ほんっとにどこまでも遅くなってすいません
と言うより忘れさられてないよね、ねっねっ?
復活の白騎士 1
◇クライマックス1◇
クレイドール平原は戦場になっていた
バランドールを攻め落とそうとする神聖イシュレニア帝国からバランドール王国を守りきるための防衛戦がクレイドール平原南部の西の孤島を繋ぐ橋と東の峡谷を中心にして展開されていた
この二か所は橋と峡谷という立地条件が故に幅が狭く大軍を展開出来ないので守る側のバランドール王国軍にとって有利になる
それとバランドール王国軍はギルドを通じて大量の冒険者や傭兵を雇っていることも大きい
冒険者や傭兵は軍がぶつかり合う広い場所より癖のある場所の方が本領を発揮出来るからだ
西の戦場に駆け付けたシーザーはワイバーン二頭と戦車と黒騎兵+兵士の群れに王国軍が蹴散らされているのを見てすぐに龍騎士に変身した
空へ舞い上がった龍騎士はブレスで王国兵達を痛めつけているワイバーンに風輪裂斬による奇襲で一頭は落としてもう一頭は高速機動によるすれ違いざまを狙ってチクチク当てていくヒット&ウェイで少しずつダメージを積み重ねていった
王国軍も龍騎士が加勢したことが上空から執拗に浴びせられていたブレスが来なくなり態勢を立て直してイシュレニアの機甲部隊(戦車や黒騎兵などの機械部隊)相手に対処出切るようになっていた
◇クライマックス2◇
バランドールの防衛にあたって要所の一つと言える東の峡谷
そこには王国軍の他に冒険者や傭兵達も防衛に参加していた
その中でも異彩を放つというかレティシアが見たら絶対に黙ってはいない冒険者が一組いた
それはナイアガラの滝を彷彿とさせるような豪奢なプラチナブロンドのストレートな髪と天才芸術家が精魂込めて作りあげた英雄の彫像のような見事な肉体を併せ持つ青年と暗赤色の長い髪をした水色の瞳の美少女であった
それはレティシアのオリジナルに当たる死霊秘法の精霊アル・アジフの宿敵であるマスター・テリオンとナコト写本の精霊エセルドレーダであった
だがこの世界に生まれ育ったマスターテリオン主従はオリジナルとは似て非なる平行存在でありエセルドレーダもマスターテリオンに狂的なまでの忠誠を誓うという内面は同じであれど魔導書の精霊ではなく人間としてマスターテリオンに忠誠を誓っている
この世界のマスターテリオンが望むことは不自由しないことと自由気侭に生きることだけである
そのために今は冒険者としてたまに依頼を受ける程度だった、だがさすがにイシュレニアの暴虐を見過ごしてはのんびりと暮らすことは出来ないと思って今回の防衛戦に参加することにした
そして今マスターテリオンは大砲を背に担いだ合成魔獣と対峙していた
(マスターテリオン)
「イシュレニアの合成魔獣か、しぶとくて面倒くさそうだな」
(マスターテリオン)
「まあいい、少し本気を出すとするか」
(マスターテリオン)
「囲みて檻を築け
マスターテリオンが魔力を込めて呪文を唱えると合成魔獣を中心にして六芒星の頂点になる六ヶ所に魔法陣が展開された
(マスターテリオン)
「大海原を迸る波濤となりて檻を満たせ、タイダルウェイブ」
合成魔獣を囲む全ての六芒星から津波が合成魔獣に襲い掛かる
合成魔獣は体の中が燃えているような存在なので水は苦手である、合成魔獣を囲む全ての魔法陣から津波が襲い掛かってくるので合成魔獣には打つ手がなくただ防御したまま津波が収まるまで耐えるしかなかった
だがそんな合成魔獣に追い打ちがかけられる
(マスターテリオン)
「極点の世界を現界し寒気をもて祝福せよ、ブリザード」
タイダルウェイブが絶賛発動中で六芒星の檻が水檻になってる最中でのブリザードの発動である
