さてこの私の個性についてだが スタンドは違うにしても吸血鬼としての能力は個性と言えるのではないのだろうか?
この世界の特殊な能力 個性について その始まりは中国・軽慶市から発信された「発光する赤児」が生まれたというニュース 以後各地で「超常」が発見されるようになったという 今では人間 地球人類の総人口の8割は何かしらの個性を保有しているという。 もちろんそのような能力を人間が授かれば起こることは容易に想像できた。
個性を悪用する犯罪者 ヴィランが生まれ それに対応するように同じく個性を用いた善側の人間 ヒーローが誕生するのは自然的な流れであろう。
今現在は個性というものが発生してからかなりの月日がたち私たちの世代は第四世代もしくは第五世代に該当するらしい
何事にも例外はつきものだろうがこの個性についてその種類は大きく分けて種類に分けられるようだ 「発動型」「変形型」「異形型」の三種類 その中でも細かく分ければさらに細分できるだろうがとにかくこの三種類に分けられるらしい。
私のこの個性は「異形型」に分類されるのではないのだろうか?
しかし「異形型」という個性は生まれた時から常時個性が発現しているものを指すらしい...私はそうではなかったのだが例外という事か、もしくは「異形型」ではないのだろうか...それについては結局判明はしなかった。
しかし確実に言えることがある それはこの私の個性によって普通の日常生活を送ることが不可能になったということだ。私は太陽の元に出ることがもう出来なくなってしまったからである。
本能的にそう感じていたのだが実験は一応行ってはみた 何事も試してみなくては分からないというものだ。
私は試しに一般的に販売されている出力の低い紫外線ライトを指に照射してみたのだ。 結果溶けはしなかったものの指はひどく焼けただれたのである。恐らくこれでは太陽の元に晒された場合消滅してしまうであろう。
不便であると思わなかったと言えば嘘になるだろう しかし私は幸福感に包まれていた あの御方と同じ体 体質になったのである。それに身体能力については人間の時とは比べ物にならない。 3歳の今現在の体ですら成人男性のそれを遥かに凌ぐ身体能力を私は身に着けていた。私は一夜にしてこの世のどんな超人をも超えた...いやこの世界では吸血鬼の能力だけではそうとはいかないか...
まあいいさ、今からゆっくり体の、能力の限界を実験すればいい それに吸血鬼とはいえある程度の年齢までは体も成長するだろう。それまでは我慢 耐えるときだ。
時間は腐るほどあるのだから
しかし体が成長するまでの間 潜伏する必要がある もし私が太陽が弱点でなければ普通に幼稚園、そして学校に行き成長するまでの間普通に生活すれば一番楽なのかもしれないがそれは不可能である それに太陽以外にもエネルギーの供給方法にも問題がある。また個性届を出すのも避けたい。
今のところ私の両親(と言っても私はもう両親とは思っていない。私にとっての両親とは前世の両親だけである。)に肉の芽を埋め込み私の意のままに操っている。肉の芽を埋め込まれた人間は数年のうちに脳を食らいつくされ死亡するという...良心の呵責が無いわけではない だがこの程度の事を実行できずにあの御方と同じ生き方は出来ないであろう。
私は両親を操り警察に捜索願を出させた つまりは私がいなくなったことにしたのである。それで暫く私が見つからなければ失踪届が出されることになりその後死亡扱いになるであろう。
日常からの決別 生き方は決めた この時点をもって私は鈴木速人という名を捨てあの偉大なる御方と同じ名前を名乗る
そう これからの私の名は ディオ・ブランドー