花騎士短編オムニバス   作:桃色レンコン

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ハナモモって通常第一寝室を見ると、団長の膝の上に乗った状態で頭頂が団長の肩~口元くらいの高さなんですよね。小さい。
でも小さいですが、しっかりと腰がくびれてて『女性』の腰つきをしているんですよね。
何が言いたいかというとハナモモは合法でありハナモモお◯すと叫んでもセーフだということです。
ハナモモ◯かす!


膝の上の小さなぬくもり

「団長さま、起きておられますか?」

 

仕事もとうに終わり、自室で寛ぎ後は寝るだけとなった時間帯。

窓から見える花騎士達の寄宿舎からも次々と灯りが消え夜が深まっていくなか、ノックと共に幼い少女の声が聞こえてきた。

 

「団長さまー!あなたのハナモモが参りましたわー!」

 

扉を開けると、声の主であるハナモモが元気よくこちらの胸に飛び込み部屋に入ってきた。

ハナモモの服装は、任務でいつも着ているハナモモに似合った可愛らしいものとは異なり、ベッドから飛び出してきたかのようなパジャマ姿だ。

同室のビオラとお揃いで買ったというその寝間着はハナモモの可愛らしさを存分に引き出しており、思わずこちらも微笑んでしまう。

 

「えへへぇ…団長さまぁ…♪」

 

そしてその顔はこれから始める()()()()()()()()への期待で満面の笑みを浮かべ、彼女の喜びをこれでもかと伝えてきていた。

こちらもそれに応えて微笑み、彼女を共に寝室へと入っていった。

 

 

 

「そこでホップさんがクレソンさんにおっしゃったんですの!『そうだ!流しそうめんで水とそうめんの代わりにお酒とアルコールを流そう!』って!」

 

目の前のハナモモは嬉しそうに今日あった出来事をこちらに語りかけてくる。

夜に大の男の部屋を訪れ、寝室で二人がいつもしていること……それは、ハナモモとお喋りをしながら髪を梳かしてやることだ。

お喋りといってもそこはやはり女の子。ハナモモの方が喋る量は圧倒的に多く、こちらは櫛を通しながら話を聞き、相づちを打つのがいつもの光景だ。

 

「酔っ払ったプラムさんがずーっと私のことをプルーンちゃんと間違えてたんですのよ!もう!あたしそんな子供じゃないですわ!」

 

と、そこまではまだ端から見てもギリギリセーフ、あるいはツーストライクの崖っぷちといったところだろう。

ちなみに今座っているのはベッドのふち。そしてハナモモが座っているのは、ベッドに座っているこちらの膝の上だ。人によってはもうアウトだろう。

さらに彼女の風呂上がりの髪から漂ってくるシャンプーの香りが鼻孔をくすぐり気を抜けばそのまま抱き締めてしまいそうになる。ツーアウト。

そして膝の上からハナモモの体温と成長し大きくなり始めた尻の重さ、何より女の子特有の柔らかさが伝わってきてしまい、彼女の髪に集中していなければ間違いなく興奮の物的証拠を晒してしまうと確信できる。スリーアウト。

ベイサボールなら試合終了、そして社会的に場外だ。

 

始めの頃は椅子に座ってやっていたはずが、『団長さまのお膝の上はとても安心できますの』と言われ、それ以降こうして膝の上で髪を梳かすようになってしまった。

ちなみにわざわざベッドに座っているのは、ハナモモが幼く小さいとはいえさすがに人ひとりをずっと乗せ続けると疲れて痛くなってくるからである。

やましい意図は一切ない。

 

 

 

もうそろそろ髪を梳かし終える。この可愛らしい発展途上の花騎士との楽しい時間ももうすぐお開きだ。

今日もハナモモの髪は触り心地が良く艶があり、彼女がモモに師事してキチンと手入れしていることがよく分かる。

 

「んふふ。団長さまの手、大きくて優しくて……モモお姉さまとは違った安心感がありますわ。自分でやるのとはやっぱり全然違いますわね」

 

ふと、この綺麗な髪をこうして委ねられ、触ることを許されている現状がどういうことなのか考えてしまう。

 

自分は間違いなくハナモモに信頼されている。でなければこうして女の子の命ともいえる髪に気安く触ることなど許されるはずがないのだから。

こんな時間に男の部屋に一人で来るのだって、その信頼の証だ。

ただ色っぽい思惑よりも、

 

『夜は大人の時間っ!団長さまのお部屋で二人きりでこの時間を楽しむ(※深い意味は無い)のはレディーの嗜みですわっ!』

 

『ふにー!ハナモモちゃんとっても大人ですー!』

 

なんて微笑ましい会話が脳内でイメージされるが。

ハナモモはモモに憧れてかなりおませとはいえ、流石にそこまで“大人”な意味と行為を理解して来ているわけではないだろう。きっと。おそらく。

 

これらのことを総合的に、そして客観的に判断して、自分はハナモモに好かれているのだろう。それも頼れる大人という保護者に対する「Like」の好きではなく、生まれた時から備わっている女としての本能から来る一人の男に対する「Love」の好きという意味で。

それは大人としてとても微笑ましく、その好意を自分に向けてくれているというのはとても嬉しくある。

 

 

 

 

 

 

 

 

…正直に言おう。

ぶっちゃけこのまま押し倒したい!押し倒して溜まりに溜まった欲望を全部この小さな体に注ぎ込み汚し尽くしたい!

