優しい目で見守りください
「なんだ……ここは……」
辺りを見渡すと特に何もない空間に立つ…
「ようこそ死後の世界へ、ベジータさん」
声のする方に体の向きをかえる。そこには天使の様な姿の女が椅子に座り構えていた。
「ここがあの世か…、」
「残念ですが……はい……」
「そうか……」
改めて、自分が死んだのを確認するベジータ。
「で?俺はどうなるんだ?」
相手の天使に確認をするベジータ。死ぬ前に、ピッコロには地獄行きと聞いていたが……
「貴方には少しお願いがあります。」
「何だ?」
「貴方が居たところとは別の世界ですが魔王に攻められている世界があります。」
「ほう……」
「そこで貴方に魔王を倒して欲しいのです」
少し思ったより状況が違うことを認識するベジータ。だが……
「興味がないな」
天使のお願いを一蹴する……しかし、予測の範囲内だったか更に天使は口を開く
「無事に魔王を倒した際にはどんな願いでも1つ叶えてさしあげましょう」
その、言葉にベジータが反応する。
「……どんな願いでもか?」
「はい」
そして、ベジータの頭に過ぎるのは……
「カカロットと決着をつけるとかでもか!?」
「もちろんです。貴方達の世界の神龍の様に私達の力を越える願いはできませんが、そのくらいの願いでしたら叶えてさしあげますよ。」
「ほう……」
ベジータがうすらと笑う。
「まあ、いいだろう。」
天使の提案を合意すると、何やら天使が本の様なものをとりだす。
「しかし、変わったやつだな……悪人であるこの俺に転生させるとは……」
ベジータが鼻で笑いながら話す
「ええ、貴方は過去に罪のない人を沢山殺しました。ですが、最後、貴方は自分以外の人達の為に己の命を捨てて戦いました。本来ならばそのまま地獄にそのまま送っていましたが、私の判断でこの様にしています。」
「そうか……」
そして、相手の天使が取り出した本を開きながら……
「そして、異世界転生にあたって1つ注意事項がありまして、転生先のパワーバランスが崩れてしまうので貴方の力の殆どを封印させていただきます。その代わりですが、転生の際に特典が1つ選べます。この本から1つ……」
「別にいらん……サイヤ人に余計なものは必要ない。」
「そう言うと思いましたよ。ベジータさん」
相手の天使が微笑む……そして、ベジータの足元に魔法陣のようなものが広がる。
「では、時間のようです……勇者よ、魔王を倒す旅に出かけるのです」
じわじわとベジータの体が消えていく……転生が始まったようだ。
「待っていろよ……カカロット!!」
永きライバルに決着をつける為に、サイヤ人の王子ベジータの冒険が始まる
ドラゴンボールの時系列的にはベジータが魔人ブウ相手にファイナルエクスプロージョンを食らわして命を落とした後、このすばの時系列的にはカズマが転生した後です。
ドラゴンボール超、GTの設定はなしで、いきます