異世界帰りの少年の大事件 ~TSした元男の娘の非日常~   作:九十九一

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256件目 ギルド設立

 その後、軽くみんなでケーキを食べながら雑談。

 

 師匠とメルは二個目だけど、この世界ならお腹いっぱいにはならないし、そもそもお腹に入らないからね。

 

 女の子だからね。飽きることはないんだと思います。

 

 師匠は、そもそも美味しければ飽きることはない、らしいし。

 それはそれですごいような……?

 

 前に、

 

『イオが作る飯なら、何だって美味い。と言うか、毎日食べたい。この、味噌汁とか』

 

 って言われたことがあります。

 

 ……なんだか、プロポーズみたいで、ちょっと恥ずかしかったけど。

 

 とりあえず、ある程度食べた後、レンがこう切り出す。

 

「そういや、サービス開始から結構時間経って、ギルドもそこそこの数出来てきたしよ、オレたちもそろそろ作らね?」

「いいわね。言われてみれば、この街にはそれなりの数のギルドが設立されてるし」

「と言うか、今っていくつくらいのギルドがあるんだ?」

「んーと……少なくとも200くらい?」

「あ、結構作られてるんだね」

 

 まあ、サービス開始から3ヶ月以上経ってることを考えたら、それくらいはできても不思議じゃないよね。

 プレイヤーの数だけギルドがあるってわけじゃないし。

 

「ねーさま、ギルド、ってなんじゃ?」

 

 くいくいとボクの服の袖を引っ張りながら、メルがギルドについて尋ねてくる。

 

「ギルドって言うのは……うーん、なんて言えばいいんだろう? ヤオイ、なんて言えばいいかな」

「そうだねぇ。まあ、簡単に言うと、仲のいい人で集まって作る集団かな? その後も、初心者とか、知り合いとかを誘ってどんどん大きくなるまあ……傭兵団とか国に近いかも?」

「ほ~、そんなものがあるんじゃなぁ」

「そんなものがあるのか。面白いな」

 

 メルはなんとなく理解してくれて、師匠は面白そうだと言う。

 師匠が興味を持つなんて、ちょっと珍しい。

 

「それで? そのギルドってのを作るのか?」

「はい。このゲームが始まったばかりの頃に、少しギルドができてきたら作ろう、って決めてたものですから」

「なるほどな。つまり、今はそのギルドを作る相談ってわけだな?」

「そうだよ!」

「ということは、そのギルドには当然リーダーがいるわけだ。まあ、お前たちのことだ。どうせ、ユキがリーダーになってるんだろう?」

「「「「その通りです」」」」

「……ボクは、未果とかがいいと思ったんですけどね」

 

 なぜか、多数決で決まっちゃったし。

 まあ、こっちの世界に関しては、ある程度の知識はあるからね。

 それに、あの中じゃ一番強かったのボクだし……。

 

 今は、まあ……師匠が参加しだしたから何とも言えない。

 

「まあ、妥当だろ。ユキは責任感はあるし、面倒見がいい……というか、よすぎるからな」

「そ、そうですか?」

「ああ。だが……このギルドってのは、入団したければ、申請すればいいんだよな?」

「そうですね。まあ、最終的に決めるのはギルドマスターだから、ユキの一存でどうとでもなりますが」

 

 師匠の疑問に、ショウが答える。

 あ、ボクがギルドマスターで決まりなんだね。

 

「なるほどな……。そうなると、入団希望者が押し寄せてくることになる、と」

「そこが心配なんですよ、ミオさん。ユキってば、自分の容姿に関しては本当に無自覚なので。おかげで、お店をやってる間、異常なまでにフレンド登録をお願いされたり、ギルドに入らないかって打診を受けたり、むしろ入れてくれ! って言われる始末で」

「で、でも、あれはボクがイベントで優勝しちゃったからだと思うし……」

「……ユキの場合、仮に入賞してなくても、同じことになった気がするけどな」

「だね。ユキ君の人気すごいもん」

「え、に、人気?」

「ええ、ユキ、ネット上のこのゲームのコミュで結構話題になってるわよ? あと、攻略サイトにもここの情報が載ってるし。なんでも『ゲーム内で一番のおすすめ店』とかなんとか」

「そ、そんな大げさな……」

 

 さすがに、一番は言いすぎじゃない……?

