モブの酔っ払い(わいせつ事件常習犯)が出てきたりと、原作乖離しています。
ヘドロ事件を経て、ゴーストライダーとして覚醒に至った出久であるが……。
「ザラゾス…。」
『……。』
「ねえ? どういうこと? 教えてよ。じゃないと分からないから。」
『俺は力を提供しているだけだぜ。細かいことは自分で把握するんだな。ホレ、ヒーローだのヴィランだのを分析していたテメーの観察眼はよぉ、どうした?』
「…分かったよ。自分でやればいいんでしょ? 君に聞いた自分が馬鹿だった。」
出久が、夜の夜中にランニングをしていた時だった。
いわゆるたちの悪い酔っ払いに絡まれている女性を見つけたのだ。
その辺に落ちていた缶を投げたら、軽く投げたつもりが酔っ払いの隣にあった電柱を破壊する威力になってしまったのだ。
まあ当然だがそれによる付近の停電が起こってしまい、警察や騒ぎに駆けつけたヒーローにも怒られた。
「力が昼間より溢れている。つまり根本的には悪魔の力だから暗闇の夜の方がパワーが出やすいというか適している。すなわち明るいうちは本来のパワーが出せないでいたから、今が本来のパワー?」
どうやらゴーストライダーとなったことで体質がより悪魔のソレに近づいたらしい。そのため悪魔にとってあまり適さない日の高い明るいうちは本来のパワーが出せないようだ。
だが、出久が計算した限りでは、パワーが落ちると言っても3割減といったところだ。
電柱を破壊する威力で投げてしまった缶が酔っ払いに当たっていたら…っと想像するとゾッとしなくもない。
『絶望したか~? テメーら人間ちゃん達にとっちゃ明るいうちが活動時間だしよぉ。夜しか活動できないヒーローなんざ役立たずだなぁ?』
「別に。」
『…チッ。』
ザラゾスは、体を欲しがっている。なんやかんやで共生関係ではあるが、出久は完全にザラゾスを信じてはいない。
なんかあれば表に出ようとしているのが分かるのだ。今のところ出てきたことはないが、初めてペナント・ステア(贖罪の目)を使ったとき…すなわち爆豪にそれを使う際にちょっと表に出てきたような気はする。(『俺の目を見ろ!!』っと言ったとき)
ザラゾスがなにを考えて出久と共生する道を選んだのかまでは分からないが、いざ何かあった際に体を明け渡す気は出久にはさらさらない。
ザラゾス自身は、悪魔であるため疑われることについては慣れっこであるらしくクスクスと笑う気配があった。それに対して腹が立ったが、実体のないザラゾスを殴れないので我慢した。
翌日の朝のテレビニュースで、見覚えがある男の写真が映され、その男が自首したという話が出ていた。
昨晩の酔っ払いだ。
どうやらわいせつ事件の常習犯であったらしく、昨日の夜の出来事がきっかけで恐ろしくなり、安全な場所を求めて牢屋行きを選んだらしい。
「?」
そこで出久は、疑問を持った。
昨晩のことを思い出す。
酔っぱらいに向けて缶からを投げた。確かに投げた。しかし、殺す気なんてこれっぽっちもなく注意を引くつもりでかる~く投げたのだ。
出久は自分の手をニギ、パッとしてみる。
日が昇った朝だからか、夜中と比較するとパワー不足を感じる。
しかし、ここから夜になると3割回復することを考えると……、少しおかしいということに気づいた。
『ヒントをやろう。……『罪』…だ。』
「…ああ。」
ニュースを見ていると、昨晩の酔っ払いだった男の事件がもとで自殺者も出ていることが分かっていたが、遺族は泣き寝入りしていたらしい。
『ゴーストライダーとは、『復讐の精霊』の意を持つ…者。罪なき者共の流した血の量で変わるんだぜ?』
「罪…、罪から生まれる罪なき者が流した血の量…。なるほど、だから力が増したのか…。相手が悪だったから…。」
『ククク…、血が流れてからが本領発揮なのよ。絶望だなぁ? 真に救うべき奴を絶対に助けられないんだしよぉ? どうだ、出久。それでもテメーはこの力を使い続けるのかぁ?』
「…当たり前だよ。」
『ほーん? 復讐の代行者って売り出すつもりか?』
「それは、まだ時期じゃないよ。俺は俺のやり方でヒーローとして人を救う。それだけだよ。でも……、流れた血は無駄にしたくはないな。」
出久は、朝食を食べ終えると立ち上がって登校の支度をして登校した。
学校に行くと、会話を楽しんでいたクラスメイト達が一斉に出久を見て、顔色を悪くしながら道を開けたり、あからさまに距離を取る。
出久が爆豪に何かした。
そのことは、すでに学校内で知れ渡っていたが、その原因が分かっていないため避けられるにとどまっている。なぜなら出久が無個性だからだ。
ヘドロ事件後、あの変身形態の異常性から、警察やヒーロー達に連行される形で個性を調べる検査をしたのだが…、まったくの無個性。
身体能力が上がっていることについても、むしろ普通の少年少女よりもよっぽど健康状態が良かったほどだ。
なぜかオールマイトも来て、苦しげに告げられた。
緑谷出久の謎の力があまりにも危険であるため、監視下に置くことが決定したと。
出久は、キョトンとしたが。
オールマイトから、ヘドロヴィランが廃人状態で取り調べも何も出来ない状態に陥ってることも聞かされた。
何をしたのかと聞かれたが、目を見ろと言っただけだと出久は答えた。
本当なのかと聞かれた、出久は嘘は言っていない。
ペナント・ステア(贖罪の目)の説明をしようとしたが、なぜかオールマイトに待ったをかけられた。
「何故です?」
「君は無個性だと私に告げてくれた。そして個性検査でも無個性だった。だが、そんな君に宿った力……、それは本当に平和のために使える物なのかい?」
「……オールマイトは…。」
「?」
「…罪なき者達が流した血を無駄にしますか?」
「緑谷少年…。」
「俺は、無駄になんかしたくないんです。だから…ヒーローになりたいんです。きっと貴方の考えるヒーロー像からはかけ離れているでしょうが、それでも俺は…、罪なき者が血を流す前に救いたいんです。」
「緑谷少年…!」
「それでも俺はヒーローにはなれませんか?」
「そんなことはない! 君は確固たる信念を持っているではないか! それほどの信念を持つ者を、無個性だからと詰るわけがない!!」
「ありがとうございます。」
「そこで、緑谷少年! 今日の夜に用事があるかね?」
「いえ…なにも。」
「そうか! ならば今日の夜に、君の部屋に行く!」
「えっ?」
「もちろん、こっそりとだがね。大事な話があるのだ。」
「はい…。」
出久は、首を傾げる。
大事な話? それも平和の象徴として君臨しているトップヒーロー直々に?
『……。』
内側にいるザラゾスから、なんか気にくわないという感じの気持ちが伝わってきた。
雄英校への入試までに、出久はゴーストライダーとしての力の性質を知るために頑張ります。
明るいうちは、変身しても力が3割減。
夜になると最大パワー。
相対した相手が悪人だと更にブーストがかかる。相手が悪い人間であればあるほど、そして罪を犯して罪なき者達が流した血の量が多ければ多いほどブーストがかかる。
弱点?かな? あれ?
まあ、アメコミでは、よく弱点が無くなったりするからなぁ…。うーん。
オールマイトから個性の譲渡受けるか否か
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個性はいらない
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もらっとく