大本営の資料室   作:114

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様々な艦これの小説を見ているうちに、こんなのが見てみたいなぁという作者の欲望のまま書いた作品になります


戦闘描写や若干の鬱展開もございます

拙い箇所もございますが、どうぞご覧ください



File1.山田、着任

目が覚める

 

 

嗚呼…

カーテン開きっぱなしだったか…

 

 

優しく穏やかな朝日が俺の目覚ましだ

 

 

 

所々破れた古い3人掛けソファーから起き上がる

 

 

 

 

「ふぁぁああ……」

 

 

 

大きく欠伸をし、ソファーの前にある浅机に視線を向ける

 

 

積み上げられたファイル、ファイルファイルファイル…

 

 

存在感の強いファイルの陰に隠れてた愛草を見つけその箱に手を伸ばす

 

 

「…ありゃ…」

 

 

 

箱を揺するとパタパタと小さく音が鳴る

 

あと二本か…

 

 

 

箱の中でいちゃつく二本の煙草…

 

悪いな…この子は俺がいただくぜ

 

 

そう妄想しながら煙草を一本取り出し、口にくわえる

 

 

 

「…あー…だるい…」

 

 

 

 

火は…

 

 

えーと…あれ?

 

 

 

ん?

 

 

「どこだー」

 

 

 

煙草の箱はあるのにマッチがない

 

 

俺はソファーから重い腰をあげる

 

 

 

 

「火ー…火ー…ひーはど、こ、や~」

 

 

ソファーの後ろにまわるとそこには相も変わらないファイルがぎっしり詰め込まれた本棚が乱立していた

 

 

朝からやなもん見ちまった…

 

 

 

窓から延びる朝日を頼りに薄暗い部屋の中を見回す

 

 

「…ねぇなぁ…」

 

 

煙草を咥えたまま、どかりとソファーに深く座る

 

 

 

上を見上げる

 

 

「…めんどくせぇなぁ…」

 

 

 

思わず呟く

 

 

 

 

その時、扉を二回ノックする音が聞こえた

 

 

 

扉の方に視線を向ける

 

 

 

「…おはよう」

 

 

って返事する前に勝手に入ってきてんじゃねぇよ

 

 

扉を開け入ってきたジジイは俺の上司…上官だ

 

 

 

上下濃紺の将校服に、白髪交じりの短髪に軍帽を被り、詰襟と右胸元には金の刺繍、その金の刺繍内の右側には桜の花が1つ咲いていた

 

 

 

「こんな朝っぱらからなんの用だよ。ジジイ」

 

 

対する俺は上は白のワイシャツ、下は紺の制服にサンダルといういかにもザ・凡人な格好だ

 

 

 

「…ここは君の家じゃあないぞ?田中中尉」

 

 

 

「……おはようございます…加藤少将…」

 

 

 

口を尖らせ上官に敬礼する

 

 

 

「うむ」

 

 

 

 

ああ…そうだな、すっかり忘れてた…

 

 

 

ここは日本海軍本部、東海支部

 

日本の海軍、陸軍、空軍の3つの軍隊を指揮監督する最高の権限をもつ統帥権を持つ組織、大本営って所だ

 

 

そしてこの部屋は第四資料室

 

 

現在俺と…

 

今は居ないがもう一人と、二人体制でこの資料室を担当している

 

軍の糞案件の資料等を管理するゴミ部屋だ

 

 

ちなみに俺の名前は田中

 

 

…下の名前?

別に知らなくても良いだろ?

 

来年三十路のナイスガイだ

 

 

 

元々は播磨鎮守府ってとこで提督代理をやってたんだがな…まぁ、あれだ。

 

 

色々あってこんな所に左遷されたってわけよ

 

 

 

仕事内容は楽だぜ

毎日運ばれてくる大量の資料をファイリングして本棚にポイ

 

空いた時間で好きな春画見て、煙草吸って、飯食って、昼寝して…

 

 

時間が来たらもう一人の相棒とバイバイして支部敷地内の寮に帰って寝る…忙しくなけりゃあな

 

これの繰り返しだ

 

 

それに

 

わざわざ前線に出たり、糞かったるい会議に出ることもない

 

 

 

 

何よりあれだ

 

 

 

 

あいつらに会うことがまず無いからな

 

 

 

え?あいつらだよ

 

 

 

…艦娘だよ

 

 

 

 

「…で?加藤少将こんな朝早くから何か御用ですか?」

 

 

火のついてない煙草を咥えたまま、ジジイに問いかける

 

 

 

 

「ん?…ああ…」

 

 

ジジイはぼそりと相づちを打つと、自身のズボンのポケットからジッポライターを取り出し、火をつけ、俺の前に持ってくる

 

 

「…どうも」

 

 

 

