他の世界救ってたら自分の世界が大変な事になってた話 作:RTスパークリング
※今回原作崩壊がかなりありますご注意ください!
?「伏せろ!」
何処からか叫ぶ声が聞こえた。
反射的に伏せる。
次の瞬間自分に噛みつこうとしていた奴らが次々と倒れていく。
聞きなれない音、目を向けると軍人らしき人が銃で次々と奴らを倒していた。
とりあえず今、見える奴を倒し終わった後にこちらへ駆け寄ってきた。
?「歩けますか?」
彼は私の顔を見ると少し驚いた顔をすると続けて、
?「他に生存者はいますか?」
と、尋ねた。
私は、三階に三人、生存者がいることを伝えると
?「行きましょう。俺から絶対に離れないでください」
と言い、私の手を握り階段を上る。
三階の防火扉前には奴らが五体ほどいたが、彼の持つ銃であっという間に倒される。
鍵を開けて中に入ろうとドアノブをまわす。
中に入ると、バリケード用に机を運んでいた恵飛須沢さんがいた。
恵飛須沢さんは驚いたような顔をしてこっちに走ってくる。
それがだんだん泣き顔になる。
胡桃「めぐねぇ!」
慈「もう…めぐねぇじゃなくて佐倉先生だっていつも言ってるのに…」
いつもの流れ。でも今はこのやり取りがとてつもなくうれしかった。
声を聞きつけた丈槍さんと若狭さんが空き教室から出てくる。
恵飛須沢さんと同じように驚きの表情から泣き顔に代わっていく。
結局三人に抱きつかれてしまった。
?(間に合ってよかった…)
~少し前 祐樹side~
戦闘を開始してから数分やっと奴らの量が減ってきた。
祐樹「校庭の奴らは減ってきたが、中にはまだまだ居そうだな!…にしても…強いな…これ」
使っていたのはAF100。AFシリーズの最終形態で対怪物用の武器だ。もともと侵略生物の殻を貫通してダメージを与えるので、殻なんて持ってない奴らは頭に一発でも当たるときれいに頭が吹き飛んでいく。
祐樹「持って行ってくれって言ってくれた博士には感謝だな」
校庭にいる奴らをある程度倒し、校舎の中に入る。
明かりがないので中は真っ暗だ。ヘルメットについているライトをつけると奴らが大量に中にいるのが分かった。
しかし階段の踊り場に最近使ったような消火器が転がっていた。
祐樹「どういうことだ?まさか生存者が?」
階段を上がると机を積み上げてワイヤーで縛ってあるバリケードのようなものがあった。
しかし倒れてしまっている。
祐樹「突破されたのか…」
ふと周りを見渡すと何かがおかしいことに気づく。
一階に奴らが大量にいたのはわかるが、二階にはほぼおらず逆に三階からは奴らのうめき声が大量に聞こえていた。
祐樹「まさか上に逃げたのか?」
倒しながら階段を上がるととある教室に奴らが群がっていた。
奴らを倒しながら急いで向かう。
ちらっと奴らの隙間から三年ぶりに見る背の低いピンク色の髪の人が見えた。
祐樹(仕方ない!)
生存者がいる方に向かって撃つのは気が引けたが、迷っている暇はない。
祐樹「伏せろ!」
大声で叫ぶ。きちんと伏せていることを願いつつ奴らの頭の向けてAFを撃ちまくる。
教室にいる奴らを全員倒すとピンク髪の女性に話しかける。流れ弾が当たってなくてよかった。
近くに行って顔をみてわかった。三年ぶりだがわかる。姉さんだった。
祐樹(よかった!生きてた!)
