他の世界救ってたら自分の世界が大変な事になってた話   作:RTスパークリング

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お  ま  た  せ

プロローグだけでUAが200行くとは思わなかったです!
ありがとうございます!

さて続きです。
帰ってきた彼、いったいこの後どうなるんでしょう…


はじまり

元の世界に帰ってきたのは良かったのだが三年前飛ばされたときは交差点の一角で飛ばされた。

つまり周りの人から見たらいきなり交差点の一角にレンジャースーツを着た完全武装の男が現れたわけだ。

いかんせん周りの視線を集める。なのですぐ移動することにした。

 

ストーム1(銃はしまっておいてよかったな)

 

家に帰り中に入ろうとすると鍵がかかっていた。

 

ストーム1(まぁ、そりゃあ誰もいないわな…仕方ない待つか…)

 

 

 

?「あの~家に何か用ですか?」

 

三年ぶりに聞く懐かしい声。泣きそうになるがぐっとこらえて、

 

ストーム1「ただいま、母さん」

 

立ち上がりヘルメットを外しながら言う。

 

母さん「祐…樹…?」

 

ドサッと母さんが持っていた荷物が落ちる。

そりゃそうだ三年間消息を絶っていた息子が目の前にいるんだから。

その後母さんに泣きつかれてしまった。

 

 

そして落ち着いた後に三年間あったことを事細かに話した。

 

祐樹「嘘みたいに聞こえるかもしれないけどこれが今まであったことだよ」

 

母さん「ううん、信じるよ」

 

本当に信じてもらえるとは思っておらず少しびっくりしてしまう。

 

 

少しすると父さんも帰ってきた。

どうやら仕事の途中で抜け出してきたらしい。

帰ってくるなり一発殴られてそのあときつく抱きしめられてしまった。

 

姉さんのほうには母さんからメッセージを送ったらしいので今はやることがない。

前の世界ならば空いている時間はすべて訓練をしていたので時間のつぶし方などもう忘れていた。

 

何もやることがないのでテレビをつけてみた。

 

祐樹「…なんか事故のニュースが多くないか?」

 

感覚がマヒしているのだろうか。

そう思いチャンネルをまわしているとそこには非日常の映像が流れていた。

 

祐樹(人が…人を喰ってる…)

 

フェイクニュースかと思ったが違う。

すると自宅の近くで爆発が起こった。

 

祐樹「なんだ!?」

 

母さんが部屋に駆け込んでくる。父さんは爆発があったところに行ったらしい。

 

母さん「大丈夫!?」

 

祐樹「う、うん。父さんは?」

 

母さん「消防団で爆発のところに行った!」

 

とりあえず早く逃げようとしたところで外にケガをしたのか血だらけで前かがみで歩いている人が見えた。

 

母さん「大丈夫ですか?」

 

ゾワッ…

嫌な予感がする…

 

祐樹「母さん!待って!」

 

母さん「え?」

 

母さんがこちらに振り向く。

次の瞬間血だらけの人が母さんの首元に噛みついていた。

 

祐樹「このっ!」

 

母さんから無理やり引き離す。

首元からはかなり血が出ていた。このまま移動させるわけにはいかないのでもう一度家の中に入り応急処置をする。

かなり痛そうだ。

 

応急処置が済み何が起こっているのか調べるためテレビをつける。

テレビでは繰り返し事故と人間が喰われている映像が繰り返し流れていた。

 

祐樹(なんだこれ…まるでゾンビ映画じゃないか…)

 

少したって母さんが起き上がってきた。

痛みが引くどころかしなくなっているらしい。

 

母さん「さすがね!」

 

とは言っているがそんなわけない。俺がしたのはごく一般の消毒をして拭くだけの誰でもやる処置だった。

痛みがなくなるなんてそんなことある訳ない。

 

とりあえず話せるだけましマシなので姉は何処で働いているのかを聞くことにする。

 

祐樹「姉さんって今どこで働いているの?」

 

母さん「あの子は今高校の教師をしているわよ。えーっと…巡ヶ丘高校だったかしら」

 

祐樹「ふーん、そっか。じゃあ明日行ってみようかな。こんな状況だしね。とりあえずもう遅いし休もうか。」

 

母さんに早く休むように言う。

ケガしているときは寝て治すに限る!

