異世界帰りの少年の大事件 ~TSした元男の娘の非日常~   作:九十九一

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1-2.5章 依桜たちの(非)日常1
30件目 読者モデル、依桜ちゃん 上


 学園祭が終わった次の日。

 ボクと晶は、ショッピングモールに来ていた。

 

 今日は十月十日の土曜日。

 

 本来なら、学園祭の片づけがあるんだけど、ボクと晶はミス・ミスターコンテストで優勝したため、片付けが免除になっている。てっきり、クラス全員が免除になるとばかり思っていたけど、どうやら、優勝した人だけみたい。

 

 なんで、優勝者だけなんだろうと思っていたら、どこから仕入てきたのかはわからないけど、それに関する情報を話してくれた。

 曰く、『大勢があくせく片付けているときに、優雅に休日を楽しむのは愉悦』とのこと。

 ……それが本当だとしたら、考えた人は性格が悪いと思う。

 ボクとしては、片付けもしたかったんだけど……未果に、

 

『これも優勝賞品なんだから、ダメ! というか、依桜は学園祭で散々動き回ったんだから、休みなさい』

 

 と言われてしまった。

 強制的に休日にさせられた。

 晶は晶で、一緒に出掛けないかということらしい。

 

 それで、どこへ行こうかという話になった時、『ショッピングモールに行かない?』とボクが提案して、こうして二人で来た。

 

「ねえ、晶」

「なんだ?」

「ふと思ったんだけど、傍から見たらボクたちってデートしてるように見えるのかな?」

「あー、まあ、そうなんじゃないか? 依桜が元々男だって知ってるのは、依桜の両親と、クラスメートくらいだしな」

「やっぱり」

「どうかしたのか?」

「ううん。なんでもないよ」

「そうか」

 

 やっぱり、デートに見えるんだ。

 晶もだと思うけど、ボク的にはただ二人で遊びに来てるだけ、という気持ち。

 

 ……正直、酔っぱらった晶が告白してきたけど、あれはノリだったんだろうしね。

 だから、これと言って気にすることはないんだけど……。

 

『ねえねえ、あれ見てあれ』

『ん? うわ、イケメンと美少女が一緒に歩いてる……』

『男の子はかっこいいし、隣の女の子、ものっすごい可愛くない?』

『いいなぁ、羨ましいなぁ』

『おい、あれ見てみろって。あの娘、すっげえ可愛いよな』

『うわ、やべ! めっちゃタイプなんだけど』

『だよな。……でも、隣にいるやつって、彼氏か?』

『じゃねーの? チッ、イケメンは得だよな』

 

 なんて、周囲からかなり視線を感じるし、会話も聞こえてくる。

 どうやら、ボクたちはかなり目立っているみたい。

 

「まずはどこ行く?」

「そうだね……とりあえず、ゲームセンターとか?」

「なら、まずはゲームセンターに行くか。たしか、この階にあったはずだしな」

「うん」

 

 周囲の人たちが気になるけど、今は楽しもう。

 

 

「やっぱり、クレーンゲームって、ついつい意地張っちゃうよね」

「だな。取れそう、と思ってずっとやってると、次で取れる、次で取れる、って感じでどんどん百円を入れるからなぁ。全自動金搾り取り機って感じだな」

「あはは、たしかにそうかも」

 

 そんな会話をしているボクたちの手には、景品が入った袋がぶら下がっていた。

 戦利品としては、ボクがクマやうさぎ、犬のぬいぐるみと、お菓子。

 晶が、時計や鞄、モバイルバッテリー(アニメ仕様)。

 

 ちなみに、使用した金額は、ボクが二千円で、晶が千五百円。

 ついついやりすぎてしまった結果だ。

 

「これどうしよっか」

「たしか、コインロッカーがあったな。そこに預けるか。そのあとどうする?」

「うーん……今って何時かわかる?」

「ん、十二時半だな」

「結構ゲームしてたんだね。じゃあ、お昼にしよっか」

「だな。とりあえず、フードコート行くか」

 

