弥彦でgo!   作:エイン

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1憑依

 目がさめると知らない部屋にいた。

 うん、おかしい。

 目がさめるのもこの部屋にいるのもおかしい。

 電脳世界にいたはずなのに。

 

 まぁとりあえず、記憶でも見ればわかると思いニューロチップを操作してようとして出来ないことに気づいた。

 とりあえず管理している体には入れてたはずなんだけどね。

 まぁ、普通に思い出そうとしたら思い出せた。

 

 名前は戸塚弥彦で国立全寮制の高校らしい。

 これよう実とかいう世界みたいだね。

 

 ハッキングされて飛ばされたのかな?

 死んで見ればわかるからそれまで暇つぶしでもしようか。

 とりあえず、今は初日の夜らしいな。

 今は部屋にパソコンもないし寝るとしよう。

 

 

 

 ****

 

 さて朝だ。

 ということでランニングをしよう。

 準備体操をしているとガタイの良い金髪の人がこちらへ走ってきた。

 正確にはコース上に私がいるのだけど。

 

 彼は通り過ぎると思ったが止まり話しかけてきた。

 

 「君もこれからランニングかねぇ?」

 

 「はい、健康のためと思いまして」

 「Aクラスの戸塚弥彦と言います、よろしくお願いします」

 

 「なるほど不思議だねぇ、私はDクラスの高円寺六助。高円寺コンツェルンの一人息子であり、いずれ日本社会を背負って立つ人間となる男だ。覚えておきたまえ」

 

 「もちろんです。とりあえず、どうでしょう?」

 

 

 そう誘い走りながら色々話すことにした。

 かなり早いがなんとか大丈夫そうだな。

 こうして未来の重要人物と話せる機会があるのは幸運なことだ。

 

 

 ***

 

 ランニングを終え、準備をしたあとに教室へと向かっていると葛城さんと偶然出会った。

 

 「葛城さん、おはようございます」

 

 「あぁ、おはよう弥彦。昨日とずいぶん様子が違うな」

 

 「初日だったので緊張してテンションがおかしくなってたんです」

 「いつもはこんな感じなんです」

 

 「なるほどな、新しい環境というのは不安に感じるものだからな」

 

 「そうですよね。そういえば昨日思ったことがあったんですよ!」

 「昨日支給された10万ポイントがすごいなと思ったんですが毎月配ってたら全校生徒ですごい額になるなぁって思うんです」

 

 「たしかに、10万という大金で気づかなかったがそうだな」

 「担任に聞く必要があるかもしれんな」

 

 そんな話をしていると教室に着いたみたいだな。

 坂柳がなぜかこちらを見ている。

 無意識に気が変わったのが分かるかもしれないな。

 それは置いておこう。

 

 

 モブ「おはよう、弥彦に葛城さん!」

 

 「あぁ、おはよう」

 

 「おはようございます」

 

 「なんだ弥彦昨日と全然違うじゃねぇか?どした?」

 

 「昨日は緊張でテンションがおかしかったんだよ、本来はこんな感じなのさ」

 

 「なんだそうだったのかー、ビックリしたぜ」

 

 そんな説明を何度か繰り返してホームルームの時間になった

 部活動紹介の予定や授業の説明の後に葛城さんが質問があると言って手を挙げた。

 さっそく朝のことを聞くのだろうか

 

 

 「先生、朝に弥彦と話していて疑問に思ったのですが、10万ポイントは毎月支給されるものなのでしょうか?

  仮に全校生徒に支給されていればあまりに高額だと思いました」

 

 「ふむ、現時点ではポイントは支給されるとしか言えない」

 

 「分かりました。ありがとうございます」

 

 この回答でAクラスの多くの人は察したみたいだね。

 良かった良かった。

 授業の方は歴史が少し違うみたいだけど他は昔とそんな変わってないみたいだから問題ないね。

 部活動紹介の後にポイントを賭けたゲームでもしにいこうかな。

 

 

 ***

 

 「失礼します、1年Aクラスの戸塚弥彦と言います」

 

 「おお、チェス部に入部希望かな?」

 

 「文科系の部活に入ろうとは思っているのですが、今日はポイントを賭けたゲームが出来ればと思いまして」

 「掛け金は9万ポイントです、受けていただけませんか?」

 

 「9万とは思いきったね、じゃ俺も9万かけようかな」

 「ありがとうございます」

 

 結果から言うともちろん勝った。

 ただ、次の人が後少しで勝てそうというくらいの僅差で勝ったように演出した

 狙い通り見ていた先輩が次受けてくれそうだ

 

 「なんだ負けてんじゃん、次は俺がやってやるよ。いくら賭けんの?」

 

 「18万ポイントでお願いします」

 

 「ははは!!全額とはいいねぇ」

 

 そんな感じで頭のいかれた賭け方でチェス部だけで50万ポイントほど獲得することが出来た。

 他の部活でもやっちゃいますか。

 

 

 リクスを最大限とった結果今日だけで300万ポイントになった。

 

 これである程度の設備は整えられそうだ。

 明日は格闘とか武道しよう。

 

 他には帰りに電気屋さんで買い物をすることにした。

 他にも簡単に作れるものをスーパーで買うことにした。

 

 

 ふとスーパーを巡りながら思いついたけど部屋って大きくできるのかな?

 先生に聞いてみようかな。

 

 

 

 ***

 

 葛城さんを含むAクラスの友人と食事をしていると葛城さんがこんなことを言い出した。

 

 「先輩からポイントで情報を買おうと思っているんだが、どうだろうか?」

 

 

 ほかの人も賛同しているし、いい流れだね。

 

 「葛城さん、僕にもポイント出させてください!」

 

 「そう言ってくれるとありがたい、今の所どれくらいかわからないのでな」

 

 最終的に全員がポイントを出すことで5万以上要求されても安くなるね

 葛城さんはさっそく上級生らしき人に聞きにいったようだ。

 

 結構長く話しているみたいだね

 聞いた先輩が同じAクラスだったのかもしれないね。

 

 

 

 しばらくして葛城さんが戻ってきたけど、どうやら放課後も先輩は話してくれるらしい

 すいぶんと気前がいい人だね

 

 放課後は予定があるから着いていけないけど楽しみだ。

 

 

***

 

 

 今日もポイント稼ぎと行きますか。

 結果は昨日と同じくボロ儲け。

 

 そんな感じでいい感じに稼げた。

 これくらいあれば節約せずに適当に過ごせそうだ。

 

 勝ち続けるのは御都合主義っぽけど反復の結果だったりする。

 今までの対戦相手は自己進化型の人工知能だったからね。

 大人気ないけど許してほしい

 

 

 

***

 

 寮の風呂でゆっくりしていると葛城さんから連絡があった。

 どうやら先輩から5月のテストのことまで聞いたみたいだ。

 

 過去問も追加のポイントで買ったみたい。

 いい感じに動いているね。

 個人的に葛城さんのような正統派は嫌いじゃないから出来る限り助けていきたい。

 

 葛城さんが過去問を買わなかったら過去問を変更してもらう権利を買うのもありかなと思ったりした。

 まぁ積極的に攻撃するのを私がするのは反則というものだ。

 

 私はあくまで風呂と布団でぐだぐだしながら酒を飲む生活を送りたい。

 

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