悪をなぞる   作:NY15

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登場人物紹介
ジョディ・ジョンストーン
14歳
イギリス人

個性 Thorn

自分自身の腕や足から茨を伸ばす個性 射程約5m 伸縮自在




ボディ・スナッチャー2

東京

 

 あの冬 日本の東京で起こったあのおぞましい出来事

 

 忘れることは出来ない いや忘れてはいけない 私の運命 それに対する決着を着けなくてはならない それは私の使命

 

 

 

 

 

 あの年 私は両親と兄と姉 そして妹の家族全員で日本に訪れていた。(四兄弟である)

 

 理由 それは両親の仕事の都合である...それとそのついでに家族旅行 兄は日本のアニメなどが好きで日本行きを楽しみにしていたようだが私にはあいにくそのような趣味はない。(昔兄のすすめで少しだけコミックを読んだことがあるけど)

 正直に言って面倒くさいだけであった。それにこの年齢だと家族旅行よりも国に残って友達と過ごしたほうがいいと思うのが普通だと思う。

 

 だからこの旅行を楽しみにしていたのは兄と妹 姉と私はあまり乗り気ではなかった。おまけにホテルの部屋は兄弟で一緒ときている これでは乗り気になれないのも仕方がないと言わざる負えない。

 

 でもパパとママを悲しませるのもどうかと思ったので表面上は楽しそうに私は振舞っていた。恐らく姉も同じであろう。

 

 

 年甲斐もなくはしゃぐ兄を冷ややかな目線で眺めながら一応この東京の街の観光を楽しむ努力をしてみる。あれで将来ヒーロー志望だと言うのだから呆れる。

 

 でもこの時の私たち家族は確かに浮かれていたのだろう 初めてくる異国 自分たちの国とは明らかに異なる雰囲気 そして世界でも安全と言われる日本で完全に気は緩み切っていたのかもしれない。

 

 平和の象徴 オールマイト 彼の登場以降 日本は世界で最も安全な国と言われておりその名声は私の国 イギリスにも届いていた。

 

 なんといったってあまりヒーローに興味のない私ですら知っているのだから

 

 

 だから私たちの後をつける悪意の視線を 悪の気配を感じることは出来なかった 

 

 あの背筋が凍り 鳥肌が立つ 体中の毛が逆立つようなあの視線に

 

 今は冬だから日が落ちるのも早い しかし現代社会というのはたとえ日が落ちてもその明るさ 煌めきは消えることは無い。

 

 眠らない街 東京 むしろその煌めきは日が落ちてからが本領発揮と言えるだろう。

 

 

 だから暗闇の恐ろしさなど現代人にとっては記憶の片隅に追いやられているのだろうか

 

 

 そもそもなぜ人は暗闇を恐れるのだろう?原初の記憶?

 

 まだ人間がこの地球で頂点ではなかった時代の恐怖だろうか?闇に潜む獣を恐れる恐怖なのだろうか?

 

 

 しかしもしかしたら獣以外の何かが太古の昔存在しており その存在への恐怖 遺伝子に刻み付けられた恐怖の因子が存在しているのではないのだろうか?

 

 私はあの出来事以来 そんな奇妙な考えに取りつかれている 

 

 

 

 

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