(一時停止中)プリズマ☆イリヤ 世界を渡ったもう1人の少年 作:クロウβ
初心者が書いたので見ずらいかと思いますがm(*_ _)m
関係ないけどモーション変更された師匠良き。
地獄を見た
残ったのは兄さんと消えかけているセイバー、意識を無くしかけながらどこかに飛ばされようとしている自分。
俺はただ見ている事しか出来なかった、力不足のこの小さな体には何も変えられる力が無かった。
『冬二が幸せで居られる世界に行けますように』
最後に兄が残したのは聖杯への願いだった。
自分の体を治すことでもなくイリヤ姉さんの蘇生でもなく、義弟である俺の幸せを望んだ願い。
『冬二、守りたいものを守れるようにもっと強くなるんだぞ。ご飯もちゃんとしっかり噛んで食べろ。友達もいっぱいつくって・・・・・幸せに・・・・・』
『トウジ。貴方にはこれから先、色々辛いことがあるでしょう。周りに甘えていい、時に下を向いてもいい。ですがどうか自分の決めた事には決して目をそらさないで・・・』
兄とセイバーが残した言葉を胸に意識を手放した。
そしてその日、1人の少年が世界から忽然と消えた。
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夢を見た。
「ねぇ兄さん、兄さんの夢って何?」
「夢か、俺はな正義の味方になりたいんだ」
夢を話していた兄さんの目は憧れと言うより絶対にならなくちゃいけない、と言う堅い意思にも思えた。
そしてそれを俺はかっこいいと思った。
俺にとっては兄さんはヒーローだった、拾ってくれたあの頃から。
だから俺もいつか兄さんみたいになりたいと言った。
「冬二もなれるさ正義の味方に、その為には困ってる人が居たら手を差し出せる様になるんだぞ」
そう言いながら頭を撫でてくれる兄さんは嬉しそうな顔で笑っていた・・・・・・
もう□□□□も□□□も□□□も□□□□□も□□□□も□□□□□□も□□□□□□もいない___________
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「ね・・・・いい・・・・キリ」
「僕も・・・・せい」
「ん・・・・・ん?」
うっすらと聞こえる声に引かれ、重い瞼を開けると知らない人が2人椅子に座ってこちらを見ていた。
「あっ起きたのね! 大丈夫?どこも痛くない?意識ははっきりしてる?」
「アイリ、そんな一度に言われても困るだけだよ」
俺は2人を見てびっくりした。
男の人の方は兄さんが見せてくれた写真の・・・衛宮切嗣って人そのままだった。
そしてもう1人の女性を見るとイリヤ姉さんを大人にした様な感じの人だった。
兄さんは聖杯に俺が幸せで居られる世界に行けますようにと願っていた、という事は無事にたどり着けたのか。
兄さん、藤ねぇ、イリヤ姉さん、桜さん、凛、セイバー・・・・あの世界の皆にもう会えない。
そう思うと涙が止まらなくなる。
「ねっねぇ!?どうしたの?どこか痛いの!? どうしようキリツグ!?」
「アイリ落ち着いて、この子が落ち着くまで待ってあげよう」
「そっそうね・・・・・・大丈夫、安心して。いくらでも泣いていいから」
アイリさんは泣く俺を泣き止むまでずっと抱きしめてくれた。
少し気恥しかったが母親が居たらこんな風何だろうなと思いながら体を預けた。
しばらくして落ち着いた俺は自分の名前が冬二であること、親が居たのか何処で暮らしていたか分からないと説明したら今度はアイリさんが泣き出して、後ろにいたキリツグさんが自分達のところに来ないかと言ってくれた。
元々行く宛てなんて無かったし、優しい人達だと思えたのでその話を受けた。
改めて自己紹介をされた時に切嗣・・・・父さんはやっぱり衛宮かと予想通りだった・・・・そしてアイリさんのフルネームもそんな気はしていた。
「アイリスフィール・フォン・アインツベルンよ、気軽に母さんと呼んでね♪」
イリヤ姉さんに似たアイリさんは笑顔で自己紹介してくれた・・・・その笑顔はやはりイリヤ姉さんを嫌でも思い出させる、遺体は見れなかったけどイリヤ姉さんは・・・・・。
「ん?どうかしたの?」
沈む気持ちを無理矢理戻し、前を向く。
兄さんが願ってくれた事を無駄にしない様に、兄さんの様な正義の味方になる為に。
半ば見切り発車な作品ですがどうでしたか?
とにかく楽しく書いて完走は目指したいと思いますので良ければ感想など頂けたら幸いです。