鬼の少女のヒーローアカデミア   作:不知火 秋

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どうも、卒論、テスト、教習所と地獄のジェットストリームアタックをどうにか生き抜きました。私です。
いや、ホント遅くなってごめんなさい....。
お話も楽しんで読んでもらえれば嬉しいです!

体育祭編は種目事に区切れればいいなと思ってる所存です。


第一種目、障害物競走

 ついにやってきた雄英体育祭当日。私は1つ懸念していることがあった。それは、とある知り合い達が雄英体育祭に応援に来るかもしれないということである。

『応援?それくらい別にいいじゃないか』そう思う方もいるだろう。だが今回の雄英体育祭の応援に来る(可能性がある)のはパッと見、ヤベー奴らである。『それなら事前に「テレビ越しで応援してほしい」と言えばいいじゃないか』という意見もあるだろう。ごもっともである。正直京都での出来事ですっかり忘れてました。うん、結局ところ自業自得というか自分のミスです。ぐうの音も出ない、ちくせう。

 

 そんなこんなでリアルで頭を抱えているとお茶子ちゃんがやってきた。そう、現在は体育祭開始前の待機時間なのです。

 

 

 

 

 

「朱音ちゃん.....大丈夫?」

 

「だいじょぶ....ちょっと自分の管理不足を呪ってただけだから.....」

 

 開始の時間を待っていると、轟くんが出久くんに宣戦布告をしていた。うーん、出久くんの返答がかっこよすぎて鼻血出そう。乙女の尊厳保守のため意地でも出さんが。

 

 

「そうそう。みんな狙ってるんだから。というわけで私も全力でトップを狙っていくからね」

 

 ついでに私も布告しとこう。トップ狙ってることは間違ってないしね。

 

 

 

 

 

 

 そうこうしてる間に入場の時間になり、1年生全員が開会式の場に出てくる。生徒が出てくる度に大歓声があがり、嫌でも戦いの場に出たんだなと実感できる。

 

 真ん中に全員が集まり、開会式が始まると壇上に18禁ヒーローの『ミッドナイト』が現れ、選手宣誓を行うことになった。18禁なのにこっちにいていいのだろうか?3年の方に行った方がいいのでは?大抵15歳くらいがいると思うんだけど1年って。

 

 ボヤいていた生徒が注意された後、選手代表としてヒーロー科の入試一位通過の爆豪くんが選手宣誓を行うために呼び出された。

 

 

 

「せんせー、俺が一位になる」

 

 うん、絶対やると思った!!君そういうタイプだったよね!自分だけでなくシレッとA組(私達)を巻き込んでるし...まぁ、別にいいんだけども!

 

 

 

 

 

「それじゃあ早速第一種目行きましょう!!」

 

 

「雄英って何でも早速だよね」

 

「分かる。早速では無いと思うけど」

 

 

 予選扱いの第一種目のルーレットが回り、やがて障害物競走に止まった。

 

 

「障害物競走かぁ....小学校以来だなぁ....」

 

「いやいや、小学校のレベルで考えちゃダメでしょ...」

 

「それもそうだった。ここ雄英だった...」

 

 

 計11クラスの総当たりレースで、コースさえ守れば何をしても(・・・・・)OKなのだとか。なんでもOK...うーん、開幕が予想できるなぁ....。

 

 ちょっと考えていると並ぶのに遅れてしまい後ろの方になってしまった。にしても狭い。

 さて、スタートダッシュを正面切って突破するのは無理そうだ。前がダメなら上と横を使う

 

 

 

『スタート!!!!』

 

 競技用のランプが赤から緑に変わり、選手が一斉に狭い通路に駆け込む。案の定、通路はギッチギチのすし詰め状態になっていた。後ろから動かずに出久くんとか峰田くんがガッツリと巻き込まれていた。突撃しないでよかったよホント。そして、予想通り通路の上の空間は誰もおらず跳んでも問題ないくらいに空いていた。

 そう思いつつ私は鬼になりすし詰めになった選手の上を跳び横の壁を蹴り前へ出る。そうだね、分かりやすく考えるなら某配管工の壁キックみたいなことやって前に進んでるって考えてもらえるとありがたい。

 

 選手の上を通過し、先頭集団の上を通過する時に下から冷気が上がってくる。轟くんだなコレ。足下を凍らせたんだろう。凍った人達ご愁傷さまです。てか爆豪くんも爆破で逃れてたか、八百万さんとか切島くんも回避していた。さっすがクラスメイト。

