悪をなぞる   作:NY15

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僕たちの道のり

多古場海浜公園 PM19:15

 

※緑谷出久視点

 

 僕はオールマイト考案トレーニング 通称アメリカンドリームプランのメニューの中にあるこの海浜公園のゴミ掃除の今日の分を終え家路に着いてた。

 

 確かにこのメニューを毎日こなすのはきつい でも僕は他の人よりも何倍も頑張らないと それにこの僕 緑谷出久には夢がある だからこの10か月は本当に死ぬ気で頑張らないと  

 

 

 それでも最初の頃よりはまだマシで段々と成長してきたのを何となく感じるようになっていた。前までは動かせなかった大きな粗大ごみも今では何とか動かすことが出来るようになっていたのだ。

 

 でもまだまだこの程度じゃあ駄目だ 雄英合格のためには...いや合格だけじゃない 入るだけじゃダメなんだ オールマイトみたいなNo1ヒーローになるためには

 

 その時だった オールマイトほどではないけれど背の高い...190cmはありそうな全身黄色の服装に黒のインナー 頭にハートのサークレットをつけた人物とすれ違ったのは

 

 服装が目立ったというのもある だけれどその雰囲気に圧倒された なぜか体中が震えて動けなくなるような圧 胃液が逆流するような感覚に陥り体中の毛が逆立つような気さえした...だけれどなぜか その人の顔に見覚えのあるような とても懐かしいような感覚もしたのである。 

 

 

 あの人は...まさか...

 

 

ありえない もう10年以上も時間が経っている だから僕の勘違いか思い過ごしだと思うけど...

 

 

しかし僕は口が動いてしまった 確かめずにはいられなかった

 

 「あの!...もしかして速人くん!?」

 

 彼が立ち止まりこちらを振り返る その時間がやけに長く感じた そして彼と目が合った時僕はまるで蛇に睨まれた蛙のようであった。

 

 2秒か3秒だったと思う 彼が口を開くまでかかった時間は だけれど僕にとってその時間はまるで永遠のように長く感じた。

 

 「そういう君は 緑谷出久」

 

  衝撃だった まさかそんな 聞きたいことは山ほどあった でも今は昔の友達が生きていたことがとてつもなく嬉しかった だから彼の放つ異様な雰囲気なんて僕は見ないことにしてしまった。

 

 「本当に速人くんなんだ...僕のこと覚えていてくれたんだ...」

 

 「ああ しかし懐かしい えらく懐かしい名だな そんな名前もあったな」

 

 

 「えっ!?」

 

 

 その時だった 海浜公園の方からオールマイトの声が聞こえてきたのは 何か言い忘れたことか何かがあったらしく僕を追いかけてきたのだ。

 

 「おーい!緑谷少年!ん?そこにいる彼は緑谷少年のお知り合い...」

 

 速人君を見てからオールマイトの表情が一気に変わったのが僕にはわかった 

 

 「今すぐそいつから離れるんだ緑谷少年!」

 

 「オールマイト!?」

 

 「ほお これはこれは 有名人が出てきたものだ 平和の象徴オールマイト」

 

 

 僕からでも二人が既に戦闘態勢に入っていることは一目瞭然であった 

 

 

 「待ってオールマイト!彼は!!」

 

 「緑谷少年...奴はヴィランだ 間違いない それにあの雰囲気 私がこれまで相対してきた中でも一位二位を争うほどの!!」

 

 「...まあ、トップヒーロー相手にこの傷の回復具合を確かめても悪くあるまい」

 

 何でこんなことに...速人くんがヴィラン!? そんなはず...

 

 「下がっているんだ 緑谷少年!奴は危険だ!... そして貴様!何者かは知らんが今貴様をここで倒しておかねばならない気がする そう私の本能が告げている!」

 

 

 

 

 「フッ...なら よかろう やってみろ このDIOに対してッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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