 

そう言い俺は自分の部屋に戻る。久しぶりに帰ってきて、爆発があって、母さんがケガをした。

悪い意味で濃い一日だった。

 

 

 

ドン……ドン……

 

 

 

いつの間にか寝てしまっていた俺を起こしたのはドアをたたく音だった。

開けようとすると向こうからうめき声のような声が聞こえた。

 

突然だがゾンビ映画ではゾンビが普通の人間を噛みつくと感染しゾンビ化する。

そのことが頭によぎる。

 

窓から外に出て玄関から入り自分の部屋の前に行く。

最悪だ。

ドアをたたいているのは母さんだった。だがその面影はない。肌は黒く変色しうめき声をあげている。

 

祐樹「母さん…」

 

声に反応したのか母さんだったものがこちらに歩いてくる。

ここからは速かった。スーツにつけられた小型テレポート装置で銃を呼び出す。

構えて撃つ。

 

祐樹「ごめんなさい」

 

一発の銃声が響いた。

 

 

 

そのあとは全然眠れなかった。

仲間を失うとはまた違う悲しみ。

 

朝になりいざ出発というときにテーブルの上に書置きがあるのに気づいた。

姉さんの職場、父さんの職場、謝罪の言葉。

涙を流すには十分すぎた。

 

気持ちを落ち着けてから家を出た。とりあえず父さんのところに向かうことにする。

 

祐樹(こんなの父さんになんていえばいえばいいんだよ…)

 

歩くのでは時間がかかるのでバイクを小型テレポート装置で呼び出す。

 

祐樹(よくよく考えたらオーバーテクノロジーだよな…)

 

 

 

少し走って違和感に気づく。人がいない。いつもにぎわっていた交差点も、大きいデパートにも。

その代わり、人だったものが徘徊している。

 

祐樹(一晩でこんなことになるとは…)

 

 

 

煙をたどり、消防団の父さんを探す。

すると角の向こう側に消防車が見えた。

 

祐樹「あれだ!」

 

近づくと…消防車が頭から民家に突っ込でおり、折れた電柱が運転席をつぶしていた。

地面には伸びた血の跡。

 

俺は急いで駆け寄ると助手席のドアを開けた。

そこには…

 

もう瞳に光が宿っていない父さんの姿があった。

 

祐樹「くそ…ッ!どうしてこうなったッ!」

 

少しすると俺の叫び声を聞きつけたのか奴らが集まってくる。

 

祐樹「きちんと弔ってやらなきゃな」

 

いったんここから距離をとる。姉さんの安否も心配だが父さんをここに置き去りにするほど薄情じゃない。

 

 

 

毎日少しずつ作業を進める。レンジャースーツを着ていても電柱と消防車を動かすのは簡単じゃない。

しかも作業中は音で奴らも集まってくる。撃ち殺せばいいのだが銃声で奴らが集まってくるかもしれない。

 

結局すべて終わすのに三日かかった。

 

祐樹「今日は早めに休んで明日から姉さんを探そう」

 

そう一人つぶやいてから目を閉じた。

 

 

次の日、空がどんよりしているが無視して出発する。

 

出発してから少しすると雨が降ってきた。

 

祐樹「最悪だ…」

 

しかし進むのはやめない。もし今姉さんが奴らに襲われていたら…そんなことを考えると止まる気にはなれなかった。

 

 

 

奴らを撃ち殺しながらやっと巡ヶ丘高校に到着した。

到着したまではよかった。よかったのだがいかんせん量が多すぎる。

 

しかもここにいるゾンビは大体が制服を着ていた。

 

祐樹(まさかここにいるの全員生徒だったのか!?だとしたら軽く200は居ることになるぞ!?)