でもここで感動の再開とはいかない。どこか安全な場所に移動しないといけない。
祐樹「歩けますか?」
慈「は、はい!」
祐樹「他に生存者はいますか?」
というとかなり慌てた様子で、
慈「は、はい!少し先の防火扉の先に三人います!お願いします!あの子たちを助け……」
言い終わる前に俺は姉さんの手を握る。
祐樹「行きましょう。俺から絶対に離れないでください」
そういうと目に涙を浮かべたまま姉さんが、
慈「ありがとうございます!」
と膝におでこが付きそうなくらい深く頭を下げていた。
教室を出て廊下を進む。目的の扉の前に行こうとするが、奴らが道をふさいでいたので手早く倒していく。
ドアに着きドアノブをまわすと向こうに何か置いてあるのかドアが開かない。
仕方ないので無理やり押して開ける。
祐樹(ドアの向こう側に机があったのか、道理であかないわけだ)
姉さんも中に入れてドアを閉める。
祐樹(さて、再会タイムだ)
と、ヘルメットを外そうとすると奥からガタンという音が聞こえ音がした方素早く銃を向ける。
しかしそこにいるのは制服を着たツインテールの子だった。
その子は、ダッシュでこちらに走ってくると姉さんに飛びついて泣き始めてしまった。
その後教室から二人また廊下に出てくる。その二人もツインテールの子と同じように姉さんに抱きつくと泣き始めてしまった。
少したってみんなが落ち着き始める。
慈「先ほどは助けていただいてありがとうございました!」
祐樹「いやいや、当然だよ。だって世界に一人の姉さんなんだから」
慈「…え?」
俺はそういうとヘルメットを外して姉さんを見つめる。
祐樹「久しぶり…姉さん。無事でよかった」
慈「…祐……くん?」
祐樹「うん…姉さん。久しぶり」
そう答えると姉さんが泣き出してしまう。
仕方ないので抱きしめてやるとがっちりとホールドされてしまう。
結局落ち着くのに五分くらいかかった。
落ち着いてから簡単に今までの三年間のことを簡単に話す。
最初は信じてくれなかったが今身に着けているものを見せたら怪しみながらも理解はしてくれた。
だが父さんと母さんが死んだことは伏せておくことにした。これを話すのはもう少し落ち着いてからでもいいだろう。
祐樹「さて、じゃ俺は残った奴らを倒してくるよ」
慈「え…?危ないわよ!」
祐樹「大丈夫!大丈夫!姉さんがここにいるのなら少しでも危険は減らしておきたいし、それに…」
制服を着た三人を見る。帽子をかぶった子と目が合う。彼女はビクッと体を震わせると目をそらされてしまった。
祐樹(かなり警戒されてるな…俺…)
それもそうだ。急に現れて、大きい銃を振り回す男がいたら俺でも警戒する。
祐樹「あそこの三人に俺のこと説明しといてくれない?」
俺はそう言うとツインテールのシャベルを持った子に近づく。
祐樹「君、名前は?」
胡桃「胡桃。恵飛須沢 胡桃」
祐樹「そうか。じゃあ恵飛須沢さん。俺が外にいる間ここを守ってくれないかな?」
胡桃「……わかった」
会話はしてくれるものの警戒は解かれていないようだった。
祐樹「よし!じゃあ行ってくるよ」
そう言うと俺は教室の窓を開ける。
慈「駄目よ!危なすぎるわ!」
しかし姉さんも簡単には譲ってはくれない。
祐樹「危なくなったらすぐ逃げるから。絶対戻ってくるから」
慈「…わかった……だけど!」
声を大きくして姉さんが続ける。
慈「必ず帰ってくること!これだけは何があっても約束して?」
祐樹「了解」
俺はそう言うと準備を始める。
軽く銃のメンテナンスし、
祐樹「よし!行くか!」
俺はそう言うと開けた窓に向かって走り出す。
わざわざ中を通るよりこっちのほうが速い。
慈「祐君!?」
後ろで姉さんが驚いた声を上げる。
そりゃそうだ。三階の窓から飛び出すなんて普通じゃ考えられない。
無事着地し三階の窓を見る。
姉さんだけじゃなく三人の女子生徒もこちらを見下ろしていた。
俺は姉さんたちにサムズアップすると戦闘を開始する。
できるだけ校舎に弾を当てないように細心の注意を払う。
祐樹「ちょっと……これは量が多いな…」
少しでも足を止めれば囲まれてしまうだろう。
倒すのはいいもののだんだんと奴らをの死体も増えてくる。
俺は後ろに死体があると知らず、盛大に転んでしまう。それが命取りだった。
