白騎士物語 覚醒する魂の物語   作:神無 龍希

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今回のイベントはレナード復活、ただそれだけです


復活の白騎士6

 

 

                ◇クライマックス1◇

 

 

 シズナは何かの確信を持ってレナードが眠る救護室へと急ぐ

 

 ミウはその後を追いかけている

 

 そしてシズナが救護室でその目に見たのは悪夢に魘されながら眠るレナードの姿であった

 

 (シズナ)

 「レナード、急がないと」

 

 シズナはレナードの頭に手を翳すとそのまま体中の力が抜けてくたりと倒れこむ

 

 シズナが地面に倒れる前に後を追ってきたミウがシズナを支えることに成功する

 

 (ミウ)

 「やれやれですね、これはレナードさんの隣のベットに寝かせておいた方が良さそうですね」

 

 レナードの夢の中に入ったシズナが見たのは二首のギガース相手に戦うデュークギガースと只々(ただただ)怯えて逃げようとしているレナードの姿だった

 

 (シズナ)

 「やれやれですね、でもこれで感じとったものが、この胸の内の焦燥の正体がわかったというものです」

 

 (シズナ)

 「今のレナードは情けないとしか言えないけどしょうがないわよね、レナードはレナードであってワイルドではないのですから」

 

 シズナはまだミューレアスの力封じていた封印が解けたことに慣れていないのかシズナとミューレアスが一つになったことで感じる何かを確認するようにあえて考えていることを口に出していた

 

 (シズナ)

 「だからレナードが前に進めるようにするのはミューレアスでもありシズナでもある私の役目、そしてシズナとしての私の気持ち」

 

 改めて自らの決意を口に出したシズナはレナードに聞こえるところまで進んで声をかける

 

 

 (シズナ)

 「貴方は何のために戦うのですか」

 

 (レナード)

 「シズナ様」

 

 化け物に怯えきってるレナードに必要なことを、自分が戦う意味を思い出させるために更に声をかける

 

 (シズナ)

 「貴方は何のために白騎士の力をその手に掴んだのですか」

 

 (レナード)

 「俺が掴んだのはシズナ様を…ユウリを…レティラを守るための力、そうだったんだ、俺は守るために白騎士の力を求めたんだ」

 

 

 その時レナードに青紫色の液体が降りかかる

 

 (シズナ)

 (これはあのデュークギガースの血、武器が折れて素手になっているのに戦っているの?)

 

 (シズナ)

 (勝ち目などないというのに)

 

 (レナード)

 「無茶苦茶だ、拳が使い物にならなくなるぞ」

 

 その言葉を聞いてシズナの口から考えるよりも先に言葉が出た

 

 理屈抜きで今言わなければならないことを感じとっていたのかもしれない

 

 (シズナ)

 「わかりませんか、彼にはそれでも戦わなくてはならない理由があることを、貫かなくてはならないものがあるということを」

 

 その言葉を聞いたレナードは何かに気づいたようにはっとなる

 

 そして今までただ怯えていただけの顔は決意を固めた戦士の顔になる

 

 (シズナ)

 「なくしたもの見つけることが出来たようですね」

 

 (シズナ)

 「捨てたものは見つからないけど失くしたものなら不思議と見つけることが出来るものです、もう大丈夫ですね」

 

 (レナード)

 「はいシズナ様、俺は今戦っている強敵(とも)を、フレイドを助けたい」

 

 その決意に曇りはなくその瞳に虚飾ではない輝きが見えた

 

 これなら間違えることなくミューレアスが封じた白騎士の最強の武器を渡せると判断した

 

 (シズナ)

 「貴方に渡したいものがあります、今の貴方ならきっと使いこなせるから」

 

 レナードにそう告げるとシズナは詠唱を始めた

 

 

                 ◇クライマックス2◇

 

 

 (シズナ)

 「我が力を封じたる証よ、我が名ミューレアスの元に我が元へと来たれ」

 

 その詠唱に応えるようにシズナの目の前に横並びに三つの魔力が集まりスフィアを作る

 

 そのスフィアの光が収まるとそこには今まで回帰の書で集めてきた三つの証があった

 

 その中の二つ、草原の王の証と竜山の王の証が二首のギガースに折られたフレイドの剣の刀身へそれぞれ入っていく

 

 証の入った刀身は光に包まれスフィアになり宙に浮かぶ

 

 スフィアは聖森の王の証を中心に左右に並び光が収まると草原の王の証が入った刀身は聖剣ファルシオスになり竜山の王の証が入った刀身は聖剣グランサーになった

 

 二振りの聖剣は聖森の王の証に引き寄せられるように証と重なり合い一つとなって新たな剣へと姿を変えた

 

 

 (シズナ)

 「これは代々証を伝えてきた王達の想い、グランサーを作りあげた古の想い、かつて太陽王を討ち果たしたファルシオスに込められた想い、様々な想いが集いし最後にして最強の剣です」

 

 (レナード)

 「最後にして最強の剣、俺はこんな時になんて言ったらいいかわからないけどこの剣が強くて雄々しくて、そしてとてもすごい物だってことはわかるよ」

 

 (シズナ)

 「この剣、斬魔聖剣グランファルシオスで今度こそ貴方の想いを貫いてこの戦いを終わらせましょう」

 

 

 (レナード)

 「ああ、古の剣を携えし勇者ウィゼルよ、我に力を… 変身!」

 

 レナードは思い出すことの出来た己の戦う意味と共に白騎士に変身した

 

 その右手に最強の剣を携えて




(作者)
「毎度お馴染み後書きコーナーだよ」

(レティシア)
「とは言え今回はろくに伝えることがないの」

(レティラ)
「しょうがないよ、新技が出てきたわけじゃないんだから」

(作者)
「今回説明するのは斬魔聖剣グランふぁるしおすだね」

(レティシア)
「これは現実と幻想の境界が曖昧になる夢という舞台装置があればこそ実現した奇跡の聖剣よな」

(作者)
「確かにね、大洋王を倒したファルシオスが原作ゲームの設定上最強となっていたけどそれじゃ何か物足りなくてファルシオスに様々な想いを加えることで最強を超える想いと力を持ってもらうことにしました」

(レティラ)
「それで生まれたのが最強を超える斬魔聖剣なんだね」

(レティシア)
「レナードはこの剣で公式チートを超える力を使うこととなるぞ」

(作者)
「それじゃ、また次回お会いしましょう」
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