悪をなぞる   作:NY15

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悪意の伝染 増大

 

 あのガキどものせいで あの糞野郎のせいで

 

 俺の邪魔ばかりしやがって なぜだ 自分の個性を自由に使って自由に生きて何が悪い それもこれもあの糞野郎 オールマイトの野郎が全て悪い

 

 あいつさえいなければ俺たちは自由に楽に生きられたんだ あんな奴が現れなければ

 

 彼 通称ヘドロヴィランはオールマイトのデトロイトスマッシュによりその体は四散 そのまま回収され警察に引き渡された。

 

 もはや自力では脱出は不可能だった 体をいくつかのポリ袋に入れられ分散にして護送されていく 俺は最終的にどこに送られるのだろう まさかあの程度の微罪でタルタロスに送られることは無いと思うが...

 

 

 その時だった ポリ袋越しでもわかる衝撃が伝わってきたのは 恐らくは護送車が事故か何かにあったのだろうと彼は推察した もしかしたらまだ俺の運は尽きていなかったのかもしれない もし脱出出来たら俺は人生で初めて神ってやつを信じてもいい

 

 

 なんたってあのオールマイトの糞野郎から二回も逃げ延びたヴィランなんてそうそうはいないだろうしな いやそんなことより何とか今は逃げ出すことを考えなければ...

 

 

 しかしポリ袋は破れていないか

 

 

 それもそうだろう まさかただのポリ袋に保管はしないだろうか きっとこれはかなり強力な素材で作られている俺のような不定形 流動的なヴィラン用の特殊な何かであろうということは予想できた。

 

 これでは直ぐに警察かヒーローが駆けつけてしまう 折角のチャンスを俺はまたものに出来ないのか...

 

 

 しかしそのすぐ後 何か刃物のようなもので袋は引き裂かれることになる 俺の体が収められたポリ袋は全て飛んできたナイフによって破かれていた。

 

 

 とにかく外に 体を集合させなくては...

 

 

 外に脱出すると見事に護送車は横転 周りの車を巻き込んで派手に事故を起こしていた。

 

 そして俺の前に誰かがいた それは月あかりに照らされ 静かに俺の前に立っていた

 

 

 警察には見えなった ではヒーローか?違う...この雰囲気 ヒーローのそれではない むしろ...

 

 

 まるで心の中心に忍び込んでくるような凍り付くような眼差し その瞳を見ているとまるで吸い込まれそうで恐ろしくて落ち着くようでもあった。

 

 矛盾した言い方かもしれないが俺は恐怖と安心感を同時に抱いているようであった。 こんな気持ちになったのは生まれて初めてである 一体これは...

 

 

 「君は中々いい個性を持っているようだな さあ恐れることは無いんだよ 友達になろう」

 

 

 彼がその手を私に突き出す 抵抗しようとは思わなかった 既に恐怖は消えており安心感だけが俺を支配していた そして彼の力を俺は受け入れた。

 

 

 力が湧いてくるのが感じた それと同時に俺の個性が変化していくのを感じた

 

 

 「さあヘドロのヴィランよ...いやもはやその名前は適切ではない 生まれ変わった君の名前は 黄の節制(イエローテンパランス ) 私のために力になってもらおう」

 

 




3話の地名を修正いたしました

申し訳ございません


 そういえば雄英高校の所在地はどこなのか判明してないみたいですね

 東京説 静岡説は見たんですが実際にはどこにあるのでしょうか?
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