白騎士物語 覚醒する魂の物語   作:神無 龍希

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今回は復活したレナードが太陽王と戦うお話だよ


復活の白騎士7

 

 

                  ◇クライマックス◇

 

 

 

 (レナード)

 「まて!、それ以上はさせない!」

 

 (レティシア)

 「レナード、目が覚めたのか」

 

 レティシアが嬉しそうに言いながら準備していた戦神の加護を龍騎士にかける

 

 太陽王にはレナードの声は聞こえなかったようでそのまま龍騎士双刃剣を振り下ろしたけどレティシアの戦神の加護に阻まれた

 

 

 (エルドア)

 「レナード」

 

 (カーラ)

 「もう大丈夫なのか」

 

 (レナード)

 「ああ」

 

 (ユウリ)

 「よかった」

 

 (レナード)

 「ごめん、心配かけた」

 

 

 (レナード)

 「グラーゼル、太陽王を倒す準備は出来ている、今こそ決着をつけてやる」

 

 グラーゼルはその声を聞いてようやくレナードに気づく

 

 (グラーゼル)

 「レナードか、随分と遅い登場だな」

 

 (レナード)

 「ちょっと野暮用があってな、だが貴様を倒すことに変わりはない!」

 

 (レナード)

 「我に力を… 変身!」

 

 レナードが光に包まれて再び姿を現すとそこには白騎士がいた

 

 

 (グラーゼル)

 「ふん、貴様らの騎士が揃ったところでまとめて叩き潰せばすむことだ」

 

 (レティシア)

 (騎士をまとめて叩き潰す?、ふん、次の手が見えたな)

 

 レティシアは騎士のような重量級の相手を複数倒せる戦術の可能性を一瞬考えてあまりにも限られてることに気づいて急いで対処手段を講じた

 

 (グラーゼル)

 「食らえ、紅蓮疾走!」

 

 (レティシア)

 「汝の考えなどお見通し、展開せよ戦神の祝福!」

 

 太陽王が炎を纏った体当たりで白騎士を吹っ飛ばそうとしたが白騎士を包む魔力の膜のようなもので止められた

 

 (グラーゼル)

 「なんだと、これは?」

 

 白騎士を含めてレティシア達全員を範囲に入れた巨大な魔法陣が展開しており魔法陣の中にいるレティシア達は全員戦神の加護で守られていた

 

 (レティシア)

 「戦神の加護を魔法陣と言う儀式媒体によって広範囲へと広げる、これぞ戦神の祝福なり」

 

 (グラーゼル)

 「ちぃ、だがこの手の術式は魔法陣から出れば消えるものだな」

 

 (レティシア)

 「その通りよ、それに集中せねば維持すること叶わぬわ」

 

 レティシアの言葉の通りなのか役目を終えたとばかりに魔法陣は消えてレティシア達を包んでいた加護も消えた

 

 だが龍騎士と月姫が起き上がるには十分な時間だ

 

 (シーザー)

 「俺達が隙を作る、だから一発決めてやれ」

 

 (ユウリ)

 「うん、頑張ってねレナード」

 

 (レティシア)

 「妾はシーザーのサポートにつくぞ」

 

 (レナード)

 「じゃあユウリの攻撃を合図に始めよう」

 

 月姫が弓を構えると蒼い魔力光が矢を作りあげる

 

 (ユウリ)

 「コキュートスアロー!」

 

 太陽王の足元を狙った冷気の矢は太陽王が半歩足を動かすことで避けられる

 

 だが一直線に飛ぶだけの矢であればいかに威力があろうと避ければいいと考えていたグラーゼルはその考えが甘いものであることを思い知らされることになる

 

 

 太陽王の足元に突き刺さった冷気の矢はそのまま突き刺さった地面を氷漬けにしてその範囲を広げていく

 

 月姫の矢とその矢をギリギリで避けた太陽王のとの距離は無い物に等しくすぐに凍りついた地面は太陽王の足元に到達しそのまま太陽王の足まで氷で包み込み始めた

 

 (グラーゼル)

 「なんだと!」

 

 だがグラーゼルが己の慢心と油断で状況が悪化したことに気づいた時には既に手遅れであった

 

 (シーザー)

 「伏竜撃(ふくりゅうげき)!」

 

 伏竜撃とは龍騎士の秘儀の一つで地面に槍を突き刺して突き刺した衝撃によってその周囲数メートルの地面を土砂にして巻き上げる技である

 

 もちろんこの技に巻き込まれたら巨人でもただではすまない

 

 龍騎士は伏竜撃の一撃を月姫の矢によって太陽王ごと凍りついた地面に突き刺した

 

 太陽王は足を氷にとられてるためこの一撃を避けることは出来ずに地面を巻き上げる衝撃にまともに巻き込まれる

 

 それでも倒れもせずに態勢が崩れただけですんだのは大したものである

 

 しかし白騎士にとつてはそれだけ隙が出来れば十分すぎるほどの時間が出来る

 

 (レナード)

 「そこっだー!」

 

 白騎士は気合を入れることでグランファルシオスの特殊能力を発動させながらクロススラッシュで太陽王に斬りかかる

 

 態勢を崩しながらも太陽王は双刃剣で受け流そうとしたが双刃剣の刃があっさりと赤く輝くグランファルシオスの刃に断ち切られる

 

 (グラーゼル)

 「なっ?!」

 

 双刃剣をあっさり断ち切られて驚く太陽王はクロススラッシュの追撃の二発目をまともに食らって変身を強制解除される

 

 (シャブール)

