「ブレイクぅ~♪ブレイクぅ~♪ふーふふふふーふふ~♪
解体ぃ~♪解体ぃ~♪ふーふふふふーふふ~♪」
おっと、初めましてだな。俺の名前はグラント、整備士みたいな事もやってるヤツだ。宜しくな
「あー、何か違ぇんだよなぁ……」
「親方ぁ!何を唸ってんすかぁ!手伝って下さいよぉ~」
あの騒がしいバカは弟子のミリンダだ。ある日突然俺の所に転がり込んできて働かせて欲しいって言ってきやがったヤツだ。
まったく……俺は湯屋で働くスパイダージジイじゃねーんだぞ
「忙しいから無理だな。自分でヤレ!どうせお前が使うんだろ?」
「そりゃそーっすけど……アァーコンチクショー!」
言葉遣いが汚い……あんなんでも一応女なんだから、悪態つきながらパーツ蹴り飛ばすんじゃねー!っても聞かねえから諦めたけどよ……
ちなみにあのアホ、顔はそれなりに整ってる。ただ無表情になられると怖いってーのと胸がねーってーのがマイナスだが……
「親方がウチでいやらしいこと考えてる!おまわりさーん!この人デェース!」
「ちょ⁉おまっ!止めろ!……てか、そんな事考えてねーからな。先ずはそのまな板どーにかしてからこい」
「セクハラだー!セクハラ!そもそもまな板の何が悪いんですか!あんな脂肪の塊ぶら下げて…ブツブツ……ッハ!いいんですよ別に胸何かなくても!ブラストに乗る時に締め付けられて苦しいとか無いですし……グスン」
自分で言った事にダメージ受けてどうすんだよ……まぁ、おいとくが……因みにあのアホはニュード耐性保持者だ。通称ボーダーってヤツだな。自分のブラストも持ってる……てか、造った。
「で、バラしてるっつうこたぁ、欲しがってたパーツがあったんか?確か腕部パーツだよな?」
機体パーツは同じブランド、同じシリーズで組むとセットボーナスというものがつく。
よって大抵のボーダーはセットボーナスが発動するようにどこかしらのシリーズで機体構成するのだが、たまにコイツみたいにセットボーナスなんぞをがん無視した機体構成をするヤツらがいる。
「そーですよぉ!ついに、ついに見つけたんですよコレを!使えそうなコレを見つけるのに本当に苦労しましたよ。」
そう言って頬ずりを始めるアホ……はっきり言って気持ち悪い
おっと、そんなことよりあのパーツだな!あの機体パーツ名はシュライクⅡ型……装甲や反動制御を犠牲にリロードや武器変更能力の早さ、パーツ自体の軽さを得たモノだ。
「で?それでお前の機体は完成なのか?」
「とりあえずはね。でも、日々企業が新しい機体、新しいパーツを生み出すこのご時世において今の最良がこれからもそうであるとは限らない!ってのは親方の口癖でしょ?」
「ちげぇねぇ!」
ははっ!流石は俺の弟子だな、わかってやがる。
だけど、それが全てじゃねぇ!ってーのは後々わかるか……
「それじゃあ、親方!」
「おう!」
「「いざ、クーガーの楽園に!」」
◇
はじめまして、こんにちわ。どうもキサラギ=アスナです!
御存知かもしれませんが、ウチは今話題の転生系主人公をやっております。
……え?御存知ない?そもそも主人公ですらない?……ハハハ、ナニヲイッテイルノデスカーハハハ……orz
take2
はじめまして。キサラギ=アスナでふ。 いひゃい……
take3
はじめまして。キサラギ=ry
というわけで本体(?)は別世界で寝てる!ってわけじゃないんですよ……もう、わけわかんない……っていうのは作者で、私は神(笑)から説明受けたんでだいじょぶなんですけどね。以下ざっくばらん
ISの世界線のウチが寝る
⇩
意識だけが覚醒
⇩
肉体を持ってボーダーブレイクの世界に現る!
ってな感じですね……はい、細部とか超あいまいみーです。作り込まれてません。神(笑)曰く
『細かく作りすぎると、些細なミスで崩れるんじゃよ……』とのことで、作者曰く
『とぅっとぅるー観て勉強するからしばし待て!』とのことでした。
巫山戯てますね。こいつぁしめてやらなあかんぜよ!
と、いうことですが、ここでは私ミリンダと名乗って生きております。
そしてどうやら私のここでの目的は四条重工とTSUMOIインダストリにて活動し、同2社へ貢献しつつ世界を見定めよ!ということらしいです。
つまりは、この2つの会社をメインに活動しつつ自由に過ごせ。とのことだと思うんよ。
よって、当分の目標は地盤をしっかりさせ、親方の所から自立、又は、分裂(?)し、2社での地位を得ることかな。
「親方ァ!今から行くトコの資料投げて下さい。」
「ほらよっ!」
そう言って投げられたPDAの画面にはTSUMOIについての大まかなことが記されており、いたるところにリンクがあった。
社名・TSUMOIインダストリ
社長・|百千万憶一<<つもいはじめ>>
日本に本社を置いており、エイオース建造の際にGRFに機器を供給。大気汚染後は、ニュード採掘用機械 ブラスト・ウォーカー「ミュール」を開発。
汎用型のブラスト・ランナー「クーガーⅠ型」も大ヒットし、現在の市場競争のきっかけを作る。
同時に、PMCのマグメルにも供給された結果として、ニュードをめぐる戦闘が激化し加速した要因も作ってしまった。
後発のブラストメーカーのAE社長・ベンノ社にシェアを奪われがちで、クーガーに変わる新たなブラスト開発が必要とされていた。
引用・ういき
…
……
………おい……これ……
「ウィキへ○ディアじゃねぇーか!」
「うるせぇぞこのアホんだらぁ!」
いやいや、だってこれ……ういきサンじゃねぇですか!この世界にあったんかよ……てか、営業しに行く会社の情報をwikiで調べるとか……
「資料漁んのもいいけど、もう見えてきてんぞ!着く前に機体チェック済ましとけ!」
きたきたきたーーー!遂にTSUMOIに着くんですよ!クーガーの楽園!普通に特化したオールラウンダーの巣窟!ブラスト・ランナーの始祖!あぁ……想像するだけでなにかキワシタワー!
「っじゃなくて!チェックチェック~♪」
システム通常モード……パーツチェック開始……
頭部パーツ・ディスカスプロト…ok
腕部パーツ・シュライクⅡ型…ok
胴部パーツ・エッジα…ok
脚部パーツ・エンフォーサーⅠ型…ok
各部パーツ動作確認……完了
FCS…チェック…ok
各部ニュードモーター動作確認開始……回転数上昇…ok
チェック完了……修正点無し
ーー続いてウェポンチェックを開始しますか?『Yes』・『No』
「ウチは面倒が嫌いなんだ!……よってNO」
ーーウェポンチェックをしないのですか?『Yes』・『No』
「しつこいなぁおい!」
ーーご、ごめんなさい……
……ん?ナニコレェー(^p^)
ナニコレェー
ナニコレェー
…………………
「通行証を……はい、ありがとうございました。」
目に刺さる人工灯の明かり、かすかに香るオイル臭、そして周りの人が着ている宇宙服みたいな防護服……あれは確か、耐ニュード防護服……ん?もしかして……「さっさと起きろ、阿呆!」
「アイアイさー!!」
閉ざされた意識から抜けその場所はTSUMOIだった……
復活です はい
BBのほうが先に発掘できたので上げました