今回は第2話です。
ぜひみてください!
館の大きな扉がお燐さんの
手により開けられた。館の中も
大分広く仮に僕より何十倍大きい妖怪がいても
問題なく通れる位の高さになっていた。
この広い館の通路で、僕は話す。
「本当に広いですね。こんな高さの
妖怪がよく来るんですか?」
「いーや全然こないのさ。だって私の
ご主人様は嫌われものなのさ」
「嫌われもの?ここには妖怪しかいない
と言ってましたが、どうして...?」
「まぁ、それは会えばわかるよ。
恐らく原因は簡単にね」
妖怪同士なのに嫌われる?とっても
恐れられてるのか、または何か
妖怪に対しても不都合な力でも
持っているのかはてさて...?
そして、ようやく部屋の前について
お燐さんが足を止める。
「ここが、私のご主人様のお部屋さ。
ノックして入っておくれ」
コンコンコン。
「失礼します。今回はお燐さんに
会うように言われた...」
すると部屋の中から、
「とりあえず中へお入りください」
声はとても憂鬱そうで、でも
とても綺麗な声だった。
「それでは失礼します」
ドアを開けると、そこには
ピンク色の髪と水色の服を着た
目は少しクマが出来てるものの
とても可愛らしい少女が
机で本を読みながら、たまに視線を
こちらの方にやる。
「えーと、僕は」
「貴方の名前はできる夫。ここに来る以前
母親に意識のある状態で全身をバラバラに
された後、地底の洞窟で目が覚める。
その後、お燐に出会ってここまで
来た、そうでしょ?」
僕は驚き、咄嗟に
「ど、どうしてそれを?」
と言ってしまう。
すると少女はニヤリと笑い、
「私の名前は古明地さとり。
何となく名前でわかる気がしない?」
さとり...そして今気がついたけど
彼女の身体には目がもうひとつある。
もしかして...
「もしかして覚妖怪ですか?」
「ご明察。私はこの第3の目で
貴方の心を読み取った。そして
私は、今貴方の感情すらも
読み取れるの。それも
私が説明してあげましょうか?」
「その必要はありません。僕は
今、ずっと母親と兄弟を憎んでいる。
何故なら母親は僕を殺し、
兄弟は僕を力があってもそれを
止めてもくれなかったから」
少し彼女は、考えてそしてまた
僕の方に目をやる。
「...ふーん。まあ、そういう事で
いいわ。で、貴方はこれからどうするの?」
「僕は絶対に母親と兄弟を苦しませたい。
だから、今からここから出てひどい目に...」
しかし彼女は、
「それは絶対に無理だと断言するわ」
「どうしてですか!やめろとでも!?」
「そういう訳じゃなくて、貴方は
この世界幻想郷から出られない」
その終始、あまり興味のない態度に
僕は少しキレてしまう。
「何でそんなことがわかるんですか!?」
「流石に、自分の今の状況を理解する
程冷静じゃないみたいね。貴方は
一度殺されてる。そしたら貴方は今
何者だと思う?」
理解してしまった。今まで何となく
その事実から目を反らそうとしてた。
でもやっぱり僕はもう...。
「人間じゃないんですよね?そして
戻る肉体も...」
「そう。そして貴方が何かと
聞かれれば、私達と同じ妖怪。
その中の怨霊の類いに分類されるわ」
自分は怨霊。でも僕は違和感を覚える。
「怨霊だとしたら、僕は無差別に人を
襲うんじゃないでしょうか?」
「それについては、貴方の精神力が
強いのか何なのか、恨むもの以外には
何かをしたいと思ってないから」
「では、これから僕は何を...?
復讐も出来ない僕が...?」
「貴方が外の世界に行くのは無理。
でもこの世界に貴方の恨む人物を
連れてくることならあるいは...」
「なるほど、ありがとうございます。
ですがずいぶんと僕に協力的ですが
どうしてなのでしょうか?」
「そうね。ただの暇潰し」
「そうですか...」
こうして、古明地さとりの暇潰しで
僕は復讐劇の準備を手伝ってくれる
感じになった。
どうも閲覧ありがとうございました。
これからも不定期に投稿しますので
気長にお待ちください。