パイロット版と言う名の読み切り短編集   作:ダグライダー

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 第一段、ラピスリライツ×仮面ライダー聖刃という、割りと直近の作品同士のクロスオーバー。
 何だか相性が良さそうだったのでついやっちゃいました。


MaskedRe:Lights ~この世界では本の力を持つ仮面の騎士がいる~ (パイロット版)

 これは嘗て起きた物語、そしてこれから起こる物語。

 

 ──古の時代、魔獣の脅威に曝される人々を後に【暁の魔女】と呼ばれる女性が手を差し伸べ人々に平穏をもたらした。

 そして彼女を守る仮面の騎士と共に幾重もの戦いを超え、この世界の人類は発展していった。

 【暁の魔女】フローラが従えていた騎士達は不思議な力宿した本の力を振るい、聖剣と呼ばれる剣を以て魔獣を討伐した。

 こうしてこの世界は魔獣を退け、人類はフローラと仮面の騎士達を崇め奉った。

 

 しかしこの世界で生まれたフローラと違い、仮面の騎士には謎が多い。

 

 曰く、彼等は普通の人類(ホモサピエンス)では無い。

 曰く、彼等に力を与える本同様、彼等もまた異なる世界の来訪者である。

 曰く、彼等は皆異なる時代からやって来た。

 曰く、彼等の力は本来魔獣以外の存在と戦う為の物である。

 

 等々、騎士達は多くを語らなかった為、真偽は定かではない。

 そうして、彼等は各々がその世界の国に帰属した。

 ウェールズ、マルルセイユ、ドルトガルド、ヤマト、フィレンツァ、リュウト等々。

 

 やがて時が大きく巡り、仮面の騎士達はその国で子を成し、聖剣と本は次代の者達に託され各々が其々の国で再び人類の生活圏を脅かす魔獣を撃退する為に、魔女達やこの世界の騎士達と共に戦った。

 果たして、幾度と無くそういった戦いが繰り広げられてきた。

 ある時、一人の騎士が邪悪な意思に唆されたのか或いは二心を始めから抱いていたのか、国を、仲間を裏切り、世界へ反旗を翻した。

 裏切りの騎士を止める為、同じ力を持つ仮面の騎士達は彼と戦った。

 その戦いの最中、多くの命が喪われ、また仮面の騎士達の中にも犠牲が出た。

 結局、裏切りの騎士を討つことは叶わず、彼は姿を眩ませ、残った仮面の騎士達も傷付き、幾つかの聖剣や力持つ本が失われた。

 

 そしてそんな内乱…もとい大戦が伝説と成り果て幾百年が経った後、世界は再び魔獣の脅威が現れる様になった。

 しかし暁の魔女が発足させた魔女達の学園、フローラ女学院から輩出された五人組の魔女による歌の力【オルケストラ】により魔獣の侵攻を押し留め、撃退に成功する。

 その魔女達のユニットとしての名は【Ray】

 後に伝説のユニットとなる者達、彼女達の類い希なる活躍により再び現れた魔獣達は討ち果たされる。

 その後も彼女達は精力的に活動し、世界を股に掛け、魔獣の脅威に苦しむ人々を救っていった。

 【Ray】が華々しく活躍すると共に仮面の騎士の存在はより一層皆の記憶から薄れていき、最早、本の中でお伽噺として語られるだけの存在となった。

 

 そして新たなる伝説を築いた【Ray】…彼女達が解散し、各々の人生を歩みだし再び世代が移り行く頃、それは現れたのだ。

 

 突如として切り取られる世界。本の様に捲られる謎の現象。

 従来の魔獣とは違う謎の怪物。堰を切った様に世界各国で発見される来訪者達。

 

 そして甦る伝説の聖剣。

 

 【暁の魔女】が魔獣を鎮めた地で、古より伝わる嘗ての伝説が今、再誕する!

 

 

『"ブレイブドラゴン!!"』

 

 『──かつて、全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた──』 

 

 「エピローグの時間だ。この物語の結末は俺が決めてやるよ!」

 

 

 

変身!

 

         烈火抜刀

 

 Wo~Wo~Wo~Wo~♪ブレェイブドラッゴォォォン!!