 

当然であろう。こんな可愛い娘にここまで明確に好意を示されているのである。これまで何度もこのまま抱き着いてベッドに寝かせたいと思ったか。

この可愛らしい服を剥ぎ取りその下にある未成熟な果実を収穫したいという欲求をどれだけ食いしばって耐えているか。

ハナモモをこの手で啼かせ少女から女に、雌にする夢を何度見て、目を醒ますたびに落胆したことか!

この生殺し状態を現状維持している自分に勲章を贈りたいくらいである。

 

「団長さまぁ~。もう、そんなに見つめられたら恥ずかしいですわぁ~」

 

当のハナモモは膝に座ったまま、こちらの気も知らずに嬉しそうに頬を染めている。

可愛い。贅沢言わないから爛れた関係になりたい。

だがこちらも世間体がある。

先日同僚たちがそれぞれウサギゴケ、ヒナソウとの交際を公表していたが、生憎そこまで吹っ切れる勇気は無い。

とりあえず現状維持が最適解なのだ。その間にハナモモが年相応の男の子に恋して甘酸っぱい初恋としてこちらを忘れたとしても、優しく見送ってやるのが大人というものである。

……やっぱりあと10年遅く生まれたかったなーっ!

 

 

 

そして夜も更け、明日も仕事があるためハナモモを帰す時間となった。

 

「ふぁ~。もうこんな時間ですのね。楽しい時間はあっという間ですわ。もっと団長さまと一緒にいたかったのに…」

 

それは内心こちらも同じだが、このまま居れば理性が消し飛びハナモモのお花をマン開に咲かせてしまうため帰ってもらうしかない。

別れを惜しむハナモモと共に彼女の部屋の前まで送り、明日に備えよう。

 

「あ、そうですわ!団長さま、いつも髪を梳かして下さるお礼をしたいので目を瞑ってくださいませんこと?」

 

膝に乗ったままもぞもぞと器用に体を動かしハナモモはこちらと向かい合うと、何やらそんな提案をしてきた。

何をしてくれるのだろうか?物は持って無さそうなのでキスでもしてくれるとでも?

そんな欲望丸出しの期待をしつつ言われた通り目を瞑っていると、ふわっと子供特有の日向の匂いがしたと同時に頬に柔らかな感触がした。

 

「えへへ…。団長さま。いつもありがとうございます」

 

ハナモモは上目遣いをしながらお礼を言い、顔を赤くしながらようやく膝から降りてくれた。

…これはイケナイ。色々とナニかがバレる前に早く帰さねば。

 

 

 

その後は何事もなく…何事も起こさないようにしてハナモモを彼女の部屋の前まで送り別れの挨拶を告げ、後は戻って寝るだけとなった。

 

「お休みなさい団長さま。…あ、あら?鍵が閉まって…。もしかして、ビオラちゃんもお出かけしてる…?」

 

どうやら扉の鍵が閉まっており入れないようである。この様子ではハナモモは鍵を持っていないのだろうか?

こんな夜更けにビオラがどこに行っているのかはさておき、ハナモモが部屋に入れないのは一大事だ。

 

「だ、団長さまぁ……。あたし、鍵をお部屋に置いたまま来ちゃったんですの。今晩は団長さまのお部屋に泊めてくださいませんかぁ…」

 

ハナモモの懇願に一瞬体が固まったが、涙目で訴えてくるこの少女を無下に出来るだろうか?

…答えは否。こんな時間に他の部屋にハナモモを泊めるように聞いて周る訳にもいかず、かといって彼女を廊下で寝かせるなど論外。

残された選択肢は、首を縦に振る以外に残されていない。

観念してハナモモと手を繋いで来た道を戻り、本日二度目の寝室への来訪を受け入れる。

 

 

 

そしてこの団長就任以来最大の危機を乗り越えるべく、理性を総動員しながらハナモモの待つベッドに入ったのだった。




この団長とポジション変われねぇかなぁ(建前)
このロリコン野郎死なねぇかなぁ(本音)

ビオラがどこに行ったか?最近仲が良い同い年くらいの士官学生の男の子とデート(意味深)しているのではないでしょうか?


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