津波がぶつかり合って舞い散る水飛沫はたちまちダイアモンドダストに変わりぶつかり合う津波が踊り狂う六芒星の檻は凍りついて吹雪に閉じ込められる
体内に火を持つ合成魔獣にとっては絶望こそがゴールであった
吹雪が止んだ時には既に合成魔獣に火の温もりはなくピクリとも動かなくなっていた
自分の行使した魔法の結果を見届けたマスターテリオンの傍にいつの間にか一人の少女が寄り添う
(エセルドレーダ)
「マスター、もう終わりでしょうか」
(マスターテリオン)
「エセルドレーダが、そちらももう終わったのか」
(エセルドレーダ)
「はい、マスターのお手伝いをしたくて急いで終わらせました」
ちなみにエセルドレーダもマスターテリオンと同じように合成魔獣を片付けていたがマスターテリオンと違うのは背中の大砲が吹き飛ばされていることであった
◇クライマックス3◇
西の孤島の戦場には冒険者として戦う異世界人のコンビがいる
次元事故に巻き込まれてこの世界に飛ばされた二人は元の世界に戻る手がかりを探すことと生活資金を調達することを兼ねて冒険者として暮らすことにした
その二人がこの戦場で何をしているかと言えば
世界をどうこうしようとしてるイシュレニアを倒すために防衛戦に参加していた
二人にとって世界をイシュレニアみたいな国に支配されては元の世界へ帰る手がかりを掴むことに支障が出かねないと判断したためである
(
「
黒と白の二色の髪の青年が自らの能力で刀に火を纏わせてイシュレニア兵に斬りつける
(
「
金髪を後ろに束ねた零児より二回りは小柄な少女が零児が斬り倒した兵士の後ろで呪文を唱えているイシュレニアの精霊使いに抜き打ちで弾丸を叩き込む
零児達が目立つのか異形の巨人ギガースが零児達を目に止めて叩き潰すために近寄っていく
(零児)
「
小牟の銀より一回り大きな拳銃でギガースの腹を撃つがダメージを与えるだけで敵を止めるまでには至らない
(小牟)
「合わせろ零児!、鬼門封じ!、臨、兵、闘、者…」
小牟が早九字を切り霊力でギガースの動きを封じる
(零児)
「木は火を生み!火は土を生み!土は金を生む!、そして土は金を生む、真羅万象」
小牟が鬼門封じでギガースの動きを封じてる間に零児は目まぐるしい早さで五行の武器を切り替えて刀からは属性の込められた衝撃波を、銃器から弾丸を叩き込む
いくら異形の巨人とはいえイシュレニアにとっては量産型の巨人にしかすぎないギガースはその凄まじい連続攻撃に耐えられずの倒れた
(小牟)
「ふぃ~、どうやら一息つけそうじゃのう」
(零児)
「そうもいかんみたいだぞ」
零児が見据える先には援軍として戦車が到着したのが見えた
(小牟)
「今度はカラクリ仕掛けの鉄の車か、かんべんしてくれ~」
◇クライマックス4◇
(シーザー)
「ちぃ、倒しても倒しても切りがねえ」
西の孤島の戦場はシーザーが言うように積み上げられたイシュレニア軍の屍の山をものともしないでイシュレニア軍の援軍が増え続けていた
ワイバーンこそそんなにはぞろぞろと増えることはないもののその隙を埋めるかのように飛行船が爆撃を仕掛けてくるし、地上は黒騎兵を倒したと思ったらイシュレニア兵がギガースにアドベントしギガースを倒した頃には戦場にデュークギガースが現れている始末
(ロバート)
「このままではじり貧か」
防衛部隊の隊長でるロバートが弱音を漏らすほど状況は厳しくなっていた
その弱音を否定するようにイシュレニアの飛行船が突然爆発した
(ロバート)
「な、なんだ」
もう一隻飛行船が爆発した時にシーザーは誰がやったのか見つけることが出来た
