白騎士物語 覚醒する魂の物語   作:神無 龍希

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今回は回想による夢の中での結末とジェネラルギガースとの戦いだよ


復活の白騎士8

 

 

 

                   ◇回想◇

 

 

 (シズナ)

 「この剣、斬魔聖剣グランファルシオスで今度こそ貴方の想いを貫いてこの戦いを終わらせましょう」

 

 (レナード)

 「ああ、古の剣を携えし勇者ウィゼルよ、我に力を… 変身!」

 

 レナードは思い出すことの出来た己の戦う意味と共に白騎士に変身した

 

 その右手に最強の剣を携えて向かうは信念を持って全力で戦った強敵(とも)の元へ

 

 二首の化け物は拳を振り上げてフレイドに必殺の一撃を叩き込もうとしていた

 

 (レナード)

 「させるか、そんなことさせるもんかー!」

 

 ガァキィン!

 

 白騎士の剣が振り下ろした拳を止めて化け物の逆棘に刀身が食い込んだ

 

 (フレイド)

 「お前は」

 

 化け物は刀身が食い込んだことを感じとってニヤリと笑った

 

 (レナード・フレイド)

 (まずい、このまま剣を叩き折るつもりだ)

 

 (レナード)

 「させるか、させてたまるかー!」

 

 レナードがありったけの気合と精神力を剣に叩き込むと剣はそれに応えて能力を解放して刀身が赤く染まる

 

 今まであらゆる武器を受け止めてきた化け物の籠手のトゲがまるでバターのようにあっさりと切れた

 

 これには化け物も含めて全員が驚いた、それがどれほどとんでもないことかを知る余裕のないレナードを除いてのことではあるが

 

 レナードは化け物に止めを刺すために追撃をかけた

 

 化け物は身を守るために思わず逆の手の籠手で攻撃を止めようとした

 

 だが白騎士の剣は籠手のトゲを再び容易く切り裂きそのまま化け物をバッサリと切り裂いた

 

 (レナード)

 (手ごたえは確実だ、これで俺の…)

 

 (フレイド)

 「ああ、お前の勝ちだな」

 

 白騎士の一撃は確かに化け物を深く切り裂いていた

 

 だが不自然なことに化け物は光に包まれて光に溶けるように消えていった、切り裂いた傷は致命傷とは言い切れずまだ戦うことが出来てもおかしくないにもかかわらず

 

 (レナード)

 「ほんとに倒せたのか、やけにあっさりとしてるけど」

 

 (フレイド)

 「ああ、貴様は乗り越えた、あの化け物は貴様のトラウマそのものだ」

 

 (レナード)

 「俺のトラウマ…なのか?」

 

 (フレイド)

 「貴様は剣と共に心も折られてただガタガタと震えているだけだった、だからあんなものが無敵になっていたのだ」

 

 (シズナ)

 「だけど貴方は取り戻すことが出来ました、思い出すことが出来ました、戦う理由を」

 

 (フレイド)

 「ガタガタ震えてただけのただのガキがいったいどうやって立ち直りやがったんだ?」

 

 (レナード)

 「それはお前とシズナ様のおかげだよ、俺の戦う理由を、守るべきみんなを思い出せたのは二人のおかげだよ」

 

 (フレイド)

 「そうか、なら早く行け、貴様は現実でやるべきことがあるだろう」

 

 (レナード)

 「ああ、行ってきますシズナ様、それにフレイド」

 

 そして世界は光に溶けて消えていきレナードは現実世界へ帰還した

 

 

                  ◇クライマックス◇

 

 

 白騎士の目の前に立つのはかつて聖剣グランサーと共にレナードの心を折った悪夢の象徴

 

 だがそれも今は何も感じられない、圧倒的な強さも畏怖も何もない、ただ虚ろで空っぽな瞳に白騎士の姿が映るだけだ

 

 (レナード)

 「こいつは強かった、圧倒的に強かった、こいつはこんな空っぽの人形になんかなっていいやつじゃないんだ!」

 

 レナードのその叫びは心の底から、魂の奥底から絞り出したような悲痛な叫びだった

 

 (レナード)

 「せめて…、せめて俺がこの手で終わらせる」

 

 白騎士がグランファルシオスを構えると白騎士の敵対姿勢に応じるようにジェネラルギガースも機械的に構えをとる

 

 (レナード)

 「ハアアアアアアアアアアアアア!」

 

 レナードがグランファルシオスにありったけの気合と精神力を込めると刀身は赤く輝きその輝きは白熱の光を纏うまでになった

 

 レナードはあらゆる察知をすり抜ける歩法の無拍子でジェネラルギガースとの距離を接敵距離まで詰めて必殺の斬撃を放った

 

 (レナード)

 「聖剣爆裂グランシャイニングレイヴ!」

 

 ジェネラルギガースは本能的に危機を感じとったのか籠手でガードしようとしたがそんなもの関係ないと言わんばかりにジェネラルギガースの体に無数の白い筋が入りその白い筋から線香花火のように光の飛沫が溢れだし幻想的なまでにきれいだった

 

 ジェネラルギガースの体からは籠手から生えているトゲがぽろりと落ちて白い筋に沿って少しずつ体がずれていきブロック肉の塊となって崩れていって肉の山積みとなった

 

 (シーザー)

 「何が起こったんだ?」

 

 (レナード)

 「ただ斬っただけだ」

 

 そう、レナードは無拍子で距離を詰めた刹那に全てを切り裂ける剣の能力を使ってジェネラルギガースを容易く切り裂いただけである

 

 (ユウリ)

 「とにかくこれでひとまず終わりなのね」

 

 (エルドア)

 「ああ、グラーゼルがあの様だから全面撤退を余儀なくされるだろう」

 

 (カーラ)

 「だがそれで終わりではないだろう」

 

 (レナード)

 「ああ、イシュレニアを叩き潰す理由が一つ増えたからな、次の決戦で終わらせてやる」




(作者)
「毎度お馴染み後書きコーナーだよ」

(レティラ)
「今回は回想と決着で第五章の締め括りとしたみたいだね」

(レティシア)
「その決着もあっさりとすんで儚いくらいだの」

(作者)
「そ儚さがジェネラルギガースの儚さにもなっている、というつもりで書いたけど私のレベルは低いと感じ取れないものかもしれないな」

(レティシア)
「それは読者の判断に任せるしかなかろう」

(レティラ)
「今回解説するのは聖剣爆裂グランシャイニングレイヴだね」

(レティシア)
「原作ゲームではファルシオスのような上級武器には聖剣解放などと銘打って乱舞技が登録されていることが多くての、これもそのバリエーションの一つとして考えてみたものよ」

(作者)
「それと本文を見ればわかると思うけどグランファルシオスの特殊能力は騎士の力を剣に込めることで敵の防御力を無視して攻撃を加えた部位を完全破壊する効果があるよ」

(レティシア)
「まるでア○アン○ッド・リ○レイ・ルージ○のカラドボルグのような能力だの」

(作者)
「それじゃ、次回から始まるレッドホーン島での決戦をお楽しみに」
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