 ボク、別に料理人じゃないし、腕前は普通だよ?

 

「この通り、ユキは謙遜します。と言うか、自覚してないですので、私たちがある程度しっかりしないといけないわけです」

「……なるほど。理解した」

「うむ! ねーさまを見てるのじゃ!」

 

 あ、あれ? ボク、そんなに心配されるようなことある……?

 う、うーん?

 

「とまあ、そんなわけなので、早速ギルド設立に必要なことを話し合いましょうか。ヤオイ、この街って、まだギルドホームになる場所って残ってるのかしら?」

「ちょっと待ってね~。んー……あ、うん。一応残ってるよ。ただ、結構高いねぇ」

「いくらくらいなんだ?」

「初期から一応買えるのが増えてね。それによって、大規模ギルド用のようなものがあるんだけど……今は、ほとんどそこしかないかな。値段は、5000万テリル」

「「「高ッ!?」」」

 

 ヤオイが提示した金額に、ミサ、ショウ、レンの三人が揃って叫んだ。

 ボク、師匠、メルは特に反応なし。

 いや、ボクでも高いとは思ってるけど。

 

「他はないの?」

「うーん、残念ながら、小規模、中規模用のギルドホームはほとんどないねぇ。あっても、この街以外の場所かな」

「そっかぁ。さすがに、そこまでの貯金はねぇしなぁ……」

「そうね。私も、そこまでないわ。色々と使っちゃって、200万ほどしかないわね、私は」

「俺も、ミサと同じ程度」

「オレなんて、50万しかないぜ……」

「わたしは72万」

 

 まあ、普通ならそれくらいなんだろうなぁ。

 

 一応、みんなに結構な額のバイト代を出してはいるけど、ボクとは違って装備とかアイテムにお金がかかるからね……。

 

 ボクとか師匠は、まあ、元々の装備があるし。

 

 ……もしかして、メルも魔王城に行けばあるんじゃないかな。

 

 でも、そっか。結構高いとなると……ギルドマスターになるわけだし……うん。

 

「えっと、ボクが出してもいいよ?」

 

 ボクが払うことを提案してみる。

 

「え、でも、5000万よ? さすがに、ユキと言えど……」

「あー、えっと、ちょっとこれ見てほしいんだけど……」

 

 ボクは、自分のステータスにある項目を見せる。

 そこに表示されてる金額……1億。

 

「「「「ぶはっ!?」」」」

 

 この金額を見た瞬間、みんなが一斉に噴き出した。

 まあ、うん……だよね。

 久しぶりにログインして、目がおかしくなったのかな? と思ったら、正しかったです。

 これはどういうこと……?

 と思って、ステータスを見たら、こんなものが。

 

【魔族を統べし女王】

 

 絶対原因これ。

 

 ……どうやら、最近の向こうでの経験が反映されちゃってるみたいでした。

 AI、すごいなぁ……。

 

 で、これの効果、ね。

 

【魔族を統べし女王】……魔族の国を統べる女王に贈られる称号。効果:魔族の国が所有す金銭の内、30%を所有する。魔族の国にて、すべてのアイテム、食事代、宿泊代がタダになり、国の運営が可能になる。魔王城の代理所有権を得る

 

 っていう、ちょっとおかしなもの。

 

 多分だけど、メルが持つ称号【魔王】これと似た効果を持ってるような気がする。

 まあ、もう一つ新しい称号があったんだけど……

 

【魔族たちの女神】

 

 これ。

 

 いや、うん。

 

 ボク、魔族の人たちから女神って思われちゃってるらしいです……。

 

 こっちの称号も色々とおかしいけどね……。

 

 どうやら、向こうでボクが何らかの行動を起こして、何らかの結果を出すと、こっちに反映されちゃうみたいです。

 

