あの子が病みました。   作:-4℃

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パステルカラーに色づけて。【Pastel✽Palettes】
ジブン、欲しいものは全力で奪いに行きますよ。【大和麻弥】


 

 

 

 

「あっ!もしもし、今日どうしてもやりたいので事務所でお待ちしているッスよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜も更け人が休息に入り始める時間。

 

 

 

そんな時間でもオフィス街の夜景は綺麗だ、輝きを決して失わない。

 

 

 

 

 

そして夜景の輝きを楽しむ時間に少女を待たせる成人男性もいる

 

 

 

麻弥さん、まだいますか?

 

 

 

「あ、お疲れ様です!」

 

 

 

お疲れ様です。

 

 

 

「待ってたッスよ~!」

 

 

 

こんな時間まで待たせてしまって申し訳ないのですが…その時間は大丈夫ですか?

 

 

 

「こちらこそ夜遅くに申し訳ないッス…これの調整だけはどうしてもやりたくて…フヘヘ」

 

 

 

流石にこの時間だと事務所も静かですね…ちゃんと親御さんに連絡しましたか?

 

 

 

「あー確かに静かッスねぇ…あ、千聖さんと日菜さんは仕事で直帰、彩さんとイブさんは用事でレッスン後に先に帰られました。」

 

 

 

この少女、自分に都合の悪いことは耳に入れようとも認識しないようだ―――――――――

 

 

 

はぁ…話しは変わるのですが千聖さんは事務所に戻られましたか?

 

 

 

「…千聖さんですか?今日は事務所には来てませんよ?」

 

 

 

なら良いんですが…あ、飲み物どうぞ。

 

 

 

「おぉ!これ新発売のやつですね!………千聖さんと何かあったんッスか?」

 

 

 

いえ、事務所に戻ると連絡があったんですが、その後帰ると連絡が来まして

何か事務所に用でもあったのかと…

 

 

 

「なるほどなるほど…千聖さんもお疲れなんですかね…?」

 

 

 

最近はあまり送迎も出来てませんでしたし…っと、時間のことを忘れていました。

作業を進めましょう、どれの調整でしょうか?

 

 

 

「あ、そうでした!えっとですね、この配線とこれを繋いで――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして彼らが帰るのは、僅かにうさぎが落ちる頃だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

❮大和麻弥からの電話です。❯

 

 

 

 

暖かい光が窓から差し込み人を夢から引き戻すこの時間。

 

 

 

貴方の声を1番に耳に通せる時間、誰にも邪魔されない至福の時間。

 

 

 

 

 

「あっ、おはようございますっ!」

 

 

 

「昨日はありがとうございました!○○さんと調整出来たお陰で上手く出来ました!」

 

 

 

本当は謝ろうと思った。でも貴方は謝罪なんて求めてないって、ジブンは分かっているので感謝をします。

 

 

 

「…まだ寝惚けてますね…○○さーん?上から読んでも下から読んで大和麻弥ッスよー?」

 

 

 

貴方が考えてくれて与えてくれたキャッチコピー

 

 

唐突にパスパレに入ることになった私にいつも気を使ってくれて。

 

 

毎日電話を掛けてくれて、家に送ってくれた。

 

 

でもそれはジブンだけじゃ無かった。

 

 

彩さんもイブさんも日菜さんも…金髪も。

 

 

…ダメっすよ、○○さん。

 

 

人たらしも程々にしないと、飼い犬に手を噛まれて閉じ込められちゃうッスよ。

 

 

…だからジブンだけにしておきましょう?

 

 

ジブンは貴方の忠実な犬にもなりますし、貴方の隣にで支えることも出来るッス。

 

 

 

だからジブンを――――――――――――――――――

 

 

 

 

そんな考えに浸ってたジブンを現実に戻すのは貴方の言葉。

 

 

 

 

「…麻弥?」

 

 

 

その声、その一言で幸せ、ジブンの名前。

 

 

ジブンが喋らないのを疑問に思ってくれたですか…?