 

だとしてもやるしかない。姉さんがまだ中にいるかもしれない。

そのためには全員殺すしかない。落ち着いて深呼吸。……よし!

 

祐樹「地球防衛機構軍 遊撃部隊 ストームチームリーダー ストーム1突撃する!」

 

奴らの注意をこちらにひくため大声で叫ぶ。

 

1VS約200

 

祐樹「上等だッ!」

 

長い戦いが始まった。

 

 

 

 

~学園生活部side~

 

祐樹が来る少し前…

 

 

校舎内にいる生存者たち、佐倉 慈、丈槍 由紀、恵飛須沢 胡桃、若狭 悠里の四人。

全員絶望的な状況にいた。

 

胡桃「くっそぉ!なんなんだよこいつら!」

 

机を重ねて縛っただけのバリケードに張り付いている奴らをはがそうとするがはがしてもはがしても奴らはバリケードに張り付いてくる。

 

四人の中の一人、丈槍 由紀がついに泣き出してしまった。

 

由紀「めぐねぇ…これから私たちどうなっちゃうのかなぁ…」

 

四人の中で唯一の教師、佐倉 慈が答える。

 

慈「わからないわね…でもきっと助けが来るわよ」

 

言った本人も聞いていた三人もただの気休めの言葉にしかならないとわかっていた。

 

悠里「胡桃!もうここは無理よ!上に逃げましょう!」

 

胡桃「上に逃げてもここを突破されたらどのみち上に押し寄せてくるぞ!」

 

 

ガタン!!

 

 

四人には一瞬何が起こったのかわからなかった。

しかし反対側から奴らが姿を現す。

 

そして少しの沈黙…。

それを破ったのは胡桃だった。

 

胡桃「くっそ!上がれ、上がれ!」

 

四人が一斉に階段を上がる。

三階に上がり、防火扉を閉める。

しかし慈だけ中に入らず鍵をかけてしまう。

 

由紀「めぐねぇ!?何してるの!?」

 

 

 

 

慈「私が囮になります。」

 

 

 

 

 

胡桃「何言ってんだめぐねぇ!早くここ開けろ!」

 

悠里「そうですよ!ここを固めたら大丈夫です!大丈夫ですから早く中に!」

 

慈「いくら固めてもこの量じゃどうにもなりません!それに……私も教師なんです。教師には生徒を守る義務があるんです!」

 

慈「だから……行って!」

 

由紀「めぐねぇ!!」

 

慈「行きなさい!!」

 

涙をこらえて胡桃と悠里は離れようとしない由紀を引っ張って奥へと進む。

 

由紀「めぐねぇ!!めぐねぇ!!」

 

少しずつ声が遠ざかっていく。

 

慈「ごめんなさい…ごめんなさい…」

 

小さくつぶやく。そして、流れていた涙をぬぐい、気持ちを切り替える。

 

慈「さて!最後の大仕事ね!」

 

近くにあった消火器を武器に奴らのほうに進んでいった。

しかし消火器ごときで奴ら倒せるはずもなく、徐々に端の方へと追いやられてしまっていた。

 

消火器はもう奴らに投げつけてしまったのでもうない。

後ろは行き止まり。前は奴らの群れ。退路はなかった。

もう…おしまい。

 

慈「時間、少しでも稼げたのかな?」

 

自然と涙が流れてくる。後悔はない。

 

慈(由紀さん、胡桃さん、悠里さん…私、みんなの先生でよかった)

 

奴らの一体が慈に噛みつこうとする。

 

慈(ごめんね…)

 

と、次の瞬間

 

 

?「伏せろ!」

 

 

廊下に大きな声が響いた。




ちょっと駆け足すぎましたかね…

主人公の名前は出てきましたが、苗字がまだ出てきてません。
まぁ、それはおいおいわかるんですけど、かなりの原作ブレイクになります。
許してクレメンス。

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