「オールマイト!!大丈夫!?」
「ああ、大したことは無い それよりも奴 DIOとか名乗っていたが...君は彼のことを知っていたのか?」
「はい...と言っても会うのは幼稚園以来だったけど.... 彼 行方不明になっていたんですよ 10年以上前の話ですけど...結局見つからなくて...確か両親も同じく行方不明になっていたはずです。」
「そうだったのか...」
一体この10年の間に彼に何があったのだろうか それは僕には想像もできない ただ彼はヴィランになってしまっていた それにあのオールマイトと互角...いやもしかしたら彼はそれ以上の力 個性を持っているかもしれないのだ
しかしその個性の正体は謎だ 一応見当はつけているけど...
「それにしても彼の個性...一体何だったのでしょうか?オールマイトとぶつかり合う力を持ちなおかつ瞬間移動のようでもあり...いやでもそれだと個性を複数持っていることになるし...複合型の個性と考えてもその二つの能力は違いすぎて一つの個性と捉えるには...」
「緑谷少年!?全く君は個性の分析をし始めると一人の世界に入ってしまうな...だが直接戦った私にも正直分からないことが多い 最後の攻撃の件もある。」
「最後?」
「それなんだが...確かに奴は最後ピクリとも動かなかった しかし私の攻撃を避けなおかつ古傷に蹴りまで仕掛けてきてな 奴の足は全く動いてなかったのは確認してある...まるで透明な別の第三者が存在してそいつに攻撃されたような感覚だった...」
「それってあの場に誰か透明になれる個性を持った人がいてDIO...いや速人くんを援護してたってことなんでしょうか?」
「そこまでは私にも分からん しかしあのDIOとかいう奴の名前は速人というのかい?」
「はい...彼は鈴木速人 それが本名です もっとも彼は最後死んだと言っていたけれど...」
「しかしDIOか...どこかでその名前を聞いたような聞かなかったような...ああそうだ!塚内君からそのような名前を聞いた気がしたな 後で連絡してみたほうがいいかもしれん」
「塚内...誰ですかそれ?」
「警察にいる友達でね...まあいろいろと世話になっているのさ」
「そうですか...警察も大変そうですよね ほら、そういえばこの前のヘドロヴィランがまた脱走したってニュースもあったし...」
「ああ、そうだったな 全く運のいい奴め...いや最初逃げられたのは私の責任だった 面目無い」
「あれはオールマイトのせいじゃありませんよ!無理やりしがみついた僕の責任です...」
イタリア ヴェネツィア
※ジョディ視点
私はここベニス...もといヴェネツィアで波紋の修行に励んでいた そういえばシーザー先生はヴェネツィアのことをベニスと言うとあまりいい顔をしない 別に怒りはしないのだがどうもベニスという言い方をされるのが嫌みたいだ だから私はヴェネツィアと言う時に間違えてベニスと言わないように気を付けている。
ここ最近私の生活ははっきり言ってハードである 波紋の修行と並行して受験勉強もこなさなくてはならないからだ 最も勉強の方は別に成績が悪かったわけじゃない 少なくとも波紋の修行に比べれば楽なものである。
波紋エネルギーは精神の統一 その乱れは呼吸の乱れにつながる リズムが大切らしい...
「だからと言ってこのマスクをずっとつけていなくてはならないなんて...」
呼吸法矯正マスク このマスクは呼吸のリズムが乱れると呼吸が出来なくなるのだ つまりリズムよい呼吸に矯正するためのマスク これをつけてさらに波紋の修行をしなくてはならないのだから慣れるまではまさに地獄の日々であった。
シーザー先生曰くこのマスクをつけたまま100km走っても平気になれるようにならなければならないという 最初聞いたときは正気かと思った マスクを着けてなくったって100km走るのなんて...しかし今は違う まだ初歩とは言え波紋エネルギーの力を私は理解した つまりマスクを着けたまま100km走ることなんて波紋をマスターすれば造作もないことなのだと私は理解したのだ。
私の今の訓練は1秒間に10回の呼吸が出来るようになることだ さらに10分間息を吸い続けて 10分間息を吐き続けなければならないとも言う
そしてこの私の進化した個性 私の今までのThornとは似ているようで異なる力
この紫の茨の射程距離は実に10mと今までの2倍 ただし5mを超えるとパワーが落ち始めるということが分かっている しかもこの個性は波紋を伝達することが可能であった この力があれば吸血鬼との戦いに大いに役に立つはずである。他にも何か隠された能力がありそうだと私は直感しているが今は試している時間は無い 波紋の修行が今一番の最優先事項である。
目指すは日本の雄英高校
ヒーローになるのが目的ではない 手段だ
石仮面が生み出した吸血鬼DIO 必ず私が見つけ出す そして家族の仇を