数ヶ月と1日目。後半。
「次は··········ここかぁ」
今日、二回目の仕事の場所は日本という国だ。
さっきのアメリカからは遠いらしい。
だが、死神は別に船も飛行機も使わない。
死神には仕事上必要な物が与えられる。そのなかに、移動用のワープの腕輪があるのだ。
昔は一定の範囲を決めて、その範囲内に死神が一人だったらしい。
移動も人と同じ、歩くだとかだったそうだが、
死神の数の減少が進み、それを危惧した閻魔長が急遽開発させたらしい。
初めから作らせておけばよかったのに。
「あっ、ターゲット発見っ!」
今回のターゲットはヤクザとかいう職業の男の人だ。
なんか怖い雰囲気をしている。
さて、どうやって送るかなぁ。
さっきと同じ?んー、飽きちゃったなぁ。
まぁ、いいや。見ながら考えよう。
「アホんだらぁ!今日は向こうの奴等と撃ち合いになるんじゃ!早く来んかい!」
男が携帯に向かって怒鳴っている。
私は耳を塞ぎながら、閃く。
撃ち合いになるんだったら丁度いいじゃないか。
上手いこと当たりやすい位置に誘導したりして殺そう。
明るい表情などに対して、えらく邪悪な考えだが、
これは死神にとっては当然である。
死神にとってこれは仕事で、一々気にしていたら、キリがないのだ。
しかし、だからとって命を大事にしないわけではなく、
あくまで、仕事だからと割りきっているだけだ。
男が歩き出す。
私はそれについていく。
気づかれはしない。
死神に支給されている道具のなかに、
自分の気配や出す音等を完璧に消す道具があるからだ。
というの私には関係ないが。
私には無意識を操る能力がある。だから、気づかれない。
私がさっき意味がないといったのは、道具があるから変わらないからだ。
~少女追跡中~
もう撃ち合いが始まる寸前だ。
男は男の仲間と敵がいるらしい建物の前にいるし、銃を構えているからだ。
私も、仕事が始まるので、少し気合いを入れている。
「てめぇら!行くぞ!」
『おぉぉおおおおおおおおおぉおぉぉおおお!』
リーダーらしき男の叫び声に、それ以外のやつらが雄叫びをあげる。
そして、それが始まりの合図になったかのように、
向こうが撃ち初め、こちらも撃ち初める。
ターゲットは割りと前の方で、士気をあげるためか、叫びながら撃っている。
どうやって、殺そう。
少し不安になる。
ターゲットは腕がいいらしく、着実に相手に当て、隠れる。
まったく当たる気配がない。
私は、少し考える。
しかし、案がまったく出なく、本格的に焦ってきたところに、
チャンスはやってきた。
私の足元に手榴弾が転がってきたのだ。
私はあっと声をあげてそれを拾い上げ、ターゲットの方に投げる。
数秒後、手榴弾が爆発する。
確認のため、ターゲットを見に行くと、体の一部が吹き飛んで死んでいた。
少しやりすぎたか。
私は反省して、その場を離れる。
怖い人だったけど、悪いことしたかなぁ。
でも、一瞬で死なせてあげたんだし····まっいっか。
私が帰るときに振り替えると、さっきまで撃ち合っていた場所は炎に包まれていた。
男達の悲鳴も聞こえる。
本当は悲しいことなのだろうけど、私は何故か綺麗に見えた。
なんか書きにくいですこの作品。