腐り目とオッドアイ   作:おたふみ

27 / 36
「行動開始」に新たな助っ人を加えました、


行動開始(加筆版)

翌日。小町と一色はすでに来ている。あとは戸塚と由比ヶ浜だ。

 

しばらくすると、呼鈴がなった。

 

 

「八幡、お待たせ」

 

「戸塚、悪いな休みなのに」

 

「そんなことないよ。八幡が頼ってくれて僕は嬉しいんだ」

 

はぁ、久しぶりに戸塚ルートでもいいんではないかと思ってしまう。

 

「ヒッキー、顔がキモイ」

「お兄ちゃん、キモイ」

「先輩、キモイです」

 

 

し、仕方ないじゃないか!戸塚だぞ!

 

「あの…、我を無視しないで…」

 

「よし、準備は始めるか」

 

「はぢま~ん!!」

 

「ええい!うるさいぞ材木座!」

 

誰だよ、連れてきたのは…。

 

「八幡の代わりに車に乗ってもらおうと思ったんだけど…ダメ…だった…」

 

と、戸塚の上目遣い…。

 

「そんなことある訳ないだろ。材木座、頼んだぞ」

 

「何、その態度の急変…」

 

それはさておき…。

 

「じゃあ、頼んだぞ」

 

「じゃあ、私とお米ちゃんは先に行きますね」

 

「お兄ちゃん、がんばって」

 

「おう」

 

5分ほどしてから戸塚達が出発する。

 

「八幡、がんばってね」

 

「ヒッキー!ファイトだよ」

 

「盟友、武運を祈る…。リア充爆発しろよ」

 

それぞれに、声をかけてくれる。ありがとな。

 

5分ほどしてから俺も出発。

 

マズイな、マスコミは一人じゃなかったようだ。足音からして…二人か。まけるか?

 

角を曲がると女の子が。

 

「八幡殿」

「ここは我らに」

「お任せくだしゃい!噛んじゃった!」

 

この娘たちは…。

 

「「「可惜夜月(あたらよづき)、推参!!」」」

 

追いついたマスコミ二人が驚いてるぞ。

 

「さ、お逃げください。ここはお任せを」

 

竹刀を構える脇山珠美。

 

一人が隙をついて、こちらに走りだした。

 

「煙玉!!」

 

マスコミの周りに煙が立ち込める。

ナイスだ、浜口あやめ!

 

「八幡さんは、今のうちに」

 

道明寺歌鈴が促してきた。

 

「ありがとな、お前ら」

 

走り出すと、煙を抜けたヤツが近づいてきたと思ったら…。転んだ、バナナの皮で。なんて古典的な転び方なんだ。だが、助かった。

 

可惜夜月に感謝しながら先を急ぐ。しかし、前方にもう一人男が待ち構えていた。どんだけ人員を割くんだよ。まぁ高垣楓のスキャンダルたらそうなるか。

 

「比企谷八幡さんですよね?」

 

くっ!捕まった。これまでか…。

 

「セクシーをもって悪を制する…」

 

この声は!

 

「「「私達、セクシーギルティ!」」」

 

マジか…。

 

「八幡君、ここは任せなさい」

 

「助かります、片桐さん」

 

「ちょっと、まだ何も聞いてませんよ」

 

歩き出すと、こちらについてきた。

 

「むむむ〜、靴紐よ切れろっ!!」

 

堀裕子の声と共に切れた。男のベルトが…。

 

「うわっ!」

 

男のズボンが下がり、見事に転んだ。…転んだ先は及川雫の胸なんだが。

 

「いや〜ん」

 

なんと、うらや…ゲフンゲフン。ケシカラン。って、男を弾き飛ばした!!

 

「ギルティ!!」

 

弾き飛ばした先に居た片桐早苗さんが男を背負投げしたぞ。

 

「痴漢の現行犯よ」

 

「ま、待ってくれ!これは不可抗力だ!むぐぐぐっ!」

 

暴れる男を上四方固めで逃さいないようにしている。なんと、うらや…ゲフンゲフン、ケシカラン(2回目)。

 

「八幡君、行きなさい!この先に瑞樹ちゃんがいるわ」

 

「ありがとうございます」

 

片桐さんに促された方へ向かうと、黒のハイ○ースが停まっている。

 

「八幡君!早く乗って!」

 

助手席の窓から顔を出したのは川島さんだ。

 

「助かります!」

 

スライドドアから後部座席に乗り込むと、そこに居たのは。

 

「おっ、ハッチー久しぶり!」

 

…本田未央。ハッチーってなんだよ、ミツバチ?

 

「さぁ、事務所まで一直線です!!」

 

…日野茜。

 

「そんなに騒いだらダメですよ。比企谷さんがビックリしちゃいます」

 

…高森藍子。

 

なんで、ポジティブパッションが居るんだよ!

 

「ごめんね比企谷君。どうしても、三人が会いたいって」

 

「いや~、キーホルダーのお礼を言いたくて」

 

渋谷と同じ理由。

 

「熱い展開ですね!ボンバー!!」

 

ボンバーってなんだよ。日野、うるさい。

 

「あの、歌鈴ちゃんが素敵なひとって言ってたので…」

 

君がポジパの良心だ、高森。

 

「ちなみに、運転してるのもウチのアイドルだから」

 

川島さんに言われ運転席に目をやる。

 

「原田美世です」

 

こちらも、なかなか美人だ。そりゃアイドルだからな。

 

「ウチで運転が一番上手い娘だから」

 

「ありがとうごさいます。俺は助かったんですが、楓の方は大丈夫でしょうか?」

 

楓は大丈夫と言っていたが、それでも心配だ。

 

「大丈夫よ、たぶん…」

 

なんで目をそらすんですか、川島さん。

 

「迎えに行ってるのが『炎陣』なのよね…。あの娘たち、やり過ぎなければいいけど」

 

あぁ、それは…。楓は心配ないと思うけど…。

 

「それより、心境はどう?今からウチの常務と会うんだけど…」

 

「まぁ不安がないと言ったら嘘になりますが、俺と楓の気持ちをぶつけるつもりです」

 

「そう。私たちは応援しているからね」

 

「ありがとうございます」

 

「ハッチー、格好いい」

「熱いですね!!」

「はぅ…、やっぱり素敵です」

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。