ジジイが着けてくれた火に咥え煙草の先端を近づける。

チリチリと焼け、ようやく煙草に火が着く

 

 

 

 

「…ふぅぅ~」

 

 

 

肺に入ってきた愛煙を窓の方に向け吹きかける

 

 

これぞ俺の朝…

 

 

 

「…禁煙、辞めたのかよ」

 

 

 

ジジイは口元をつり上げ

 

 

 

「…我慢、出来ないんだよねぇ」

 

 

そう返してきた

 

 

 

「…で、なんの用だよ」

   

 

 

 

 

煙草を2口吸ってから改めて問いかける

 

 

 

「ああ…ここの担当官、今日から3人体制にするから」

 

 

 

「…は?」

 

 

ジジイは持ってきた数枚の資料をパラパラと捲る

 

 

 

「おいおいおい…どんなひねくれもんだよ」

 

 

 

ここでやることはお世辞にも仕事とは言えない内容だ

 

 

送られてきた資料をファイリングして棚に積めるだけの言ってしまえば小間使い…いや、パシリ以下の仕事だ

 

 

「…左遷?」

 

 

「いや…私が直々に異動させた…兵棋、座学、実演習とまぁまぁ…うん、優秀とは言えないが普通の士官だ」

 

 

 

ジジイは手元の資料を見ながら俺の呟きに返答する

 

 

「ならとっとと前線にでも送ってやりゃあ良いんじゃないか?」

 

 

 

 

今から数十年前、突然世界を恐怖に陥れた存在が海から現れる

 

 

 

深海棲艦と呼ばれる海の化け物どもだ

 

 

 

当時は世界各国の軍隊が集結して奴らと戦った

もちろん日本も自衛隊を派遣させた

 

だが戦力、軍事力と人間は深海棲艦には手も足も出ず人類の滅亡が秒読みされようとしていた

 

 

 

そんな時にどこから現れたのか少女の姿に戦艦の鐘楼や砲塔などの装備、艤装を掲げた通称艦娘が現れ、人間の味方として深海棲艦と渡り合った

 

 

その後、艦娘は人間と色々と話し合い、人間と艦娘が共存出来る鎮守府を造り、協力しあいながら深海棲艦と戦い続けましたとさ

 

 

 

めでたしめでた…ああ、いやいや…

 

 

まだまだ戦争の真っ只中だ

じゃなきゃ俺らがこうして職務に勤しんでないからな

 

 

日本もアメリカさんからの後押しもあり、自衛隊をベースに、そして世界の軍隊に合わせ、日本国軍と名を変え、まるで第二次世界大戦の日本軍に逆戻りしたわけだ

 

 

 

…流石に天皇陛下万歳と言いながら自爆はしないけどな

 

 

 

 

「今はどこの鎮守府でも提督、司令官不足だ…士官学校卒業したての新人だって適正が合えば重宝されるだろ」

 

 

俺はそう言いながら部屋の隅においてある冷蔵庫へ向かう

 

 

 

…ジジイ、何さりげなくソファーに座ってんだおい

 

 

 

「…缶コーヒーしかねぇぞ?」

 

 

「…頂こうか」

 

 

 

冷蔵庫の扉を開けるとブラックの缶コーヒーがぎっしり入っていた

 

 

 

あいつ…またブラックだけ補充しやがったな

 

 

 

今だ職場に顔を出していないもう一人の担当官の顔を思い描き、少しだけいらっとする

 

 

ソファーに座るジジイの目の前の浅机に缶コーヒーを置く

 

 

「ありがとう」

 

 

 

俺も缶コーヒーを取り出し、蓋を開け、一気に口の中に流し込む

 

 

 

「…このまま前線に向かわせても先は見えているんだ…彼女は真面目だが精神的には少し脆い…だから君の元で勉強させたいんだよ」

 

 

 

 

「…ふーん」

 

 

 

窓の前で煙草を吸いながら缶コーヒーに口を着け…

 

 

は?

なんか今聞き捨てならないこと言わなかったかこのジジイ!

 

 

 

「…かのじょ?」

 

 

 

恐る恐るジジイを見る

 

 

 

「ああ、彼女だ」

 

 

 

にこりと微笑むジジイ

 

 

 

 

直後、俺は空になった缶コーヒーをゴミ箱に投げ捨てる

 

 

「駄目だ!若造の男ならともかく…女にここの仕事は出来るわけねぇだろ!っつかジジイもここの資料のこと知ってんだろ!」

 

 

 

思わず声を上げてしまった

 

 

「そのコーヒーはさっきの火の礼だ!これで貸し借り無し!とっとと帰れ!」

 

 

 

俺の言葉にジジイはやれやれと立ち上がる

 

そして俺に真っ直ぐ向き直り、真面目な顔で口を開く

 

 

 

「日本国軍海軍本部、少将の命だ。口答えをするな」

  