 「グラーゼル様」

 

 シャブールが慌てて飛行船から身体を乗り出して一枚のカードを投げつける

 

 カードは白騎士とグラーゼルの間に落ちて魔法陣を展開する

 

 (シーザー)

 「こりゃいい加減飽きてきたバターンだな」

 

 (ユウリ)

 「言えてる」

 

 魔法陣から異形の巨人らしきものが現れその姿がはっきりとわかった時はシャブールが縄をグラーゼルに投げつけて手際よく回収していた

 

 (レナード)

 「あれは、グランサーを折ったジェネラルギガースとかいうやつだったな」

 

 (エルドア)

 「あれを見ろ」

 

 エルドアが指さした先ではグラーゼルを回収した飛行船が撤退を開始していた

 

 (カーラ)

 「逃げ出したか」

 

 (レナード)

 「ってことはこいつは捨て駒にされたのか」

 

 (シーザー)

 「おいおい、こんな強い奴を捨て駒にするなんて冗談だろ」

 

 (レナード)

 「お前は何とも思わないのか」

 

 だが捨て駒にされたジェネラルギガースソーンはあまりに無表情で捨て駒にされたことを理解してるかどうかも怪しかった

 

 (エルドア)

 「どうなっている?」

 

 (レティシア)

 「奴の目を見ろ、あまりに虚ろで己の意志というものを感じられぬ」

 

 (ユウリ)

 「操り人形にしたと言うの?」

 

 (レティシア)

 「研究の過程で失敗したのかもしれぬの」

 

 (レナード)

 「だけどさ、これってあんまりじゃないか」

 

 (レティシア)

 「だが今すぐ追撃をかけるのは難しいぞ」

 

 (レナード)

 「そうなのか」

 

 (レティシア)

 「飛行船のような移動物体に転移するには明確な目印が必要となる、まぁ目印はグラーゼルとシャブールの生命波動で良かろうがそうなるとその二人は飛行船の中にいることになるな」

 

 (レナード)

 「確かにそうなるな」

 

 (レティシア)

 「そうなるとさすがに騎士に変身したままとはいかぬであろう」

 

 (シーザー)

 「そうなるな…ってことはそういうことか」

 

 (ユウリ)

 「えっ、えっ、どういうこと?」

 

 (レティシア)

 「騎士はダメージを受けた状態で変身を解除すると回復するまで変身出来んようになる」

 

 (シーザー)

 「そうなると龍騎士と月姫は使えなくなるから白騎士しかねえ」

 

 (レティシア)

 「そして白騎士は飛べぬが黒騎士は飛べる」

 

 (シーザー)

 「最悪黒騎士に変身してグラーゼルを抱えて逃げればいいだけか」

 

 (レナード)

 「でもそんなのレティシアが飛翔魔法使えばいいだけじゃないか?」

 

 (レティシア)

 「戯けが、物事は常に最悪を考えよという、最悪皆が空中に放り出されて飛翔魔法を使わねばならなくなる」

 

 (レティシア)

 「そうなると皆に飛翔魔法を行き渡らせた上で追撃することとなるから、かなり分の悪い賭けとなるの」

 

 (エルドア)

 「それにあのジェネラルギガースをほっておくことも出来んな」

 

 (カーラ)

 「どうせ後になって国を挙げてイシュレニアを潰すことになる、多少早いか遅いかの違いにしかすぎん」

 

 (レナード)

 「そうか…、なら俺のやるべきことは」

 

 (レティシア)

 「あのギガースを止めることだな」

 

 (レナード)

 「そうだな、なら皆は手を出さないでくれ」

 

 (ユウリ)

 「どうしてよ」

 

 (レナード)

 「あいつは俺が倒さないといけない、そんな気がするんだ」

 

 (シーザー)

 「大丈夫か?」

 

 (レナード)

 「大丈夫だ、最高の装備はもう持っている」

 

 シーザーとユウリは話の流れから白騎士がジェネラルギガースと戦って今日の戦いは終わりだと判断して変身解除してレティシアに治療してもらう

 

 

 レナードは改めてジェネラルギガースと相対して思い出したことがある

 

 (レナード)

 (ああ、夢の中の化け物はこいつだったんだな、虎と馬でトラウマか)

 

 (シズナ(回想))

 「貴方は何のために白騎士の力をその手に掴んだのですか」

 

 (レナード)

 「俺が掴んだのはシズナ様を…ユウリを…レティラを守るための力、そうだったんだ、俺は守るために白騎士の力を求めたんだ」




(作者)
「毎度お馴染み後書きコーナーだよ」

(レティラ)
「今回は色々な技とか出てきたけど新登場したのは二つだけだね」

(作者)
「紅蓮疾走に戦神の加護に祝福は今まで出てきたことがあるから改めて書くことじゃないからね」

(レティシア)
「説明しなくてはならぬのはコキュートスアローと伏竜撃だの」

(作者)
「コキュートスアローは本文にあったように当たった場所を中心にして周囲を氷漬けにする技だね」

(作者)
「確かスレイヤーズの二巻に氷窟蔦(ヴァン・レイル)という似たような効果を持つ魔法が出てたね」

(レティラ)
「伏竜撃は原作ゲームで竜騎士が使うことの出来る技だから特に書くことはないね」

(作者)
「後懐かしのエルシャダイネタ入れてるけど準備がちゃんと出来てる場合はフラグにならないよね」

(レティシア)
「問題ないと言うより隙が無いだからね」

(作者)
「それじゃ、次回またお会いしましょう」
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