 後列から一気に先頭集団の仲間入りを果たしていると、前方に何やら見覚えのある影達が現れる。

 いや、アレってまさか....。

 

 

『第1関門、ロボ・インフェルノ!!!』

 

 これ入試の時の仮想ヴィランだ、ちょっと先には私が破壊した0Pが大量にいるじゃないですかヤダー。

 

 早速出久くんが峰田くんの名を叫ぶのが聞こえ、峰田くんが犠牲になったのが判明した。死んてないけど南無三。1秒くらいは多分忘れないから。お茶子ちゃんをスケベな目で見た罪は重い。

 

 

 

「マジか!ヒーロー科あんなんと戦ったの!?」

 

 そうだよ。大抵の生徒逃げてたけど。

 雄英は自由なのがウリとはいえ、日本全国見てもヒーロー科の入試でこんなデカいロボットと受験生ぶつける学校ここしかないと思う。雄英と並ぶ学校である士傑でも...多分流石にやらないと思う。

 

 

 そんなことを思ったのも束の間、突然0Pが氷のオブジェと変化し崩れ落ちた。今、崩れたところ人いなかった?死んでないコレ?と思ったら倒れたロボから切島くんが出てきた

 

 あ、良かった。いくらその個性とはいえよく無事だな...B組の宣戦布告してた子も出てきた。個性の能力ほぼダダかぶりじゃないですか。

 

 

 

 

「ねぇ、切島くん。アレに入試の時のやり返しをしたいと思わない?」

 

「うおっ!?鬼藤か、びっくりした。できるならやりてぇな。策あるのか?」

 

「もちろん!」

 

 切島くんに私のプランを話そうとしているとさっき潰されてた子がこっちに来る。

 

 

「おうおう!面白そうなこと話してるじゃねぇかアレをぶっ潰す策があるのか?俺も混ぜてくれ!」

 

「OK、弾は多くて損は無いからね。君らも前に行けるプランだから安心してね」

 

 プランは単純。潰してきたロボを硬化してぶち抜いた2人をブン投げて今度はこっちからぶちぬきにかかるだけである。ちなみに2人はプランを聞いて速攻で乗った。ノリがよくて大変助かる。

 初弾は切島くん、事前に硬化した切島くんの手を掴みハンマー投げよろしく回転し始める。

 

 

「そろそろ投げるよ!」

 

「おう!任せろ!」

 

「オラァァァァ!!!」

 

 掛け声と共に切島くんを回転を効かせてぶん投げると凄まじいスピードで0Pの顔面に飛んでいき、飛んで行った切島くんはその勢いのままぶん殴る。そのまま顔面を貫通して減速した切島くんが飛び出て、無事着地。ロボも後ろに倒れ込み機能が停止した。よし、次は鉄哲くん(プラン説明の時に名前を聞いた)だ、

 

 

「次弾行くよ!」

 

「よっし任せろ!」

 

 切島くんと同じようにぶん投げると今度は腹に飛んでいき、ロボの腹を貫通して出てきた。

 切島くんは分かるが、鉄哲くんもスッキリした顔をしていた。きっと彼も煮え湯をヤツに飲まされたのだろう。

 

 

 

 さて、私もさっさと突破しないとね。

 私は足に力を入れ、一気に解放して0Pロボの群れに投げられた切島くん達より何倍も早いスピードで突撃する。

 

「私を止めたきゃ、頼光四天王でも呼んでこいやァァァァァァァァ!!!!!」

 

 

 勢いのまま叫びながらぶん殴ると目の前にいたロボとその後ろにしたロボを全て轢き倒し、ロボの壁にでかい穴を開けた。

 

 

 

『うぉぉぉぉぉぉ!!!A組鬼藤、硬化した切島と鉄哲でロボを破壊し、本人もたった1人でロボの壁に風穴空けたぞ!!すげぇぇぇぇぇ!!!なんてとんでもねぇ怪力してんだァ!?』

 

『うるせぇ』

 

 

 

 

 難なく第1関門を突破した私たちと、サラッと攻略した爆豪くん達は第2関門にぶつかる。ちなみに1位は未だに轟くんである。

 

 第2関門『ザ・フォール』は底が見えない深い谷に乱立している石の小島にピンとロープが張られているエリアになっていた。高所恐怖症の人大丈夫かなこれ。高所恐怖症患者の人死なない?

