神獄塔メアリスケルターAnotherFinale 獄中血刑前夜譚   作:謎のコーラX

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前夜譚から見て、ギロチンは12〜13歳、アイアン・メイデンは8歳、首つり台は6歳くらいだと推測というか計算できる。


第7話

「やぁ、こんにちは」

 

角を生やした者は、優しげな声で挨拶をする。

 

「汚染……動物?」

 

「貴方……」

 

リッサの言葉に、年長の少女が反応した、それを角を生やした者が静止した。

 

「いいんですよギロチン、仕方ないことですから、お二人とも、席に座っていてください、今残ってるお料理を持ってくるので」

 

角を生やした者は、立ち上がって、厨房らしき場所に入っていった。

 

「……あの、あの人っていったい」

 

リッサがおそろおそろに、年長の少女に聞いた。

 

「あの人は私達の先生です、後次にあの人を汚染動物と言ったら半殺しにしますから」

 

「ひぇ……」

 

リッサにはその声音が冗談ではないと感じ取れた、口が裂けても言わないようにしないとと、心に誓った。

 

「ふーん、割と普通の見た目ではない気がするけど」

 

「そうかな?、メイには普通に喋ってくれるし、ただ肌色が悪くて角の生えた普通の人に見えるよ?」

 

「そうものなのかね……」

 

ノコギリの疑問に、青髪の少女が答える。

 

 

その後、首つり台も座り、残りの二人は他の3人名前を聞いた、年長の少女はギロチン、青髪の少女はアイアン・メイデンという、やはり他のも自分と同じジェノサイド・ピンクだと、認識する

先生と呼ばれる人の名前は、平凡なものだと感じた、そして、先生が厨房から帰ってくる。

 

「おまたせ、それじゃあ食べようか」

 

先生は両手のお盆を一つずつ、ノコギリとリッサの前の机に置いた、朝とだけあって、平凡な具沢山のスープだが、今の状況だと珍しいモノだった。

 

「これは……」

 

「うん、久しぶりにまともな食事を見たね、ノコギリ」

 

ノコギリとリッサがまともな料理に喜んでいると、先生が手を合わせた、それに続いて他の3人も手を合わせるを見て、リッサとノコギリも手を合わせる。

 

「「「「いただきます!」」」」

 

「「い、いただきます!」」

 

久しぶりの食べる前の言葉、楽しげに食べるその風景は、数年前に見た家族といた頃を思い出した、ノコギリとリッサだった。

 

おかわりも食べ終えて、腹が膨れて、ノコギリとリッサは満足している。

 

「ふー、いやぁ美味しかった」

 

「そうだねぇ」

 

「ふふ、満足してくれて、助かるよ、あぁそうだ、ギロチン、ちょっと私()()を取ってくるね」

 

「……あぁ、アレですか、家で一番高価なモノ」

 

ノコギリとリッサはそれに耳を傾けた、高価なモノ、やはりここにはそういうモノがあるのだと。

 

「じゃあ、取ってくるね、ノコギリくんとリッサちゃんはゆっくりしててね」

 

先生は立ち上がって、その部屋に向かった。

 

「……ちょ、ちょっとトイレ行ってくるよ」

 

「あ、わたしは少し外の空気でも」

 

ノコギリとリッサは隠れながら、先生の後をついていく、先生がある部屋に入った辺りで、ノコギリとリッサは、少し戸を開けて、中を確認する。

 

「えっと……あ、あったあった」

 

先生はタンスから古びた袋を見つける。

 

「あれか……」

 

ノコギリは持っていたビー玉を投げて音を出す、カツンという音に、先生は不思議そうに、戸を開けて、そちらを見に行く、結構遠くまで投げていたため、すぐには来ないだろう、ノコギリとリッサは戸の後ろに隠れ、それなりの距離まで先生が行った辺りで、中に入る。

 

ノコギリはタンスの中にある古びた袋をゆっくりと開いた。宝石などを想いながら。

 

「へへ、これでここともおさら……ば?」

 

中に入っていたのは、一枚の写真だった、そこには小さなギロチン、アイアン・メイデン、首つり台に、先生が写っている。

 

「えっと……これは」

 

「おや、やはり先生の言っていたとおりでしたか」

 

「きゃあ!?」

 

ギロチンの無機質な声とリッサの悲鳴の後、ノコギリの意識はここで途切れた。

 

――次に目を覚ましたノコギリがまず感じたのは、血の臭い、鉄とも言える刺激臭に意識がはっきりとしていく。

 

「な、なんだここは!?」

 

次に自らの状態、足が固定された椅子に、縄で縛られ、身動きがとれない状態だ。

 

「うぅ……ここは」

 

そして暗闇だが、隣にはリッサがいるのであろ。

 

「リッサ!」

 

「ノコギリ?……これってわたし達、捕まってるってことだよね」

 

「正解ですよ、女盗人」

 

明かりがつき、目の前にギロチン アイアン・メイデン、首つり台が立っている。

 

「ねぇ、メイ姉さん、ゲームしよっか、そこの盗人二人を戦わせて、どっちが勝つかとか」

 

「え〜?首つりチャン悪趣味〜、どうせならどっちの血が美味しいか決めようよ、負けないよぉ」

 

「「ひぃ!?」」

 

ノコギリとリッサの表情が恐怖に変わる、冷や汗が流れ、身体を震わせている。

 

「二人とも、あまり怖がらせるものじゃないですよ、先生から言われたこと、忘れてませんよね」

 

「「はーい、わかってまーす」」

 

ギロチンに叱られて、おどけて舌を出す二人。

 

「……あなた達が処刑台少女ということはわかっています、なので本来は血戦都市におくるのですが、処刑台少女の場合、2つ、選択肢があります」

 

「な、なんだよ」

 

「1つは、軽い罰を受ける、そうですね、この家の掃除、あるいは……ふふ」

 

含みのある笑い声をだしたが、別に皿洗い程度である。

 

「も、もう一つはなんだよ」

 

「もう一つは先生の目的、わたし達と同じ処刑台少女を匿うことです、つまりわたし達と同じ家族となるですね」

 

「家族……」

 

家族、二人にとっては呪いと似た言葉、裏切られた言葉、しかし……。

 

「あの、わたし達が怖くはないんですか?」

 

「はぁ?、貴方達程度など怖くもなんともないですね、あの程度の罠も見抜けないのでは尚更です」

 

「……ノコギリ」

 

「なんだよ」

 

リッサは意を決したように、それを口にした。

 

「わたし、ここで暮らしてみたい」

 

「……そうか、そうだな……」

 

「駄目、かな?」

 

ノコギリは俯いていたが、自身も心に決めた。

 

「そうだな、割とここでの暮らしは良さそうだし、俺としても断る理由は無いな」

 

「……では、了承を得た、ということで」

 

ギロチンは二人の縄を解くと、手を差し出す。

 

「これから、よろしくお願いしますね」

 

「あぁ、俺らを裏切るような真似はしないでくれよ?」

 

ノコギリはギロチンの手を取り、握手をした。まだ信用はしてないが、血の臭いや、いろいろと聞きたいが、今は他よりマシなこの場所に住むことにしようと、ノコギリは考えた。

 

 

処刑台少女、現在5人

 

12人目の処刑台少女が見つかったとき。

新たな運命が動き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




一応処刑人の剣と斧双子はカウントしてません。後先生もね
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