 ボクたちはゲームセンターを出て、コインロッカーに景品を預けてから、フードコートに向かった。

 

 

「それにしても、二人だけで遊びに来るのって、いつぶりだ?」

 

 昼食を摂っていると、晶が突然そんなことを言っていた。

 

「えーっと……多分、小学生の時かな? それも六年生」

「やっぱりそのくらいか。中学生の時から、態徒と女委が入ってきたからな」

「あはは。そう言えば、あの時の二人のことと言えば、第一声が酷かったよね」

「そう言えばそうだったな」

 

 ボクの記憶が正しければ、態徒は、

 

『おっぱいとお尻、どっちが好きだ!?』

 

 だったはず。

 で、女委は、

 

『ねえねえ、男女君は、受け? それとも攻め!?』

 

 だったっけ。

 

 ……第一印象酷かったなぁ、今思えば。

 しかもこれを言ったのって、二人とも入学式の日だったっけ。

 その時は確か、

 

「未果が先生の所に行ってていなかった時だよな」

「そうそう。それで、ボクと晶が話しているときに突然話しかけてきたんだよね」

 

 今思えば、コミュニケーション能力高いなと思う。

 だって、普通に会話をしているところに、わざわざ割って入ってくるんだよ? ボクは絶対できないよ、あんなこと。

 その上、さっきのセリフだからなぁ。

 

 しかもこれ、中学一年生の男子と女の子が言うことだよ? すごくない? どういうメンタルしてるんだろうって思うよ。

 

「態徒に対しては、『何言ってるんだ、お前は』だったよな」

「そうだね。晶はそう言う反応してたよね。で、確かボクは、意味が分からなくて、『え、えっと、受け?』って言ったんだよね。……今思えば、なんであんなこと言ってしまったんだろう? って感じだけど」

 

 しかもその後の女委の反応と言えば、

 

『マジで!? ひゃっほい! リアル男の娘の受け、いただきました! 本当にありがとうございます!』

 

 こんな感じだった。

 

 あの時点で、女委は腐ってたんだろうなぁ。目が、汚泥のように濁りきった輝きを放ってたし、涎も出てたし。

 

 小学校低学年くらいから腐女子だったと言われても、納得してしまいそうなくらい、女委は濃かった気がする。いや、今のほうが十分濃いと思うけど。

 

「でもまあ、二人とも優しかったからね」

「まあな。と言っても、どっちも、方向性の違う変態ではあるがな」

「あ、あはは……」

 

 本当に、それに関しては苦笑いするほかない。

 昔話に花を咲かせつつ、昼食を終えたボクたちは、

 

 

「はーい、いいよいいよぉ! そうそう! 依桜ちゃん、少し前かがみになって、片足少し前に出して! そうそう! で、少し首をかしげるの! いいわよぉ!」

 

 ――なぜか、モデルをさせられていた。

 正確に言えば、ボクが、だけど。

 なんでこうなったのかと、ボクはこの状況となったきっかけを思い出していた。

 

 

 あれは、昼食を終えた後のこと。

 ボクと晶が昼食を終え、次に向かったのは、一階の洋服エリア。

 

 なんとなく、服を見たい気分だったのと、晶も晶で少し見て回りたいという気持ちが、ピッタリ一致したので、一階の洋服エリアに向かった。

 

 ボクが、行こうとしたのは女性用洋服店だったので、晶的には敷居が高いらしく、一度別々で行動しよう、ということになった。

 

 集合場所を決めてから、一旦分かれて、ショッピングモールにありがちな円形でちょっと広めの場所を一人で歩いていると、

 

「もぉ、何やってるのよぉ!」

『も、申し訳ありません! 一人は二日酔いで、もう一人は風邪をひいて熱を出してしまったとのことらしく……』

 

 筋骨隆々で、とてもカラフルなシャツを着ている男の人が怒鳴っていて、その人に対して、少し気弱そうなスーツを着た人がペコペコと頭を下げ続けている光景が目に入った。

 な、なんだろうあれ?