 

 

…いま貴方の頭の中には、大和麻弥が溢れてるんですよね?

 

 

 

「…はい!貴方のパートナー、大和麻弥ッスよ!」

 

 

 

パートナー、パートナー…いい響きッスね。

 

 

ジブンだけのパートナー、貴方だけのパートナー

 

 

フヘヘ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…彩さん?レッスン室で座ってどうしたんッスか?」

 

 

 

「ダンスの採点をして貰うために待ってる?…○○さんなら今日は来ないッスよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あわわ!イブさん!?レッスン室で竹刀振っちゃダメッス!」

 

 

 

「し、師匠?…○○さんなら今日は来ないですよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え??千聖さん、事務所戻って来たんッスか?」

 

 

 

彼との連絡を聞いて私は事務所に戻ってきた。

 

 

やっぱり居た。演技はまだまだ成長途中かしら?

 

 

 

「麻弥ちゃんもこんな時間まで居るとは思わなかったわ…私が居ると困るのかしら?」

 

 

 

まるで隠せてない。私が邪魔だと、何故帰って来たのかと溢れ出てるわよ。

 

 

 

「ああいえ、今日はてっきり直接帰る思っていたので…」

 

 

 

ええ、貴方が居なければ家に帰って彼と電話していた頃かしら。

 

 

 

「最初は帰るつもりだったんだけど…彼に連絡したら、事務所に戻るって言うから会って帰ろうと思ったのよ。」

 

 

 

少女らの言葉遊びはいいさか過激で―――――――――

 

 

 

「…貴方と機械弄りをするそうじゃない…あんまり彼を振り回しては駄目よ?麻弥ちゃん。」

 

 

 

片や泥沼の世界から足が抜けない″演技″の天才女優

 

 

 

「千聖さんも振り回してるじゃないッスか?…毎日毎日電話して○○さん休日を無駄にして。」

 

 

 

片や泥沼に引きずり込まれ見つけてしまった″執着″の機材オタク

 

 

 

「…随分と彼を気に入ったようね。」

 

 

 

「フヘヘ、あの人とは色々話が合うんッスよ。」

 

 

 

だが本質としては…どちらも彼を求めて止まない、ただの少女達だ―――――――――

 

 

 

「…今日は帰るわ。」

 

 

 

「お疲れ様でした、電気とかは″ジブン達″がやっておくので大丈夫ッスよ。」

 

 

 

言うようになった。最初はペコペコしながら後ろに付いてくるだけだったのに。

 

 

いつの間にか、彼に手を出して誑かしている。

 

 

私は、ドアを開き光が消えた廊下へ足を踏み出しながら言った。

 

 

 

「…機材バカちゃん、彼を捕まえたのは私よ。」

 

 

 

私が見つけて、私を育てて

彼と背中を合わせて進んだのは私。

 

 

 

「金髪さん、ジブン、欲しいものは全力で奪いに行きますよ。」

 

 

 

…後ろから刺そうとしてくるあの鋭利な刃物を…彼に見せてあげたいわね。

 

 

 

 

 

 

 

あの吸い込まれる瞳に映されるのはジブンだけでいいッスよ、フヘヘ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ!もしもし、今日どうしてもやりたいので事務所でお待ちしているッスよ!」

 

 

 

 

 

 

彼女も演技は下手ではない。ただ舞台が役が崩れたときは、どうなるかは誰にも分からない。






以前のリメイクです。と、言っても大部分は変わりませんが。


麻弥ちゃは、推しなのでまた書けたらなぁと。


りえさん ○Eさん 神威結月さん むら24さん とまと博さん


評価ありがとうございます。


では、また。
感想、キャラ・シチュエーション希望、よろしくお願いします。

章分けした方が読みやすいですか?

  • 章分け出来るものはした方が良い。
  • 章分けしない方が良い。
  • 別にどっちでもいい。
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