神獄塔メアリスケルターAnotherFinale 獄中血刑前夜譚   作:謎のコーラX

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(´・ω・`)一人一人の戦闘描写は自分の文章力では限界があるので、マリアチャイルド戦しか描写しません、すまない


第22話 

「ぐっ……くそ、クソが!」

 

(わたくし)達は本気の本気でやつに向かっていった、3人で向かっていけば勝てるとふんでいた、だが、前に(わたくし)のもとに来たジェノサイド・ピンクの数倍程度、よくてファラリスほどだと、だが、なんだこいつは、攻撃がかすりもしない。

 

「……どうした、この程度ではないはずだぞ、貴女達の力は」

 

マリアチャイルドは倒れ伏す(わたくし)達を見下ろす、冷たい目だ、まるで歯牙にもかけてない、一切の殺気も敵意を向けていない、むしろ憐れみさえ感じ取れる。

 

「なんだ、睨みつけるだけ?、ならそれじゃあね」

 

マリアチャイルドは踵を返し、核が、先生がいる部屋に向かおうとする。

 

「まって……」

 

首つり台が声を絞り出すようにそう言うと、マリアチャイルドは振り向かず、足だけを止めた。

 

「なにかな」

 

「なんで、なんで私たちの最後の家を、監隊塔を壊そうとするの」

 

「――そうか、何も知らない様子みたいだね、簡単だよ、監隊塔と言うものは、いわば監獄塔を獅子に例えるなら、塔は雌の獅子、肉という栄養をとるもの、監隊塔は雄の獅子、それを受け取るものさ、まぁ、こうは言ったけど、()()()は違うかな」

 

「違う?」

 

「ある日のこと、世界で監隊塔が、()()()()()()()()()()()()、本来管で繋がった従属の監獄塔を喰らい、あるモノのために動くこととなった……、それを私達は、神の地獄の塔と書いて、神獄塔と呼称している」

 

「神獄塔……、時折見える、あの人形の何かかな」

 

「話が早い、ここにこの監隊塔が来たのは偶然ではない、神獄塔に栄養を共通するために、管を繋げるつもりだったのだろう、事実、数カ月前にも、悪食の監隊塔が、神獄塔に栄養を与えていた、するとどうなったと思う?……目覚めはしなかったが、明らかにメルヒェン、汚染動物の力が増したのだ、ここに来るまで、前よりも強かったと実感することがあったのではないかな」

 

「確かに……、私達が小さい頃より、強いとは思っていたけど……」

 

「たった一つ、たった一つの監隊塔であれだ、監隊塔はその後、その身の全ての栄養を取られ、自壊した、このままあれが目覚めれば、世界は確実に終わる……私はだからこそ、この監隊塔を近づけさせるわけにはいかない、私は見ず知らずの個人のために、皆を危険に晒すようなことはしない」

 

「……はっ、随分と御大層なことを言いますね」

 

(わたくし)は武器を支えに、なんとか立ち上がる、既に戦うほど動ける状態ではない、だが。

 

「その()()を救うに、人間は含まれているのかしらね、聞いてるわ、貴方が人間を選別してることくらい」

 

「……全てを救うほど、今の世界の強度は高くないからね」

 

マリアチャイルドは再び歩を進める、駄目だ、立てはしたけど、それだけだ……前に、薬が(わたくし)の変貌について、ある仮説をたてていた。

 

『あなたらのその変貌は、荒唐無稽と言われてもしょうがないが、()()と呼ぶべきものだと推察するね、今のあなたら3人の状態は、それを抑える蓋がズレた感じだ、それを元に戻すことはできない、近いうちにも、完全にあの姿が普通になるね』

 

『では、どうするのです?』

 

『それを受けいれると、どうなるかはわからない、ただ、残虐で非道なのはわかった、仮になれば、今のあなたらがまともにいられる可能性は……正直怪しい』

 

『……それを、()()()()()はあるかしら』

 

『……それは簡単、ただオススメはしない』

 

『言って』

 

『……()()()()()()()()()

 

 

――プツンと、意識が切れる、抑えていた怒り、殺意をダムのように決壊させた時、今、(わたくし)は自我が流されていった、そして今いる場所は、精神の奥深く……そして、(わたくし)()()()()

 

「あはははは!!」

 

殺した、死なせた、切り裂いた、騙した、冷淡な顔で、楽しそうに、命を奪った。

 

「逃げないでくださいよぉ!、殺せないじゃないですかー!」

 

あぁ、楽しい、愉しい、人の悲鳴が、人が流す血の美しさ、人が死後に香る、死の全てが、良い、あぁ、このまま、このまま(わたくし)は……この快楽に身を―――。

 

 

 

 

 

「――ギロチン」

 

ふと、振り向いた、誰だ、気安く話しかけてくるやつは、殺して。

 

「――先生」

 

そこには、笑顔の先生が立っていた、その後ろには皆が、手を振っている。

 

「どうしました?、さぁ、もっと人を殺しましょう、マスターのために」

 

前には、(わたくし)と、マスター……いや、●●●、そして楽しそうに人を狩る妹二人。殺戮がそこにはあった。

 

「……ギロチン」

 

手を差し伸べる●●●……あそこにいる(わたくし)なら迷いなく、手を取るだろう、●●●は、(わたくし)の全てであり、死ぬことも、死より苦しいことも許容できた。

 

「……ごめんなさい、●●●、(わたくし)は――もう、あの頃とは違う、殺戮よりも、大事な絆、●●●よりも、大事な……愛が今、(わたくし)の中にはあるの」

 

走った、先生がいる方向へ……現実の、世界に。

 

 

「待て」

 

「?、まだなに」

 

瞬間、マリアチャイルドの頬に切り傷ができる。

 

「……やっぱりだ、やっぱりまだ隠していた」

 

マリアチャイルドが向かう、核の部屋の前に、(わたくし)()は立ち塞がる。

 

見なくてもわかる、今(わたくし)はゴアスーツを身に纏い、溢れ出る、力、首つり台もアイアンメイデンも、(わたくし)と同じく、元の姿になっている。

 

「……さぁ、続きですよ」

 

 

 

 

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