火あぶり柱と車輪のところにいって」
「無い無い、私は絶対逃げないわよ」
「ということよ、マリアチャイルド、ここは通さないわ」
「……残念」
マリアチャイルドは刀と銃を構える、本気だ、本気で殺しに来るつもりだ。
「―――あぁぁぁ!」
必ず勝つ、たとえ、ここで死ぬとしても!