「行くぞ!DIOとかいう奴!貴様からはあいつと同じようなものを感じるのでな!」
「何の話だ?...同じと言えば貴様はこのDIOの古い友人と声が似ている...その友人は占い師をしていてな...フッ 貴様とは殺しあう運命だったのかもしれんな」
「戯言を...時間をかけるつもりはない!カロライナSMASH!」
「なるほど テレビで見たことはがあるが...人間というものは修行や個性次第でそのような力を発揮できるのか だがな このDIOは一夜にしてこの世のどんな超人をも超えたのよ!」
「こいつッ!?」
DIO...? 速人君は一体何を言っているんだ? いやそれよりも今のって...あのオールマイトの攻撃を受け止めた!?
「まだちと左半身の動きが鈍いが...WRYYY 貴様以前よりもその力が衰えているのではないか?過去の映像で見たときより力が劣って見えるぞ」
その時だった 速人くんの姿が一瞬のうちに消えたのは
「なにッ!?奴めどこに行った?まさか逃げたのでは...」
見えなかった...僕だけじゃない オールマイトにも速人くんが移動した瞬間が見えなかったみたいだ なんていうスピードなんだ!?いや...全く見えないってそれ速いとか遅いとかの次元の問題じゃない!!
そして僕は見た あの信じられない光景を
「ッああ!?オールマイト!!うえ!!」
「なっ!?こいつマジか!?」
一体あんなものどこから持ってきたのか それは速人くんが建設機械 重機であるロードローラーを上空からオールマイトに向けて叩きつけたのだ
「ロードローラーだッ!!WRYYYぶっつれよォォッ!」
「テキサス SMASH!」
その後 ものすごい爆風 恐らく恐ろしいほどの力と力がぶつかり合ったであろう風圧で僕は吹き飛ばされそうになった。
「さすがはNo1ヒーロー 平和の象徴と言われるだけあるな この程度では倒せんか だが貧弱貧弱ゥ!」
あの攻撃で視界が悪くなったのを利用して速人くんはオールマイトに手を突き刺していたのだ つまりあのロードローラーは囮だったっていうのか!?あんな大規模な攻撃が!?
「今貴様のコリコリ弾力のある頸動脈に触っているぞ オールマイト!そしてこのまま!...ッッッ!?」
「グッ しかしこうなれば貴様は逃げられんな!」
速人くんはオールマイトに手を突き刺していた...それはつまり手が突き刺さって速人くんのほうも自由に身動きが出来ないということ...
「チッ 腕が動かん!さすがに戦いなれているか この馴染んでいない体では冷凍法も間に合わん!」
勝負は一瞬で決まる オールマイトが再び攻撃態勢に入りもはや速人くんにはそれを避けられるようにはとても見えなかった 完全に決まったと思った。
「さあ これで終わらせるぞ デトロイトSMASH!」
その攻撃の余波で土埃がたち視界が遮られる
「一体どうなって...速人君は...オールマイトが勝った!?」
「違うね このマヌケどもが」
「えっ...」
視界が晴れて僕の目に飛び込んできたのは全く無傷の速人くんとあの古傷の辺りを手で押さえていたオールマイトだった。
「貴様!!」
「このDIOを少しでもヒヤッとさせたのは褒めてやりたいところだがな さすがは平和の象徴 その名は伊達ではなかったということか...まあいい 今日はこの程度で引き際だな まだ貴様には存在してもらっていたほうがこのDIOにとっても都合がいいのでな」
「なんだと!?貴様逃げるつもりか?」
「速人くん!!?どうしてこんなことを!?それにDIOって名前は...」
「緑谷出久 彼、鈴木速人は死んだ もうそのような人間は存在しない。」
「なにを言っているんだ君は!!だって現に...」
「我が名前はDIO それだけが我が名よ もし君が今でもヒーロー志望なら...いつかまたどこかで会うことになるだろう この名前を覚えておくがいい。」
彼はそう言うと消えてしまった その場から消えるように一瞬で まるであの時行方不明になったように一瞬で彼は僕の前から消えてしまった
DIO... でも僕に彼が告げた「鈴木速人は死んだ 」という言葉...その発言に反して その箇所だけは速人君の素の言葉だったような気がする なぜかは分からないけど 僕にはそう感じられたのだ