【悲報】刹那の妹に転生したけど双子の片割れが一方通行な件について 作:篠原えれの
リンコ・ファークナーは、人革連の元超兵機関の出身だ。今は独立し、MSの少人数部隊の指揮官を任されている。その頭脳とハッキングの才能を生かして様々な事件を解決して行った結果次々に昇進して今や立派な前線の指揮官だ。
本当は後方勤務をしたいのに、気づいたら率先して事件を解決しているのだから上層部としても無理だと言われリンコはすっかりその件に関して、諦めている。
そんな彼女の階級は少佐だ。部下から「少佐」と慕われ、リンコは紫の髪に赤い瞳、スレンダーな容姿が特徴的だ。そんな彼女には前世の記憶があった。
「(なんでよりにもよってガンダム00の世界に攻殻機動隊の草薙素子として転生してしまうかなぁ俺は?!しかも普通に草薙素子として幼少期に飛行機事故に遭ってるし、ふざけんなよ。全身義体化ルートかと思ったら担当医がとあるシリーズに出てくる
そう、彼女は転生者でありながら幼い頃の飛行機事故が原因で脳と脊髄以外の全てを失うと言われていたが、現場に偶然居合わせた
「(まぁ、俺以外生き残りは居なくて、身内を失った俺は普通に超兵機関に引き取られたんだな。治療費がタダになるからって、リハビリついでにナノマシン投与実験とグリア細胞強化実験に付き合わされた結果、脳量子波が使えるようになったのと、俺にも
セイロン島で100人以上の死亡者が出たことによる人革連の追悼式のニュースを見ながら、リンコは現実逃避していた。目の前の辞令の紙が、とんでもなく嫌な予感を告げていたのである。できれば見なかったことにしたい。
「(誰か同類は居ないのか。ほんとにマジで、俺スミルノフ中佐の部隊には行きたくない)」
現実逃避をしながら、リンコは転生者にしか見えない転生者掲示板を流しながら見る。
【悲報】刹那の妹に転生したけど双子の片割れが一方通行な件について
リンコはピシッとその身体が固まった感じを肌で受け止めた。滅茶苦茶嫌な予感がする。もしかしたら違う世界のガンダム00の掲示板かもしれないし等希望的観測を抱いたりもした。
「(アドレスが俺と同じ世界のIDだな。)」
ガックリ。リンコの希望的観測はあっさり打ち砕かれた。とんでもなく、ため息が止まらない。
恐る恐る、リンコは掲示板を開いた。
1.私は刹那と一方通行が兄の元超兵、CBに入って刹那とは和解したけど兄同士のギスギスがヤバいのでこの泥沼具合をなんとかしたい
ここはガンダム00スレで間違いないです(土下座)
兄同士が和解して尚且つ原作の流れをなるべく守りつつ色んな人を助けたい
2.ニール(転生者)
イッチの協力者だ。
あと、俺は死ぬつもりは無い。
そこん所は宜しく頼む。
ハイ!スレを立ててる連中が自分の世界のソレスタルビーイングで確定!確定しました!なんや?こいつらどんなテンションでスレを立ててるんやと思わずリンコは関西弁になったがすぐに落ちついた。そして冷静にツッコミを入れる。
「(イッチだけじゃなくてロックオンも転生者?はぁ???しかも
頭を抱える。意を決して、ちょうどスレがこの世界の転生者の話になっていたのもあってリンコは書き込んだ。
89.名無しに変わりまして転生者がお送りします
俺は人革連に所属してるだけのただの軍人だぞ。って思ったらスミルノフ中佐の部隊に配属されることになったわ。俺死ぬんじゃね\^o^/
「(どーにでもなーれ、っと)」
すると、部下がリンコに報告しに来た。
「ファークナー少佐、司令がお呼びです。」
「了解した。すぐにそちらに向かう(言わんこっちゃないよもう。)」
掲示板を閉じて、リンコは司令の召集に応じた。
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上条当麻は今日も土御門、青髪ピアスと一緒に公園で話をしていた。
例によって、土御門や青髪ピアスも前世の記憶があり、小萌先生ですら前世の記憶があるので学校ではクロスロードという名前より揃って上条君、カミやん等皆好き勝手にそっちの名前で呼ぶ。
その方が会話しやすいからというのもあるが、上条以外みんな前世と名前が一緒なのである。一人だけみんなと境遇が違うことに全員驚いたことは記憶に新しい。
「カミやんとこのお姉ちゃんすごいんだにゃー。JNNの記者とか流石だぜい」
「あとお兄さんの彼女も滅茶苦茶美人やでな。相変わらず両手に花で羨ましいわカミやん」
「またそれかよ。姉貴は最近ソレスタルビーイングの関連で忙しいんだって。あと兄貴の彼女にはあまり関わってないって言ってるだろー。話すと滅茶苦茶弟扱いしてくるし」
「だから、それが羨ましいと言っているにゃー!場所変われカミやん!」
「ほんまや。けしからん。あ、ボクはそこでジュース買ってくるわ」
「そんなこと言われても知らん。行ってらっしゃい。って、あ。噂をすればどうとやら」
青髪ピアスが自販機に飲み物を買いに行くと、ベンチに刹那が座っているのを上条が見つける。
「どうも」
「当麻・クロスロードか」
土御門は刹那を見て、少し驚く。こんなところでクルジス人に会うなんて珍しいにゃーが、刹那に対する第一印象だ。
上条を見てクロスロードと呼ぶということは、前の世界に存在しなかったという証明そのものであるが、土御門は一目で、刹那のことをある程度理解した。
土御門はこの世界にしか存在しない国や地名は重要なターニングポイントになると考え勉強していた。
「(こいつ、人を殺したことがある目をしているにゃー。しかもそれなりに兵士として訓練を受けているにゃ。)」
この時の土御門はローラやインデックスから、ソレスタルビーイングのガンダムマイスターについて話を聞いていない。そのためそれ以上刹那について考えられなかったが、やはり上条当麻はすでに得体の知れない男と知り合いだった。
「カミやん、知り合いかにゃー?」
「おい土御門、人前ではそのアダ名やめろって言っただろ。俺の家の隣に住んでる人だって。刹那・F・セイエイさん」
「(もろ偽名っぽい名前だにゃー).....俺は土御門元春って言うにゃ。よろしくなのにゃー」
「....さっきまで沙慈・クロスロードがそこに居た」
刹那も土御門を見て何か思うところはあったが、変に喋らない方がいいなと察した。刹那は先程まで会話していた沙慈のことに関して話題を変えた。
「ゲ、兄貴が。」
「何か話でもしたのかにゃ?」
兄がさっきまで居たという話を聞いて上条は驚く。土御門達は青髪ピアスがジュースを買ってくるまで刹那と会話した。