 ……ある意味、チートだと思います。卑怯だよね、これ。

 

 まあ、ともかくみんなに前者の方の称号を説明。

 

「「「「うわぁ……」」」」

 

 ドン引きされました。

 だ、だよねぇ……。

 

「と、ともかく、これでお金の問題はなくなったけど、どうする? ボクは払ってもいいよ?」

「……私たち、ユキに色々としてもらってばかりだし……さすがに、これ以上はちょっとあれよね」

「そうだな。さすがに、俺たちのたまり場としてここを使わせてもらってる上に、装備ももらってるしな……」

「だよなー。さすがに、これ以上世話になるはなぁ」

「わたしもさすがに」

「別にボクは気にしないけど……」

 

 みんなのために何かできるのって普通に嬉しいし……。

 

「「「「さすがに気にする!」」」」

「そ、そですか……」

 

 別にいいと思うんだけど……。

 で、でも、みんなにもいろいろあるわけだよね。

 

「それなら、とりあえず、ユキが金を払っといて、少しずつ返せばいいんじゃないのか? 一人頭、1000万ってところだろ。さすがに、メルは可哀そうだしな」

「なるほど、たしかにありね……。さすがミオさん」

「これくらいどうってことない」

「それじゃあ、俺たちはそうするか」

「賛成!」

「オレもだ!」

 

 結果、割り勘ということになりました。

 とりあえず、ボクが一括で払っておいて、後でみんなから少しずつ返してもらうことに。

 無利子、催促なしで、好きな時に、って感じです。

 

「あれ? 師匠は払わないんですか?」

「ん? あたしは別に、ユキに買ってもらうことに対して、申し訳なさなんてないからな。弟子の物はあたしもの」

「……ジャイアニズム」

 

 師匠はいつも通りでした。

 

 

 というわけで、購入予定のギルドホームに来ました。

 

 場所は西区。

 

 王都では、貴族の人たちが多く住んでいた区画で、小さめの屋敷から、豪邸と言えるような屋敷までさまざま。

 

 そんな場所に、ボクたちが買おうとしているものがありました。

 

 そして、

 

「え、ここ……?」

 

 ボクは思わずそう呟いていました。

 

 そこにあったのは、何と言うか……まさに豪邸と言っても過言じゃない屋敷。

 

 相当広いよね、これ。

 

 立派な門に、しっかり舗装された石畳の道。

 中心には噴水がある。

 石畳じゃないところは、芝生があって、木々や花々が植えられている。

 肝心の建物は、真っ白で汚れ一つない綺麗な建物。

 大体、三階建てくらいかな?

 別館らしき場所も見えるし、作業小屋に似た場所もある。

 

 はっきり言って、七人だけのギルドでこれは豪華すぎるような気が……。

 

「でも、今残ってるギルドホームなかで一番高い上に、一番いいのって、5000万のこのギルドホームなんだよ?」

「そ、そうなの?」

「うん。だって、後は、ユキ君が無理そうな場所だよ? 他に残ってる建物のほとんどが、曰くつきの物件だよ? たしか、幽霊とか出る――」

「ここにしよう! それ以外ないです! ちゃっちゃと購入しちゃうね! はい、購入したよ! 入ろう!」

(((((よっぽど幽霊が怖いんだな……)))))

 

 ボクはよどみなく、高速で手を動かし、ギルドホームを購入し、中に入っていきました。

 

 

「おぉー、すごいのじゃ、すごいのじゃ! 広いのじゃー!」

 

 中に入ると、メルが大はしゃぎで走り回る。

 メルって、魔王だからお城住まいだったと思うんだけど。

 それとこれとは違うんだろうね。うん。

 

「ここがギルドホームになるのか」

「とりあえず、各々自由に見て回りましょ。登録はその後でいいわよね」

「「「「「「賛成!」」」」」」

 

 未果の提案に、この場にいるみんなが賛成した。

 

 