祐樹「クソ……囲まれた…」
囲まれたことにより集中が乱れる。
そして…後ろにいる一体が噛みつきに来ていることに気が付かなかった。
慈「祐君!!後ろ!!」
姉さんが窓から身を乗り出して叫ぶ。
避けられない!そう思った俺はとっさに左腕を噛みつきに来た奴に差し出す。
噛みつかれたが関係ない。左腕は義手だ。
噛みついている奴をすぐに倒す。
祐樹(とりあえず、囲みを突破しなきゃ話にならねぇ…)
倒しながら進んでいると左腕に違和感があった。
うまく動かない。
腕をまくってみるとひじの関節のところに噛み跡があった。
祐樹(クソ…ついてねぇ)
左腕がうまく動かないのでうまくリロードができない。
仕方ないので武器を持ち替える。
AFをしまい、スローターEZを取り出す。
一発撃つと奴らが吹っ飛んでいく。
祐樹(最初からこっち使っておけばよかった。)
リロードができないのでいろいろと武器を持ち替え奴らを倒していく。
結局殲滅できたのは戦闘開始から約一時間ほどたってからだった。
三階に戻り、ドアを開けると姉さんと恵飛須沢さんがシャベルを構えて立っていた。
祐樹「姉さん、ただいま」
笑いながら姉さんの方へ歩いていく。
姉さんが駆け寄ってくる。だが表情は暗い。
慈「祐君……噛まれた…よね」
祐樹(あぁ、そっか見てたっけ)
祐樹「う、うん。まぁ、でも大丈夫だよ。こっちの腕、義s…」
慈「大丈夫じゃない!」
そういえば奴らに突撃する前に義手のことを話していなかった。
祐樹(あぁ…先に説明しておけばよかった…)
祐樹「い、いや…姉さん落ち着いて…」
慈「落ち着けない!三年ぶりに会ったと思ったら銃なんて持ってるし!あいつらの中に突っ込んで行くし!挙句の果てにかまれてるし!」
姉さんは軽いパニック状態になっていた。
祐樹「ほ、ほら大丈夫だよ!」
俺はそう言うと袖を捲り、噛み傷を見せる。
慈「噛まれた場所なんてどうでもいい!」
祐樹「そうじゃなくて!……ああもう!…ほら!」
上着を脱ぎ、肩のところから義手と外す。
祐樹「ほら、これ義手だから!」
義手と取り外し、姉さんの前に差し出す。
祐樹「ね?」
義手を外し、姉さんの前に差し出す。
さっきまで騒いでいた姉さんが急に静かになる。
祐樹「姉さん?」
声をかけても何の反応もない。
試しに目の前で手を振ってみるがやっぱり何の反応もない。
祐樹「えーっと……え?」
固まってしまった姉さんの後ろに立っていた恵飛須沢さんのシャベルを片手に思考停止していた。
助けを求めるために恵飛須沢さんに声をかける。
祐樹「あのー恵飛須沢さん?おーい」
今度は恵飛須沢さんの前で手を振ってみる。
胡桃「はっ!?」
恵飛須沢さんはちゃんと気がついてくれた。
祐樹「ごめん恵飛須沢さんどこか落ち着けるところない?」
姉さんを指さしながら尋ねる。
胡桃「ああ、こっちだ!……です…」
祐樹「うーん…話しやすい話し方でいいよ。呼び方も呼びやすいものでいいし」
胡桃「…ああ!わかった。呼び方は…祐さんでいいか?めぐねぇもそう呼んでたし」
祐樹「ところで恵飛須沢さん…そn…」
胡桃「胡桃!」
祐樹「え?」
胡桃「こっちも呼びやすい方で呼んでるし、胡桃でいいよ」
祐樹(生まれてこの方女性を名前で呼んだことないんだけど!)
向こうの世界でも確かに女性の隊員はいた。居たが大体コードネームで呼び合う為、名前で呼ぶことなんてなかった。
祐樹「う、うんわかった。で、話し戻すんだけどめぐねぇってやっぱり姉さんのこと?」
胡桃「そう、最初は、由紀…えっと部屋に帽子かぶってた奴いただろ?由紀が言い始めたんだよ」
祐樹「ふーん…そっか」
ちゃんと先生やってたんだ、そう思うとなぜだかとてもうれしくなった。
胡桃「なんだよ急にニヤニヤして」
そう話しかけられ、横を見ると胡桃がこちらを見ながら少し引いたような顔をしていた。
祐樹「いや、何でもない」
そういいながらちらっと胡桃の方を見てみる。
こんなたわいのない話中でもシャベルを持つ手は力が入ったままだった。
祐樹(この子なりにちゃんと警戒はしてるんだな…)
少し歩くと、生徒会室という標識の上に学園生活部と書かれた張り紙がしてある部屋についた。
祐樹(学園生活部?)