 

 

 トップを走る轟くんは凍らせたロープを滑り、爆豪くんは爆破で空を飛び、飯田くんはちょっとカッコ悪いポーズで第2関門を突破しようとしている。てか空飛ぶのズルくないですかね。

 

 みんなが攻略している中、私はというと

 

 

 

『おいおいおいおい。さっきはロボぶっ飛ばしてた鬼藤、しゃがんで動かないぞ?この高さに怖気付いたのか!?』

 

 そう、しゃがんでいるのである。決して諦めた訳では無い。

 力を足に溜め込み、一気に解放する。解放した力で立ち幅跳びの要領で飛ぶと、いち早く第2関門を抜けた爆豪くんや轟くんに並ぶところで着地をした。

 

 

『おいおい!ロボ・インフェルノもそうだがパワーすげぇな!!A組鬼藤!たった1回の立ち幅跳びで第2関門突破ァ!そして、トップ争いを繰り広げる轟と爆豪に合流だァ!』

 

 

 

「よし、トップ3に入った。さっ、こっからトップ争いに入るからよろしくね、2人とも」

 

「テメェ.....!!!」

 

「アレを立ち幅跳びで飛ぶとかバケモンかよ....」

 

 2人は敵対心をガッツリ向けてくる。いいねいいね。そうでなくっちゃ。

 

 

 そして、最終関門が私達の前に現れた。一面地雷原の怒りのアフガンである。解説によると音と見た目が派手な割には威力は大したことないらしい。

 ふむ、ならば正面突破だ。

 

 

 2人が地雷原に足を突っ込むタイミングで私はワザと(・・・)地雷を踏み抜く。私は地雷の爆破には余裕で耐えたが、2人は爆破に巻き込まれそうになり少しだけよろけた。

 

 

「ここ!」

 

 2人がよろけたタイミングで私は加速して地雷原の出口に向かって走るが、2人も闘志を燃やし追いかける。お互いがお互いを妨害しながら進んでいると、後ろから大爆発が起こり出久くんが飛んできた。

 

 

「出久くん!?」

 

 クソっ!後ろから抜かれることを考えてなかった!

 私の真上を飛ぶ出久くんは一回転し手に持ったプレートを地面に叩きつける。すると複数の地雷が起爆し出久くんがさらに前へ行く。当然目の前で爆破された私は、足だけだったさっきとは違い、爆破の中心にいたので当然モロに爆破を受けた。

 顔が痛い。多分爆破が直撃して顔火傷したな。

 

 爆破の中心にいたが耐え、怯んでる横の2人を出し抜き出久くんに猛追する。

 

 

「一位を逃してたまるかァァァァァァァァァァ!!!」

 

 私は叫びながら加速し、出久くんを追いかける。

 だが、コンマ数秒間に合わず出久くんが先にゴールした。

 

 

『序盤の展開から誰が予想出来たか!まさかの1位でゴールした緑谷出久に続き、コンマ数秒遅れて鬼藤朱音が2位でゴールだ!!!!A組やばくねぇか!?どんな教育してんだよ!』

 

『知らん、勝手に火を付けあってんだよ』

 

『ん?鬼藤顔面大火傷してるじゃねぇか!?大丈夫か!?』

 

 

 む?大火傷してたか。どおりでゴールしても痛いわけだ。普通の火傷なら1分で治るし。

 

 

「大丈夫でーす!!!!5分あればきれいさっぱり治るんで!」

 

「え、朱音ちゃん大丈夫!?さっきの爆破で!?」

 

「大丈夫、さっきも言ったけど5分あれば治るよ。それにあれは戦いなんだから気にしないで」

 

 

 

 話している私たちの後に次々とゴールしていく選手達。全員がゴールし終わると結果発表に移る。

 予選通過は上位42名、私は余裕の通過だ。

 

 そして第二種目の発表、内容は『騎馬戦』だ。

 さっきの結果によってポイントが割り振られ下から5ずつ割り振られる。つまり私は205ポイントって訳だ。

 

 1位は210かな?と思ったら割り振られるポイントは1000万ポイント。大丈夫桁間違えてない?

 

 内心不安になりながら第二種目の説明は続くのだった。

 

 

 




ここまで読んでいただき、ありがとうございます!!!
ほんとに遅くなってしまいすみません...。次回も読んでもらえると嬉しいです!コメントも貰えてて嬉しいです!
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