 色々と中を見回った結果、この屋敷には、二十部屋の寝室に、書斎が二ヶ所、男女別の大浴場が一ヶ所ずつ、調理場、応接室、食堂、長方形の机と椅子が置かれた会議室のような場所や、儀式用の部屋らしき場所もあって、さらには、パーティー会場のような、広めの場所もあった。外には、お茶会などができそうな庭園がありました。ご丁寧にテーブルと椅子もセットで。花のアーチなんて初めて見ました。

 

 それから外にあった作業小屋のような建物は、なんと調合部屋でした。

 これには、ヤオイが大喜び。

 

 調合士だからね。

 

 それに、どうやらギルドホームは、生産職の人がそこで販売などができるそう。

 

 便利だね。

 

 ただ、個人経営と言うわけじゃないので、売り上げのうち三割がギルドに還元されちゃうみたいだけどね。

 

 あと、訓練場のような場所もあった。

 

 一通り見終えたボクたちは、一度会議室のような部屋に集まる。

 

「このギルドホームすげぇな」

「だね! わたし、調合部屋があったからすごく嬉しいよ!」

「5000万するだけあって、本当に豪華だったわ」

「そうだな。まさか、大浴場もあるとは思わなかったが」

「うむ! 儂も、ここは好きじゃ! ブランコとやらや滑り台もあったしな!」

 

 あ、そう言えばあったね。

 三階から滑り台で降りれる場所とか、庭園の付近にブランコがあったりとか。

 

「あたしも気に入ったぞ。風呂があるのはいいな。あと、酒らしき飲み物が保管された場所もあった」

「え、そんなところが?」

「ああ。なんだ? お前たち気付かなかったのか? 地下に降りる階段があって、その先に酒が保管されてる場所があったんだが」

「地下?」

 

 たしかに、地下に行けそうな階段はあったけど、なぜか入れなかったんだよね、あそこ。

 そう思っていると、みんなもそうだったらしく、ちょっと不思議そうな顔。

 師匠だけは入れる理由……。

 

「もしかして、年齢制限があった、とか?」

「なるほど。あり得るわね。おそらく、本当に酔えるような設定がされてるから、未成年が飲酒できないようにしてるんでしょう」

「このゲームの運営のトップが学園長って言うことを考えると、そうだろうな」

 

 やっぱり、そうなるよね。

 未果の言うように、お酒と同じ効果を持ってるんだろうね、そのお酒らしきものは。

 そうなると、飲めないように年齢制限をしている理由もうなずけるよ。

 

「とりあえず、話はここまでにして、ギルドを早速結成しちゃおうよ!」

「そうだね。一応これ、購入者が色々と決めるみたいだね。えっと、あ、この部屋で入団とかができるみたいだよ? テーブルを二回ほどタッチすると、スクリーンが出るみたい」

 

 そう言うと、みんながテーブルを二回タッチ。

 すると、スクリーンが現れる。

 

「あら? これ、まだ不可になってるわよ?」

「え、ほんと? ちょっと待ってね……」

 

 未果が言ったことは、どうやら他のみんなもそうだったらしい。

 とりあえず、ボクも一応同じようにすると……

 

【ギルドマスターをプレイヤー:ユキで登録します。Y/N】

 

 という文章が現れました。

 

 ……なぜか、ギルドマスター以外の選択肢がないんですけど。

 

 もしかしてこれ、購入した人がギルドマスターに、って感じなのかも。

 

 ……まあ、ボクがギルドマスターになることで決まっていたわけだしね。

 

 Yをタッチ。

 

【登録、完了しました! それでは、これより入団申請を開放します】

「えっと、とりあえず、もう一度やってみて? 多分申請できると思うから」

 

 そう言うと、みんな再びさっきと同じことをする。

 少しして、ピロリン♪ という通知音が何度か聞こえてきた。

 

 そこを開くと、

 

【入団申請が6件着ています。受理しますか? Y/N】

 

 というメッセージが表示される。

 一応、中身を見て、申請したのがみんなであると確認した後、全員受理。

 