胡桃が扉を開けると二人の女子高生が抱き合うようにして椅子に座っていた。
そのうちの一人がこちらに視線を向ける。一瞬驚いたような表情をする。
祐樹「胡桃さん。どこに寝かせればいいですか?」
胡桃「うーん、ちょっと待ってー。りーさんここに寝かせても大丈夫かなー?」
胡桃がそう言うとりーさんと呼ばれた女子高生がそうねと短く返す。
姉さんを横にして、改めて自己紹介をする。
祐樹「初めまして。佐倉慈の弟の佐倉祐樹です!まぁ、好きに呼んでください」
続いて胡桃が自己紹介をする。
胡桃「さっきも言ったが巡ヶ丘学院高校3年の恵飛須沢 胡桃だ!改めてよろしく!」
悠里「同じく巡ヶ丘学院高校3年の若狭 悠里です。先ほどは助けていただいてありがとうございました」
由紀「最後は私!巡ヶ丘学院高校3年の丈槍 由紀です!よろしくね!」
祐樹(え…胡桃さんたちと同い年なのか…)
それが顔に出てたのか感じ取ったのか由紀さんがかみついてくる
由紀「なんか失礼なこと言われた気がするよ!」
祐樹「いや、ハハハ…」
祐樹(由紀さんとはすぐ仲良くなれそうだな)
そんなやり取りをしていると悠里さんが口を開いた。
悠里「すいません。単刀直入に聞きます。あなたは一体何者ですか?」
と聞かれ、今までの三年間体験したことを話す。
あまりピンときていないようだったので実際に銃を出してみる。
さっきもやったようにヘルメットの小型テレポート装置から銃を取り出す。
祐樹「えっと…これがさっき使っていた銃ですね。あとは…」
軽く説明しながら次々と銃を取り出す。
ふと三人の方を見ると悠里が驚いたような表情をしていて、胡桃と由紀は目を輝かせていた。
胡桃「な、なぁ。これ触ってみてもいいか?」
胡桃がワクワクした表情で尋ねる。
祐樹「いいよ。ロックはかけてあるけど重いから気を付けてね」
胡桃が銃を持ち上げて回しながらいろんなところを見ている横で由紀も私も~と言い、持ち上げようとしているが銃が重くんー!んー!と唸っている。
楽しそうな二人の様子を見た悠里はようやく心を開いてくれたようで、
悠里「さっきは強めの口調でごめんなさい」
と、申し訳なさそうに謝ってくる。
祐樹「気にしないでいいよ、悠里さん」
悠里「フフッ、ありがとう祐さん」
俺が少し驚いたような顔をすると、
悠里「胡桃もそう呼んでたから…ダメだったかしら?」
祐樹「いや、呼びやすいようにって自分で言ったんだ異論なんてないよ」
それよりふとした疑問だがちょっと聞きたいことがある。
祐樹「そういえばここに入る前の扉に学園生活部って張り紙あったんだけど…あれ何?」
悠里「あぁ、あれ?あれはここに立てこもっていたら気が滅入っちゃうでしょ?だから学校の部活動としてここで暮らしているって前向きに考えるようにするために設立したの」
祐樹「なるほどねぇ…」
などと話していたら、胡桃と由紀がこちらに近づいてきていた。
胡桃「なぁなぁ!ほかにはないのか?」
一通り見終えたのだろうか胡桃が目を輝かせたまま話しかけてくる。
一方由紀の方は結局持ち上がらなかったのか疲れたような表情をしていた。
祐樹「あと…出せるものは…これかな」
そう言うと全長180cmぐらいある銃を取り出す。
そう、EDFレンジャー最強のライサンダーZだ。
あまりの大きさに三人は軽くフリーズしていたがすぐに溶け、おお~!と声を上げていた。
胡桃「すげぇ!超でけぇ!これ由紀より大きいんじゃないか!?」
と言うとさっきまでダウンしていた由紀が駆け寄ってくる。
由紀「なにを~!」
そう言うとライサンダーの横に立ち背伸びをしている。
祐樹(銃と背比べする女子高生…なんだこれ…)
久しぶりにとても楽しい時間を過ごした気がした。
どうだったでしょうか。
自分なりにできるだけ自然に出合わせたつもりです…(-_-;)
こここうした方がいいなどありましたら教えてくれると嬉しいです!