 

「ハァ……少なくとも、男性用のはある程度余裕があるからいいけど、女性用のは今日しか予定がつけられなかったのよ!? まあ、風邪をひいたのは仕方がないからいいけど、二日酔いでこれない男は、二度と仕事を回さないから」

『すみません……』

「とりあえずいいわ。でも、どうしたものかしらねぇ……新作の冬服をテーマとした特集だし、後日撮るにしても、いいモデルさんはいないものねぇ。それに、ワタシにもスケジュールってものがあるし……」

『ですよね……一応、服のサイズは一通りありますけど……さすがに、着る人がいないんじゃ、撮れませんし……』

 

 うーん、話を聞いている限りだと、何かの雑誌の話みたい。

 多分、ここでモデルの撮影をやるはずったんじゃないかな?

 二人来るはずだったみたいだけど、どうやらこれなくなってしまった、って感じだろうね。

 

「ああいう業界って、大変なんだなぁ……」

 

 ボク自身、今までそう言うのに興味もなかったからあれだけど、こうして現場を見る(肝心のモデルさんはいないけど)と、かなり大変な仕事なんだなという様子がうかがえる。

 

「あ、そんなことより、早くお店いこ」

 

 時間は限られてるしね。

 少し揉めている光景から目を離して、目的のお店に行こうと歩き出した時のこと。

 

「まあ、幸いここはショッピングモールだし、人はそれなりにいるわ。可愛い娘の一人や二人、きっと見つかるはずね」

『つまり、一般女性を読者モデルに、ということでしょうか?』

「そうね。ま、仕方ないわ。いい娘は……あら? あの娘……」

 

 あれ? なんだか背後から視線を感じる? いや、いつも視線は感じてるけども。

 でも、今回の視線はちょっと違う気がする?

 ……でも、気に留める必要はないかな。

 

「なんて綺麗な銀髪……後姿だけしか見えないけど、あれはきっと逸材かも! こう、ビビッと来てるわぁ! ねえ、そこの女の子!」

 

 さっきのカラフルシャツの人の声だ。

 一体誰に話しかけてるんだろう?

 

 ここって、ショッピングモールだから、人もそれなりにいる。そんな中で、『そこの女の子』って言われても、疑問符を浮かべるだけだと思う。

 

 そんなボクと同じ考えに至ったのか、周囲の人も周囲をきょろきょろしてる。

 ボクのことじゃないだろうと思って、再び歩き出すと、

 

「そこのあなたよあなた! 長い銀髪のあなた!」

 

 そんな声が聞こえて、思わず足を止めてしまった。

 同時に、四方八方から視線の雨あられ。

 

 え、なんでこんなに視線を向けられてるの?

 それに、銀髪と言っても、ボクだけに限ったことじゃ……

 

「……まあ、いないよね……」

 

 いるわけがないとわかり、少し肩を落とす。

 ここは日本。だから、銀髪の人っているのは相当珍しい。

 たまたま外国人がこの場にいるでもない限り、ここまで視線を集めることはないだろう。

 つまり……

 

「ボクのこと、だよね……?」

 

 いや、もしかした違う人かも――

 

「そこで立ち止まって、肩をちょっと落としてる、そこのあなた! ちょっといいかしら!」

 

 なんてことはなく、十中八九ボクだろう。

 な、なんだろう? ボク、何かしたかな?

