~廃れた学校~
黒い目の青年と紅い目の女性は月に照らされ睨み合う
「見つけたぞ、×××」
青年は彼女の名を呼ぶ
「ぐ、あう、あぁぁぁぁあぁぁぁ」
しかし彼女から発される言葉は人のものではなかった
「話す事も出来ないのか…すぐに楽にしてやるからな…×××」
もう一度青年は彼女の名を呼び
彼は銃を取り出した
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁあぁぁぁ」
女性のようなものの叫びと共に青年は…
「……えっ?…グハッ!」
青年は彼女の左手から出る蟹の鋏のようなものに首を締められてしまった
「うあ…あ、あ、あ、あぁぁぁ」
蟹の鋏のようなものは青年の首を容赦なく締めつける
「………は…る……」
少しの間であったが青年は抵抗するが青年の力ではあまりにも無力過ぎた
そして彼は…死んだ
「ぐ、あ、う、あうわぁぁぁはおまめはさなあまふ」
~薔薇の香る庭~
「あぁぁぁぁまた負けたぁぁぁぁ!!」
一面、薔薇で満たされた庭園に1人の少女の悲嘆ともう1人の少年の笑い声が広がる
「にっしし、また僕の勝ちだね〜本当に弱〜い」
「くぅーー生意気!私より身長小さいくせに!」
「身長小さいとか言うなよ!」
「本当の事じゃない!」
「は、弱すぎるやつの言い訳はひどいね!」
「次は勝つもん!」
「そういってまだ1度も勝ててないじゃん!」
二人の子供の喧嘩はどんどんヒートアップしていくなか…
1人の老執事がやってくる
「お嬢様方、紅茶の準備が出来ましたよ」
「お嬢様じゃないよ!!」
少年は涙目になりながら反論する
「またお嬢様がお負けになったのですか?」
「またとか言わないでよ!!」
「ふふふ、申し訳ありません、では少し紅茶を飲んでゆっくりしてみてはいかがですか?」
「それじゃあもらうよ」
2人の子供たちは庭園のテラスへ向かう
「そうそう、今度は私にハンデちょうだいよ!」
少女は少年に話しかける
「構わないけどどんなハンデが欲しいの?」
「ーーーーーーが欲しいの」
「それは…面白いかもね」
「じゃあ?」
「いいよ、認めてあげる」
「では紅茶を飲みながらやりましょ」
「いいよ、やろ〜」
少年少年はニヤニヤ笑いながら席に着く
「そのハンデだと僕の寄生体も少し強化しようかな」
「えぇえぇあれ以上強くなるの?」
「あれ以上と言ってもあの蟹のハサミしか出てないんだよ」
「やだー私が勝つためにさっきと同じがいいの〜」
「さっきと同じだとまた負けるんだね」
「ムッどういうことよ」
「まぁ、少し強化させてもらうよ、また3年という時間使わせたくないし」
「わかったわよ」
「じゃあ始めるよ!」
『第三のパーティを始める!繰り返される運命よ、もう一度、我らの前に現れ愉悦を与えよ!』