(シーザー)
「あれは、そういうことかよ」
仕掛けたと思われるのは銀色の女性的な鎧を纏った巨人
シーザーにはそれが何者で誰かのかは見当がついていた
(レティシア)
「魔法の射手!、連弾光の2501矢!」
その銀の巨人と同じ場所から朗々たるもごく短い詠唱が鳴り響き数え切れないくらいの光の矢が戦場に突き刺さる
その光の矢は的確にイシュレニア兵のみに突き刺さっていた
◇クライマックス5◇
シャグーナでバランドールに帰る前にまずクレイドール平原の様子を確認することにしたユウリ達は戦場に近づくとその物々しい気配をレティシアが感じとって『遠視』の魔法で戦場全体の様子を確認していた
(レティシア)
「いかんな、イシュレニア軍は物量作戦できておるぞ」
(ユウリ)
「それってやばいんじゃ…」
(レティシア)
「やばいの、特にシーザーの奴はでかいのと連戦になっておるようだから厳しいの」
(ユウリ)
「それじゃ早く助けないと」
(レティシア)
「うむ、妾とユウリはシーザーの近くに転移するからの、エルドアとスカーダインは東の峡谷で頑張っておるバランドール軍と合流しておくれ」
(エルドア)
「承知した」
(スカーダイン)
「気をつけてな」
(レティシア)
「うむ」
レティシアがユウリの手を握って少しばかり呪文を呟くと二人はシャグーナから姿を消した
(ユウリ)
「変身!」
転移した先でユウリは早速月姫に変身してボロボロと爆弾を落として厄介なくせに亀のように鈍重なイシュレニアの飛行船を射落としていた
(レティシア)
「さて、妾はどうするか」
レティシアは攻撃手段が豊富すぎてどれを使うかで悩んでいた
敵味方入り乱れての戦場で広範囲攻撃魔法を使うわけにはいかない、ブレイカーを取得した世界に存在する非殺傷設定というものを使えば敵も味方も殺さずに無力化することは出来るだろう
だからといって味方を巻き込んで敵ごと広範囲攻撃魔法やブレイカーに巻き込んでトラウマを植え付けるのもよろしくない
(レティシア)
「なら子供先生の世界の基本の攻撃魔法がよかろうな」
子供先生の世界の基本攻撃魔法である『魔法の射手』は術者の実力が高ければいくらでも一度に飛ばせる数を増やすことが出来る上にレティシアのような魔導書の精霊であれば一本一本しっかりとコントロールすることもわけはない
コーエーな無双をするには打ってつけな魔法だと言える
(レティシア)
「ならば早速やるとするかの」
(レティシア)
「魔法の射手!、連弾光の2501矢!」
レティシアの右手を翳した先から数えるのもバカらしい程の魔法の矢が飛び出して的確にイシュレニア兵だけ射抜いていく
これを見た人は皆等しく唖然としその威容と威力による畏怖に打たれていることであろう
レティシアの『魔法の射手』一回でガラリと地上の戦場の様子が変わった
そこにレティシアがダメ押しをする
(レティシア)
「飛翔及び魔法の射手!、収束光の2000矢!」
飛翔の魔法による高速飛行で黒騎兵の目の前まで飛びごく短い飛行時間を利用して魔法の矢を右腕に纏わせて装填する
(レティシア)
「
意思の集中による無詠唱で無意識の内に空中に足場を作ってしっかりと足場を踏みしめながら魔法の矢を装填した右腕で黒騎兵に崩拳を叩き込む
崩拳による衝撃によって爆発的に瞬間的な衝撃が激増した魔法の矢は黒騎兵の装甲を紙のように容易く打ち抜いてばらばらにした
どこかの世界に拳を打ち込む瞬間に回復魔法を使うことで過剰回復を促して細胞を崩壊させる生物必滅の奥義があるがそれと同じような理屈だと言える
一瞬にして大量の敵兵士が倒れたかと思えば巨大な機械兵がボロボロなったのだ