 でも、とりあえず呼ばれてるし……とりあえず、話を聞くだけでもしないと、だよね。

 

「えっと、どうかしましたか?」

 

 カラフルシャツの人のところへ歩み寄る。

 ボクが振り向いた瞬間、なんだか撮影関係者? の人たち全員が硬直した気がするんだけど……。

 

「あなた! ちょっとモデルやらない!?」

「……ふぇ?」

 

 肩を掴まれて、突然言われたボクは、例によって、呆けた声が漏れ出ていた。

 

 

 それであの後、あれよあれよといううちに、着替えさせられ、さっきの状況に至ります。

 ……あの、改めて思い返してみたけど、どんな状況? これ。

 

「いいわいいわぁ! 依桜ちゃん、さいっこう!」

「あ、あはは……」

 

 満面の笑みで写真を大量に取っているカラフルシャツの人――(みどり)さんにそう言われるも、乾いた笑みしか出てこなかった。

 

 あ、あれ? ボク、洋服を見に来ただけなのに、なんでモデルをさせられてるんだろう?

 鬼気迫る顔で迫られて、思わず了承しちゃったけど、これってかなりとんでもない状況なんじゃないの?

 あ、あれ?

 

「うん。みんな! とりあえず休憩にしましょう!」

 

 碧さんがスタッフさんたちに言うと、各々休憩を取り出した。

 

「依桜ちゃんも、とりあえず休憩にしましょう」

「あ、はい」

 

 どうすればいいのかわからず、困惑していると碧さんが声をかけてくれた。

 

「ありがとねぇ、依桜ちゃん。急にモデルをやらせちゃって……」

 

 碧さんに促されて、近くの椅子に座ると、かなり申し訳なさそうな表情で、謝られてしまった。

 

「あ、い、いえ! ボクとしても貴重な経験ですから」

「……ふふ。そう言ってもらえると、こちらとしても気が楽よぉ」

「あー、一応友達に連絡してもいいですか? 待ち合わせ時間ちょっとすぎちゃって……」

「あら、それは本当に申し訳ないことをしたわ。もちろん、連絡しちゃってもいいわよ」

「ありがとうございます。ちょっと、失礼しますね」

 

 一言断ってから、ボクは晶に電話をかける。

 二コールほどで繋がった。

 

『もしもし? 依桜、待ち合わせ時間すぎてるんだが、何かあったのか?』

「あ、うん。ちょっと急にモデルの仕事をさせられちゃって……」

『……依桜。お前、本当にいろんなことに巻き込まれるなぁ。体質か?』

 

 電話の向こう側から、晶が苦笑いを浮かべている気配を感じた。

 

「否定できないのが辛い……」

 

 実際、昔からいろんなことに巻き込まれていたし……。

 人生最大の巻き込まれと言えば、異世界転移だとは思うけど。

 

『まあ、依桜の体質云々は置いておくとして。俺は、そっちに行ったほうがいいか?』

「うーん、その方が助かるかも。悪いんだけど、一階の中央エリアに来てくれないかな?」

『りょーかい。今から向かう』

「ありがとう。それじゃあ、後でね」

『ああ、またあとで』

 

 通話を切る。

 スマホをカバンにしまって、碧さんのところへ戻る。

 

「怒ってなかった?」

「大丈夫です。晶は、優しいですから」

「そう、ならよかったわ」

 

 友達の晶が怒っていないと知って、碧さんはかなりほっとし様子だった。

 

「にしても、依桜ちゃん。ほんっとうに可愛いわねぇ」

「そ、そうですか?」

「もちろん。というか、今まで話題に出なかったのが不思議なくらいよぉ」

 

 それは多分、今のボクが現れたのは一か月前だからだと思う。

 話題に出なかったわけじゃないけど、あれは学園祭中のことだからなぁ。

 

 一応、学園のHPにもボクと晶の写真が掲載されてたらしいけど、HP以外には掲載できないようになってたしね。

 

 どういう原理かは知らないけど、特殊なプロテクトがかかってるらしくて、スクリーンショットも撮れないし、画像を取ることもできない。さらには、カメラで撮って、それをネットに上げようとしても、上げた瞬間に即削除っていうことが起こってたみたいだし。

 どういう技術力してるんだろう、本当。

 

 まあ、それでも多分、何かしらの抜け道はあったと思うけどね。

 