「これで、多分ギルドができた、かな?」

「そうみたいね。所属もちゃんとあるし」

「でもこれ、ギルド:無名になってるよ? 名前を決めないといけないんじゃないかな?」

「あ、そっか。ギルド名、どうしようかな」

 

 うーんと唸りながら、みんなで考える。

 

「……ユキが決めれば問題ないだろう。何より、ここのリーダーはお前だろ?」

「え、で、でも、ボクにネーミングセンスはないですよ? 師匠」

「んな門関係ない。てか、面倒。ほら、さっさと決めろ。リーダーだろう?」

「り、理不尽……」

 

 ちらりとみんなを見れば、なぜかじーっとボクを見ている。

 あの、ボクが決めろってことですか……?

 

「ねーさま頑張るのじゃ!」

 

 あ、うん。メルが応援しちゃってる以上、ボクがやらないといけないんだね……。

 

 う、うーん、名前……名前かぁ。

 

 何がいいかな。

 

 お店は『白銀亭』って名前にしたけど、あれはボクがインターネット上で言われてることを基にしたからね。

 

 そこからまた取ってもいいけど……どうしようかな。

 

 ……さすがに、ボクの所有物みたいになりそうだから、なしかな。

 

 できれば、○○騎士団とか、○○団、みたいなそんな感じじゃなくて、ほのぼのとした感じの名前がいいかな。

 

 うーん……ほのぼの……ほのぼの日和……ちょっと違う。

 

「ご、ごめん、なにも思い浮かばない……」

「まあ、そうよね。正直、ギルド名を考えるのは難しいわよね」

「……とりあえず、白銀は入れるか」

「なんで!?」

「何でと言われてもな……とりあえず、ユキがギルドマスターだしな。なにも思い浮かばないのなら、それでいいだろう?」

「そ、そうなんだけど……うぅ、だったら、ほ、『ほのぼの日和』で、どう……?」

 

 さすがに、白銀は勘弁してほしいところなので、仕方なく、さっき思い浮かんで、違うと思ったものを提案する。

 

「ふーん? 面白い名前ね。私はいいと思うわよ、ユキらしいし」

「俺も、それで構わないぞ」

「異議なしだぜ」

「うんうん、いいと思うよー。なんか、ユキ君の願望が見え隠れしてる気がするけど」

 

 ……まあ、ボクの日常って言えば、ほのぼのとは程遠い何かだからね。

 できれば、ここだけでも、って言う意味はあったり……。

 

「あたしも構わん。ユキに全部任せてるしな」

「儂は、ねーさまが決めたものなら何でもいいのじゃ!」

 

 あ、あれ? 思ったより、好意的?

 

「で、でも、なんだかちょっとギルドの名前にするにしてはあまりいい名前には思えないんだけど……」

「私たちがいいって言うんだから、それでいいのよ」

 

 うんうんと頷く他のみんな。

 や、優しいなぁ……こんな、ネーミングセンスを疑うような名前なのに……。

 

「じゃ、じゃあ、これで決定しちゃうね?」

「「「「「「OK(なのじゃ)!」」」」」」

 

 異論はないので、ボクはギルド名を入力した。

 

【ギルド名:ほのぼの日和 ギルドレベル1 ギルドマスター:ユキ 団員数:7人 ギルドボーナス:全ステータス+5%】

 

 こうして、ボクたちのギルドが無事、設立されました。

 

 まあ、ギルドができたから、何かがある、というわけじゃないからね。これまで通りに楽しみたいと思います。

 

 ちなみに、師匠とメルのステータスを見たみんなが、一斉に噴いたのは言うまでもないです。

 

 

《CFO公式掲示板 匿名プレイヤーたちのお話広場》

【スレッド名:最近】

1:最近、女神様を見かけないな

 

2:たしかに。お店がやってないなぁ

 

3:正直、あの店の味が恋しくて禁断症状が出そうでござる……

 

4:わかる……。あそこ、バフも嬉しいけど、単純に味もいいンゴからねぇ

 

5:そうじゃなぁ……

 

6:やっぱ、リアルが忙しいのかね?