 

 

『烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!』

 

  

俺はセイバー……仮面ライダー聖刃だ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「なんてお話はどうでしょうか!?」

 

 「りっちゃ~ん、話長~い」

 

 「そもそも仮面ライダーとは何だ?」

 

 「それは……何でしょう?なんとなく頭に浮かんだ言葉を書き記したので……」

 

 「と言うかリネット、一応仮面の騎士の伝説は今もみんな知ってるわよ?流石に失礼じゃない?」

 

 「でもでも、ロゼちゃん!この話を聞くまであたし普通に忘れてたよ?」

 

 「それはお前だけだバカウサ」

 

 「なんだとー!?!」

 

 「ねぇリネット、聖剣ってもしかして、学院に飾られてるアレの事?」

 

 「そうです!ティアラさんはもうご覧になったんですか?!」

 

 「う、うん。入学の時、理事長室に1つだけ不釣り合いな剣が飾られてたから気になってて……」

 

 「はっ!まさか理事長が伝説の騎士…!?」

 

 「んなわけあるか!」

 

 「そもそも仮面の騎士になれるのは来訪者の血を引く男性と聞いているけど……」

 

 「残っている文献によればそうらしいですね」

 

 「そーなんだぁ、残念だったねアシュレイ」

 

 「余計なお世話だ!!」

 

 「あはは…でも、そのお話が本当なら、もしかして先生なら変身出来るのかな?」

 

 「あー、来訪者だし。最初に現れた仮面の騎士の1人と同じ名前なんだっけ?」

 

 「でも先生の世界には便利な道具はあっても魔力やそれに準ずる物は無いと言う話よ。それに向こうじゃ先生の名前は別段珍しい方では無いそうだし」

 

 「なぁんだ、じゃあ違うか」

 

 「それに騎士に力を与えると言う本、それが無ければ仮面の騎士には変身出来ないのだろう?」

 

 「そうなんです!その本がどういった物なのか?!どういう事が書いてあるのか!私、すっごく気になります!」

 

 「リネット…落ち着いて」

 

 「はっ?!すいみません…」

 

 「……仮面の騎士…かぁ、もしかしてあの時見たのがそうなのかな………」

 

 「ティア?」

 

 「あ…ううん。何でもない」

 

 「なになに!?何の話?」

 

 「ラヴィ!お前はもう少し落ち着け!」

 

 「それよりも。みんな、今度のオルケストラの為の準備は出来てる?」

 

 「うへぇ、忘れてたぁ~」

 

 「ううっ…やっぱりやるんですね……」

 

 「あの衣装を着るのか……」

 

 「まぁまぁ、みんな一緒だし大丈夫だよ!それに先生も見たいって言ってくれたじゃない」

 

 「ティアの言う通り。私達は私達に出来る事をやるだけよ」

 

 「うん!」 「ああ!」 「はい!」

 

 

 「みんな、()()()()()の為にも頑張ろうね!!」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆さ~んボンヌ・レクチュ~~~~ル!

 ボクはタッセル、如何でした?

 皆さんが知る世界とは違う、もう1つの世界で繰り広げられる剣士達の戦い……え?これだけじゃ何も分からないって?

 ンフフフッ、これより先は皆さん次第。

 この世界の仮面ライダー聖刃が語られるか否かは皆さんの願い次第。

 それでは縁が合ったら会えるかも?

 さてさてどうなるかな~?

 

 

 

 

 

 

 ──とある本の記述──

 

 私は後世にこの物語を書き記します。

 

 それが私たちを導いてくれた先生の為に出来る私だけのことだから…。

 

 

──■■■■著──
 

 

 

 

 

 

 

 

 これは可能性から生まれた異なる世界での戦い。

 来訪者の存在によって発展がもたらされる魔法の世界、歌う事により魔力を発する魔女が存在する地で起こる来訪者と魔女達の物語。

 若者達の信念、願い、勇気、愛情が紡ぐヒストリー。

 

 剣と魔法の世界で剣士と魔女が交錯する。

 

 

 ラピスリライツ×仮面ライダー聖刃

 

  MaskedRe:Lights




 補足として学院にある聖剣は水勢剣流水、ヤマトは風双剣翠風、リュウトは土豪剣激土となります。
 雷鳴剣黄雷は……皆さまのご想像にお任せしましょう。

 最後に出てきた作中での魔女と仮面ライダー達の物語を本に綴った著者ですが、作中の魔女達の誰かです。
 ってこれは答え言ってるような物ですね。
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