「依桜ちゃんのその髪と眼って、地なの? それとも、染めてたりカラコン入れてたりって感じかしら?」

「これは地ですよ」

「珍しいわね。もしかして、ハーフとか?」

「いえ、隔世遺伝ですよ。ボクの先祖に、北欧の人がいたらしくて」

「へぇ~、すごいわねぇ。それ、結構目立ったんじゃないの?」

「そう、ですね。周りとはかけ離れた外見ですからね、ボク」

「やっぱりねえ。デリケートな話だけど、いじめとかはなかったの?」

「うーん、全くなかったですね。からかわれることもなかったです」

 

 思い返してみれば、この髪と眼でいじられたり、からかわれたことはなかった気がする。

 ……あ、いや、いくつかあったかも。

 

 でも、からかったりした次の日には、かなり満足気な未果と晶がいて、対照的にいじったりした人は満身創痍な姿で現れてた覚えがある。

 あれ、裏で何が行われてたんだろう?

 

「それはすごいわね。きっと、環境に恵まれてたのね」

「かもしれませんね」

 

 碧さんの言う通り、ボクはきっと恵まれた環境にいたんだろうなぁ。

 ……その割には、変態な友人がいたり、面白いという理由で異世界転移装置を作って起動させちゃう学園長とかもいたけど。

 

 ……あれ、それって本当に恵まれてるの?

 意外と恵まれていないのでは? と訝しんでいると、

 

「お、いたいた。おーい、依桜―!」

「晶!」

 

 撮影場所からほんの少し離れたところに晶が立っていた。

 

「すみません。ちょっと失礼します」

 

 ボクは晶の姿を確認すると、足早に向かっていった。

 

「来てくれてありがとう、晶」

「いや、いいよ。何か大事に巻き込まれたわけじゃないしな」

「さすがに、一日目の時みたいなことはそうそう起こらないよ」

 

 むしろ、起こってたまるか、って感じなんだけどね。

 テロリストの襲撃に遭遇するって、かなりとんでもない確率だろうからね。

 むしろ、あれはかなり例外的なものだったし。

 そもそも、テロリストに遭遇するっていうこと自体、普通じゃありえないわけだしね。

 

「それもそうだな。それで、どれくらいで終わりそうだ?」

「うーん、一時間もかからないと思うけど……」

「そうか。なら、ここで見させてもらうよ」

「ごめんね、晶」

「ん、何を謝ってるんだ?」

「だって、晶を待たせちゃってるわけだし……」

「なんだ、そんなことか。気にすんなよ。幼馴染がモデルの仕事してるなんて、滅多にあることじゃないからな。しかもこれ、雑誌に載るんだろ?」

「う、うん。碧さんが言うにはそうらしいけど」

「ならいいじゃないか。幼馴染が雑誌に載るなんて、自慢できそうだしな」

 

 ニッと笑って、晶はそう言ってくれた。

 本心でそう思っているんだろうけど、多分、気遣いも含まれてるんだろうなぁ。

 

「……ありがとう、晶」

「お礼はいいよ」

「うん。じゃあ、そろそろ行くね」

「ああ。頑張ってな」

 

 晶の応援を受けながら、ボクは碧さんのところへ戻った。

 

「戻りました……って、どうしたんですか?」

 

 戻ってくると、何やら碧さんが神妙な面持ちをしていた。

 

「ねえ、依桜ちゃん。彼って……」

「彼? あ、晶のことですか?」

「そうそう。その晶君なんだけど、さっき言ってた依桜ちゃんのお友達?」

「そうですね。より正確に言えば、幼馴染ですけど」

 

 まあ、どっちでもいいとは思うけどね。

 と、ボクがそう告げると、碧さんが急に立ち上がって、一目散に晶に向かっていった。

 

「ねえ、君、モデルやってくれないかしら!?」

「……はい?」

 

 晶が巻き込まれた。

依桜の異世界に滞在していた三年間の話をやってほしいかどうか

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