 

 

そこには禁煙の欲に負けたジジイの姿はなく、間違いなく歴戦の海兵の姿があった

 

 

「………了解」

 

 

 

不本意だが敬礼をし、返事をする

 

 

 

すると俺の返事を聞いたジジイはまたにこりと笑い

 

 

「1030にここに着任する。よろしく頼むぞ…中尉」

 

 

 

…めんどくせぇ

 

 

 

 

 

 

◇  ◇  ◇  ◇

 

 

 

時刻は午前10時

 

 

一度寮のシャワールームで身体と顔を洗った俺はソファーでファイルの整理をしていた

 

 

 

「…これが…んで……えーと……ちっ……」

 

 

 

資料をまとめ、煙草の火を消し、次の資料を手に取りファイリングする

 

 

いつもの仕事風景だが俺の心は少し焦っていた

 

 

 

「…ったく…なんで女なんだよ…」

 

 

 

 

思わずぼやく

どんな奴が来るんだろうな…

 

 

あれだ、静かで清楚で優しく気遣いも出来る大和撫子な子がいいな

 

俺が一言アレ、と言えば全てを理解してくれて、仕事の邪魔しないで…

 

 

煙草も許してくれて…

 

 

 

 

「…なんてな…」

 

 

現実逃避…したくなるぜ

 

 

 

 

 

『提督…煙草は身体に良くないんだよ』

 

 

 

 

 

ああ…

 

 

 

「秘書艦…か…」

 

 

昔を思い出す

 

 

 

元々いた鎮守府にも俺に着いてくれた秘書艦がいた…バカが付くほどの真面目でそのくせお人好しで…でも、そうだな…毎日が充実してた

 

 

 

 

「はんっ…くだらねぇ」

 

 

 

 

邪な考えを振り切り煙草の箱に手を伸ばそうとしたとき…

 

 

「?」

 

 

 

部屋の外、廊下から誰かの足音が聞こえて…

 

おい、廊下を走るんじゃ…

 

 

 

「すいませーーーーん!!!遅れましたぁっ!!」

 

 

 

 

 

 

バタバタと闘牛の足音が近づいてきたと思うと

 

どかん、と扉を勢い良く開け、1人の女性…いや、少女が入り込んできた

 

 

 

 

髪はうっすらと茶色のセミロング、背は低めでくりくりとした目の童顔女性…活発そうな声とそれに合う見た目はどこからどう見てもその辺の女子高生だ

 

 

ただ、女子高生と違うのはその制服、俺と同じ紺の制服を身に纏う姿は言わば走り出したばかりの新人士官だ

 

 

 

背には大きなリュックサック、片手には数札のファイル、反対の手には走るために邪魔であったであろう官帽を持っていた

 

 

 

「…あー…時間より大分早いんじゃないか?」

 

 

「…え?」

 

 

彼女は壁に掛けられた時計に目を向ける

 

 

 

「……はっ!!!」

 

 

 

目に見えて彼女はテンションが下がっていた

 

 

 

「あ、いや、ほら…時間前行動は軍人の基本だから…良いんじゃねぇか?」

 

 

 

おいおい…なんで初対面の女にしどろもどろになってんだよ…俺

 

 

「ううう…時間を忘れてた……ううんっ!!」

 

 

 

彼女はぶるぶると頭を左右にふって俺に向き直り、官帽を被りびしりと敬礼した

 

 

「本日付でこちらの部署に配属されます!山田少尉になります!」

 

 

 

数秒前までアイスを落とした少女はそこにはいなく、紛れもない軍人がそこにいた

 

 

 

「あ、ああ…第四資料室担当官の田中…中尉だ…よろしく」

 

 

 

ん?

 

 

「…ってすげぇな…21歳で少尉かよ…優秀だな」

 

 

 

思わずジジイからの資料を手に取る

 

 

 

「いえ!…それほどでもあり…ふふ…ありません!」

 

 

 

顔顔…

あー…こいつ、感情がめちゃくちゃ出るタイプだな…

 

 

嬉しそうだなおい

 

 

 

「まぁ、いいや…休め…ってかここじゃそんな固くなくていいぞ」

 

 

 

「はっ!どうぞよろしくお願いします!中尉!」

 

 

 

 

「中尉もいらねぇよ…田中さんとかで良い」

 

 

 

山田は困惑した顔になる

 

 

 

「え、いや…流石にそれは良くないのでは…」

 

 

「じゃあ先輩でいい」

 

 

 

山田は数秒考えたあとに

 

「はい!よろしくお願いします!田中先輩!」

 

 

 

…良い笑顔だ

 

 

 

「んじゃあ荷物はどっかその辺に…官帽も取っとけ。どうせ俺とお前ともう一人しかここにゃあいねぇ」

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

 