 

7:そうでござろう。あれほどの容姿を持つ女神様なら、忙しいのもうなずけるでござる

 

8:だよなぁ

 

9:おい、大変だ! これ見てくれ!

 

 と、掲示板に新しく参加してきたプレイヤーがとある写真を投稿。

 そこには、ユキ、ミオ、メルの三人が映っていた。

 

10:な、なんだこれは!?

 

11:今日、新たに、この紫髪ツインテールのロリっ娘と、黒髪ポニーテールの綺麗なお姉様がこのゲームにINしてきたんだけどさ、この二人、女神様の姉妹らしい!

 

12:なんだと!?

 

13:あ、あんなに可愛い女神様に、可愛すぎる幼女な妹と、綺麗すぎるお姉様がいただと……?

 

14:なんという美人三姉妹でござるか……

 

15:しかし、見事に髪色がバラバラじゃのう……

 

16:これは、義理の姉妹ンゴか?

 

17:かもなー

 

18:まあ、それでも素晴らしい光景だと言うことに変わりはない!

 

19:ちらっと聞こえたんだけどよ、この幼女、一人称が『儂』で語尾に『じゃ』がつくらしい

 

20:なんっ、だとっ……?

 

21:の、のじゃろりが存在したと言うのか!?

 

22:あと、なぜか黒髪のお姉様は女神様に師匠って言われてた

 

23:師匠……? 姉ではなく?

 

24:うむ

 

25:となると……女神様が異常な強さを持ってる原因の人、なのか?

 

26:可能性はあるでござるな

 

27:ということは、めっちゃ強いンゴ……?

 

28:十中八九そうじゃろうな

 

29:ま、マジか

 

30:……銀髪碧眼の女神に、のじゃろりな天使のようなロリっ娘に、とんでもなく強く美人すぎる師匠……

 

31:女神様の関係者は色々とすごいなぁ

 

32:それなぁ

 

 それから、しばらくユキたちに関するとこで盛り上がる。

 

 それから、少しして、

 

81:あ、そういや、なんか新しいギルドができたみたいぜ?

 

82:マジ?

 

83:マジマジ。しかもこのギルド、あの5000万する馬鹿みたいなホームを買ってる

 

84:ファ!?

 

85:あのあほみたいに高いホームを!?

 

86:ああ。ちなみに、ギルド名は『ほのぼの日和』らしい

 

87:……このゲームでほのぼのを付けるとは。真逆な気がするんだが

 

88:そして驚け! このギルドのギルドマスターは……女神様だ!

 

89:なんだとぉぉぉぉぉぉっ!?

 

90:ちょ、それはマジでござるか!?

 

91:嘘じゃったらただじゃおかんぞ!

 

92:マジも大マジ! なんの迷いもなくすごい勢いで買ってた!

 

93:店を経営しているから、買えてもおかしくはないと思うが……5000万も使ったら、ほとんどの金が飛ぶんじゃね?

 

94:のわりには余裕があったように見えるんだよなぁ……

 

95:なにかあるかもしれないンゴ

 

96:じゃなぁ

 

97:正直、女神様ならどっかの国のお姫様って言われても信じられるわ

 

98:たしかに

 

99:そんな国があったら、絶対住みてぇ

 

100:その内できそうだけどな!

 

101:そしたら、そこにマイホーム買おうぜ

 

102:異議なし

 

 意外と、的を射たことを話す掲示板民たちであった。




 どうも、九十九一です。
 ギルド名、正直悩みました。ネーミングセンスがなさすぎるが故の悩み。結局、なんかよくわからない名前になりました。ネーミングセンスのなさが憎い……。
 新しい称号やらスキルについては、前話で言った通り、なるべく早めにこの章用で登校しますので、お待ちください。ステータスは……一緒にするか、しないかで迷ってます。一応一緒にする方向で考えます。
 明日もいつも通りだと思いますので、よろしくお願いします。
 では。

依桜の異世界に滞在していた三年間の話をやってほしいかどうか

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