あの子が病みました。   作:-4℃

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前回の麻弥ちゃんと、少し話が繋がっています。


貴方が道を壊したのよ。【白鷺千聖】

「これは、昨日手伝って貰ったお礼ッス!」

 

 

「ここの音なんですが…やっぱりそっちの方がいいッスかね?」

 

 

「この音……ジブン1人じゃ絶対作れませんでした!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界を暗闇が包み、人を少し大胆にする時間。

 

 

既に金色の輝きは消えていて、道を指し示す光を求め続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「麻弥ちゃんと一緒にいて楽しい?」

 

 

 

 

ええ、貴方といるよりは楽しいですよ?

 

 

馬乗りになり首を圧迫してくる人間と比べるのは失礼だと思う。

 

 

決して声に乗せて言えたことではないが…心の中でくらい言わせて欲しい。

 

 

 

 

「あんな機材オタクといて楽しいのね?」

 

 

 

 

ええ、貴方と違って話が通じますので?

 

 

彼女なら、絞められた首から声を出し助けを乞う必要も無いだろう。

 

 

まあ、麻弥さんまで遠くを見始めたら、私は求人を探さないとですね。

 

 

 

 

「私との時間を減らしてまで一緒にいたいのかしら?」

 

 

 

 

減らせるもんなら、是非減らしたい時間です。

 

 

留まることを知らずに、その手に力を入れ続ける貴方との時間を。

 

 

 

 

「私を貴方の1番にするって言ってたじゃない。」

 

 

 

 

1番だから…こんなことしてるんでしょう?

 

 

貴方の自己満足に付き合ってあげてるんですから、感謝して欲しいです。

 

 

 

 

「それは嘘だったのね?」

 

 

 

 

そんな私の綺麗事を信じるほど…貴方は弱かったですか?

 

 

善悪入り乱れ蹴落としあう世界で、嘘をつかない人間はいないですよ。

 

 

 

 

「…一緒に歩いて行こうって言ったじゃない」

 

 

 

 

貴方が、私のついていけない所まで行ったんじゃないですか?

 

 

いつまで私は歩けば良いのでしょう…独立独歩という言葉をご存知でない?

 

 

 

 

「…いつも見ていてくれるんでしょう?」

 

 

 

 

昔は目が離せないほど輝いてましたよ。

 

 

でも今は、私が見てられないほど黒い…貴方の腹の色が漏れたんですかね?

 

 

というか貴方がいま、私の青ざめた顔を見るべきでは?

 

 

 

 

「見ていてよ………貴方の目で私を見なさい!」

 

 

 

 

なら見せて下さいよ、白鷺千聖を。

 

 

 

 

「もういいじゃないこんな世界…一緒に壊れましょう?」

 

 

 

 

 

 

もう、離して下さいよ…千聖さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男の世界が覚める時間はまだまだ先で、全てを受け入れられずに夢へ逃げてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞼の裏にはいま何が映ってるのかしら?

 

 

 

 

日菜ちゃんとの休日?

 

 

るんだが何だか知らないけど、あの天才肌はこの世界で反感を買うでしょうね。

 

 

貴方も…私との休日を蹴ってまであの子に付き合うのは戴けないわよ。

 

 

 

 

麻弥ちゃんとの機械弄り?

 

 

貴方が私の為に、ベースと機械の調整をしている時の後ろ姿…好きよ。

 

 

でも横の女はいらない。昔みたいに貴方1人でやって欲しい…というのは我が儘かしら。

 

 

 

 

イブちゃんとのブシドー勉強?

 

 

貴方の語学が堪能だったことが恨めしい…でもその知識が無ければ、いまの私も居ないわね。

 

 

あの子も麻弥ちゃんと同じで貴方を惹き付けようとする。武士道も騎士道も無いやり方で。

 

 

 

 

彩ちゃんとの…あの子は良いわ。

 

 

貴方に近いのは許せないけど、奪うほどの想いはない。

 

 

 

 

それとも私が知らない誰かしら?

 

 

 

…私が見えない所には行かないでよ。

 

 

 

見えないというのは余計な想像を働かせてしまうのよ?

 

 

 

 

 

 

 

…あの子もその子も貴方が見るべきものではないの。

 

 

 

 

全部、全部、全部…貴方の目に入れて良いモノではないの。

 

 

 

貴方の吸い込まれるような瞳は人を捕まえるのよ。

 

 

 

ピンクドジ、天才人外、機械バカ、武士道女を捕まえてしまった。

 

 

 

…そして私を捕らえて離してくれない。

 

 

 

 

「いつまでも笑顔を張り付け無くて良いですよ?」

 

 

「私の前では素で居て下さい…お手伝い相手にそんな畏まる必要ないでしょう?」

 

 

 

 

貴方が言った言葉よ?

 

 

 

貴方の言葉があるから、私は仮面を付け続けられる。

 

 

 

貴方がいるから、この世界で生き続けられる―――――――――

 

 

 

 

「…寝ている時はやっぱり無防備ね?」

 

 

 

 

 

 

貴方が道を壊したのよ。

 

 

 

 

 

そして貴方が道を作ってしまったの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「…千聖ちゃんしつこいねー?」

 

 

 

ほら、泣いちゃってるじゃん。

 

 

 

「大丈夫だよ、あたしがいるよ?」

 

 

 

その泣き顔…るんっ!って来るね…もうあたしにしか見せちゃダメだよ?

 

 

 

「…全部忘れちゃおうね。」

 

 

 

あたしだけが味方だからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

与えられることを忘れ、求め、壊れ。

 

 

奪われることを恐れ、愛し、壊す。

 

 

そんな脆い想いを抱え、歩き続ける少女たちの道の行き止まりは、そう遠くない。

 

 

 

 

 




以前のリメイクです。千聖さんは、難しい。


話の繋がりで、他のパスパレメンバーも書けたらなと。


夜仙さん かじんさん 鰯だよさん 謎の旅人*Zさん ポン吉さん ケチャップの伝道師さん


評価ありがとうございます。


近日投稿。
大丈夫よ。お姉ちゃんに任せていれば。【湊友希那】


では、また。
感想、キャラ・シチュエーション希望、よろしくお願いします。

章分けした方が読みやすいですか?

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  • 章分けしない方が良い。
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