轟焦凍の闇が深いかも……。
もしかしたら壊れている。
あと、ごめんなさい、エンデヴァー!!
時間軸はメチャクチャです。
それでもOKって方だけどうぞ。
いいですね?
「ゴーストライダーって…、カッコいいよな。」
「!?」
轟焦凍の唐突な一言に、1-Aクラス(※緑谷出久不在中)が、凍り付いた。
近くにいた蛙吹梅雨が硬直から即座に回復して、轟のおでこを触った。
「どうだ!?」
「熱、無しよ!!」
「つまりしょーきで言ってるって事か!?」
「……。」
「ああ! 爆豪が単語聞いただけで逝った!? しっかりしろーーー!」
「? そんなに騒ぐことか?」
「いや…、騒ぐわよ…。轟ちゃん、マジで言ってるわけね?」
「俺は事実を言ったまでだが?」
「お前、体育祭で炙られて頭のネジ溶けたか!? それか親父さんのエンデヴァーが緑谷(ゴーストライダー化)と喧嘩になって! 最終的にエンデヴァーが泡吹いてぶっ倒れて緊急搬送されたの見て変なインプリンティングされておかしくなったか!?」
「アイツの件については、むしろ感謝しているぐらいだ。俺や母さん…、俺の家族…、それにアイツの傍若無人に苦しめられていた奴ら全員の痛みをアイツに与えてくれたんだからな。」
「オレはミテナイ、オレはミテナイオレはミテナイオレはミテナイオレはミテナイオレはミテナイ…。」
「ギャーーー! 爆豪がバイブレーション状態でなんか念仏みたいに唱えだしたぞ!?」
「轟君! 誰からそれを?」
「緑谷からだが?」
「……もしかして…、直接頼んだ?」
「ああ。」
やっちゃった…、やっちゃったのか…!
クラスメイト達は、轟の心の闇の深さに涙しそうになった。
ゴーストライダーの噂は、野を越え山越え、ネット上にすっかり広まっていた。
噂の出所については、確認しに来たヒーロー公安委員会に対してゴーストライダーの正体である緑谷出久自身が否定しており、ゴーストライダーとして『罪なき者達の流した血』に対する、その罪を生み出し罪なき者を生む悪への報復活動が、民間に広まった結果だった。
あと、緑谷出久がゴーストライダーであることは、爆豪も被害を受けたヘドロ事件で知られている。
なので、表沙汰にならない罪の被害者が出久に直接頼みに来るということは、決して“少なくない”。轟焦凍もそんなひとりになってしまったらしい。
夜な夜な聞こえてくることがある、ヘルバイクが鳴らす凄まじい悪魔のごときバイク音は、畏怖されると同時に罪が裁かれる時だとして、取り締まる側達の苦渋に反して、力の無い守られるべき者達からは一部ではヒーロー以上の希望として捉えられている。
正体が分かっていても、いくら監視してもゴーストライダーの粛正を止めることは出来なかった。
実際問題、ゴーストライダーが登場してから巷の犯罪件数が減ったり、表沙汰になってなかった罪を暴かれ突きつけられ自首する犯罪者が次から次に出ているのだ。
とはいえ……、大半の犯罪者は、最悪廃人になっているので…、法的に裁けないのが問題になっている。しかし、確実に罪の痛みを与えた結果なので、ゴーストライダーへの支持は着実に増している。
雄英校内でもゴーストライダーの在り方に熱狂的な支持者がいたりして、除籍処分するじゃ、しないじゃで揉めに揉めたのは最近だ。
「轟ちゃん…、なにも口に出さなくてもいいじゃないの? 心にとどめておけばよかったのに。下手すると除籍よ?」
「…嬉しくてな。アイツの状態を姉さんから聞いて…。あんまりにも嬉しくって…。」
うっとりと、それはそれは嬉しそうに美しく微笑む轟の様に、クラスメイト達は青ざめ、戦慄したのだった。
「…なにかあった?」
出たよ! 元凶!! 緑谷出久! ゴーストライダー!!(※変身してません)
しかし、口には出せない。
「緑谷。」
パッと表情を輝かせて轟が出久に駆け寄った。
「どうしたの、轟君。嬉しそうだね。」
「ああ…、とても嬉しいんだ。お前のおかげだ。ありがとう!」
「…そう。よかったね。」
出久は、興味なさそうに目を細め、あくびをして席に座った。
最後の興味の失せた出久がポイントかな?
あれだ…、味のなくなったガムとかへ向ける目?
エンデヴァーは、罰を受けたんだ……。死んでないし、廃人にもなってないけど、大変な状態かも。
たぶん……、轟は嬉しそうな顔してても目は死んでるかも……。(怖)
オールマイトから個性の譲渡受けるか否か
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個性はいらない
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