ほとんどの人達があまりにも凄まじすぎる光景に認識が追いつかずに呆然としていたがいち早く正気に戻った人が今がチャンスだと煽り立てて反撃を開始した
◇クライマックス6◇
この世界の戦争は基本的に夜は戦わないという暗黙の了解がある
西の孤島の戦場は月姫とレティシアが参入したことによりバランドール軍が押し返し、東の峡谷の戦場は質の高い冒険者が多いこととスカーダインとエルドアが参入したことでバランドール軍が優勢になって防衛戦を守り切ったまま日暮れを迎えることができ休戦まで持ちこたえることが出来た
(作者)
「毎度お馴染みの後書きコーナーだよ」
(レティシア)
「しかし今回はえらく時間がかかったのう」
(作者)
「いやー、ほんとは五章と終章で終わらせるつもりだったんだけどね」
(レティラ)
「以外と戦いが長引いて五章と六章に分けることになったんだよね」
(レティラ)
「確かここから全てがクライマックスだだっけ」
(作者)
「そうなんだよな、ほとんど戦いしかないのになんでこんなに長引いたんだろ」
(作者)
「それはともかくとして解説いくよー」
(レティシア)
「まずはマスターテリオンとナコト写本のことだが随分と雰囲気に違いがあるの」
(作者)
「そりゃ当然でしょ、デモンベインのあいつらはどこぞの混沌のせいで繰り返す人生に絶望して諦めきってて運命に流されるままに敵のボス役をやってたからね」
(レティシア)
「平行存在であるこの世界のあやつらはそうではないと?」
(作者)
「そういうこと、持ってる才能はおんなじだけど何かに縛られるとしうことがなくてのんきに毎日を生きてるからね」
(レティラ)
「なるほどねー、そしてその二人が使った魔法だけど…、えげつないよね」
(作者)
「うん、圧倒的な力の差だよね」
(レティシア)
「使った魔法自体は水属性の上級攻撃魔法で津波を叩きつけるタイダルウェイブと凍気を叩きこむことで凍り付かせるブリザードだからの、これ自体は一流の魔法使いであれば使える程度のものなのだが」
(作者)
「マスターテリオンの場合はまず敵を中心にして六芒星の魔法陣を展開してるだろ」
(レティラ)
「それで六芒星の六つの頂点から一気に津波が噴出してるよね」
(レティシア)
「そしてその津波をブリザードで凍り付かせるか、タイダルウェイブ六発をまとめて使った上に別の術式で凍り付かせるなど出鱈目にもほどがあるのう」
(作者)
「しょうがないよ、オリジナルが公式チートなんだから(笑)」
(レティラ)
「その次は零児さんと小牟なんだけど」
(作者)
「この二人については技も含めてナムコクロスカプコンについて調べれば全てわかるはず、何しろ主役の二人だからね」
(レティラ)
「それでいいの?」
(作者)
「大分長引いてるしこの物語で作ったオリジナルの技は使ってないから大丈夫なはず」
(レティシア)
「なら次は妾の出番だの」
(レティシア)
「子供先生の世界と言うのは魔法先生ネギま!のことでのネギま!の原作でも魔法の矢の100や200程度なら飛ばしておったようだからの魔導書の精霊などという魔法の真髄のような存在である妾ならその10倍以上飛ばすことが出来てもなんらおかしいことはないぞ」
(レティラ)
「そういやコーエーって?」
(作者)
「三国な無双とか信長とか大航海とかのコーエーに決まってるでしょ」
(レティラ)
「やっぱり」
(レティシア)
「後は魔光崩拳打だが、これは大冒険の過剰回復呪文の知識を元にして子供先生の雷華崩拳を参考にして作り上げた格闘技だの」
(作者)
「それでは、今回はこの辺で、また次回お会いしましょう」