山田は入り口側の壁沿いに荷物と官帽をおこうとする

 

 

 

「おいおいおいおい…んなとこおいたら荷物が汚れんだろ…とりあえず後でロッカーとか用意するからソファーに荷物置いておけ」

 

 

 

そう言うと山田はぱぁっと表情を明るくし

 

 

「ありがとうございます!いやー…話に聞いていたよりも優しそうな方で良かったです!」

 

 

 

「…話?…だれが言ってたんだ?」

 

 

 

「加藤少将です!口も態度も悪いけど、いい奴だって仰ってました!」

 

 

にこにこと答える山田ことチビ

いらいらと感じる田中こと俺

 

 

「…余計なこと言いやがって…」

 

 

「田中先輩!」

 

 

 

「んー?」

 

 

 

「あ、えと…あの…ここでの仕事って何すれば良いのですか?…少将よりなにも説明がなかったので」

 

 

 

少し不安げに問いかけてくる山田

 

 

「あー…」

 

 

俺は乱立する本棚から一冊ファイルを取り出し、山田の目の前へ持ってくる

 

 

「…これは?」

 

 

 

「俺らの仕事は上から送られてくる資料の整理、そんで管理…それだけだが…」

 

 

 

俺からのファイルを手に取る山田

山田は表紙を捲ろうとする

 

 

 

「…ただ、その資料ってのはここの本棚に分けるために内容を見て確認しねぇといけねぇ。んでもってここにくる資料はただの作戦報告書や提案書…明細書や発注書でもない…」

 

 

 

 

「…じゃあ、どんな…」

 

 

 

 

俺は煙草に火をつける

 

 

 

「日本国軍海軍の真っ黒な…どす黒い胸くそワリィもんだ…正直未来ある若いのには見てほしくはない内容だ…」

 

 

 

「…引き返すなら今のうちってことですか?」

 

 

 

 

俺は煙草をふかす

 

 

 

「海軍に幻滅はするだろうな…んでもって艦娘に対する考えも変わるかもしれねぇ…下手したらお前はここに居たくなくなるかもしれねぇ」

 

 

山田は一瞬目を丸くし、ふっと笑う

 

 

「ご心配ありがとうございます…でも、それが私に足りないものだとすれば…私は今よりも成長したい!…です」

 

 

 

 

 

「…」

 

 

きっと見間違いだろう…

 

このハイテンションガールとアイツが被って見えたのは

 

 

「…はんっ!勝手にしろよ」

 

 

 

「はい!可能な限り勝手にします!」

 

 

イタズラな笑顔を俺に向けてくる山田

 

 

 

「…ではでは…」

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

結果報告

 

場所

大隅警備府

 

日時

昭和92年11月14日

 

 

標題

本郷岳人司令官自殺案件

 

 

詳細情報

別紙参考

 

 

結果

1、暁型四番艦電、金剛型一番艦金剛、当二艦ノ強イ希望ニヨリ後日解体

2、新任作戦司令官ノ着任

 

 

ーーーーー

 

 

山田が最初に開いたページには1枚の男性の顔写真と淡々と書かれた文字が並んだ紙が現れた

 

 

写真の男性は本郷岳人。

当時はまだ20代中盤の若き司令官だった

 

 

「…え、じさ…?」

 

 

 

山田は俺を見る

 

 

 

俺は冷蔵庫から缶コーヒーを2つ取り出し、山田に一本渡す

 

 

「あ…ありがとう…ございます…」

 

 

「こいつはただのファイルじゃない…」

 

 

 

 

ごくりと唾をのみ、山田は再度表紙を見直す

 

 

 

なんてことはない何処にでもあるファイルだ

 

 

 

 

「このファイルは…いや、この部屋にあるすべてのファイルは当事者達の心だ。…笑って、泣いて、怒って、喜んで、悲しんで…愛し、愛され、恨まれて、妬まれて…殺して、殺されて…」

 

 

 

「田中先輩…」

 

 

 

 

「こいつらの心はすべての絵の具を混ぜ合わせた色…奴らの心を見る覚悟があるなら…お前の目で、お前の心で…閲覧しろ」

 

 

 

 

 

 

◇  ◇  ◇  ◇  

 

 

 

 

 

 

 

私の…心で…

 

 

 

突然渡されたファイル。

開けてすぐ出てくる自殺の文字

 

 

2艦の解体

 

 

 

もうこの時点で解る 

 

私はこのファイル…報告書を観たことを後悔するだろう

 

 

 

でも…観なかったことでもっと後悔するだろうと

 

 

 

 

当事者達の心…

 

 

私の目で閲覧…

 

 

 

 

これが私の

 

 

 

初任務!

 

 

 

 

 

…私はゆっくりとページを捲る

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アドバイスなどあれば、御指導御鞭撻、よろしくお願いします

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