最終決戦レッドホーン島1
◇クライマックス1◇
レナードが復活し、グラーゼルを退けてから二か月がたった
その二か月の間に起きたことを整理してみることにする
まずはグラーゼルを退けたことでイシュレニア軍を全面撤退に追い込んで防衛戦を勝ち抜いたバランドール王国はその最中に訪れたフォーリア大公の一団を歓待しイシュレニアを倒すための軍事同盟を結ぶことに全面同意した
これによってバランドールとフォーリアを合わせた余剰兵力をもって各地へ援軍を送れるようになったでまずは虫の谷へ援軍を送り込みウインドライダーズと協力してイシュレニア軍を叩き出すことに成功した
ウインドライダーズに協力していたサイラス達はバランドール軍に合流した
虫の谷からイシュレニア軍を叩き出した余勢を駆ってラグニッシュ砂漠に点在するイシュレニア軍も叩き出した
その間レティシア達はフランポワーズが強奪した(失礼な、研究のためにお譲りしていただいただけです)カラータイマーのようなものを研究してる時にトラブルが発生してそのトラブルを解決してほしいと泣きつかれた
でも結局はシズナにばれてフランポワーズが泣きついたトラブルによって各地に発生して異界へのゲートに精鋭の冒険者グループが派遣されることになった
冒険者グループが調査に出てから一週間、近場の調査をしてるグループが帰ってきていた
そのグループの報告によるとその異界でちょくちょく騎士のような巨人に襲われたそうだ
その巨人の特徴を聞いてシズナ、エルドア、レティシアといった古の知識を持つ者達は量産型騎士を作るのに利用した異界の放浪アークナイトだと見当をつけた
そしてその頃にはトラブルを乗り越えてフランポワーズの研究一段落ついてカラータイマーのようなものはアークナイトを作るために不可欠なアークコアであることが判明した
それからはレティシア達は近場のゲートに入ってはアークナイトの残骸を収集するようになった
そしてドグマホールのゲートの調査に行ってた冒険者達が犠牲者を出してズタボロで帰還したことを聞いてレティシア達は収集のついでにに調査してくることにした
勿論のことだがドグマホールから帰ってきた冒険者達にゲートの中の様子を聞いて大丈夫だと判断したうえである
そうして同盟軍がイシュレニア軍の本拠地だと判明したレッドホーン島へ攻め込む準備をしたりレティシア達がドグマホールのアークナイト相手に実戦を繰り返して修行したりしてる内にに二か月がたったのが今までの出来事である
ちなみにレティシア達が異界からアークナイトの残骸を持ち帰ったおかげでマッドな魂を持つフランポワーズが不眠不休で研究と開発を続けてたった二ヶ月でレティシアのアークコアを核としたアークナイトを実用化したのは余談である
◇クライマックス2◇
そして今レティシア達を含めた同盟軍は本国を守る防衛戦力を除いた全戦力で空の船と海の艦を駆使してレッドホーン島へ向けて侵攻している
(レティシア)
「もうすぐ島まで10キロのあたりになるのではないか?」
(カーラ)
「そうだな、ならそろそろか」
(レティシア)
「行くぞ、シーザー」
(シーザー)
「おう」
(シズナ)
「二人共期待しています、これに失敗してしまえば敵の先制攻撃を許してしまい大打撃を受けることになるでしょう」
(レティシア)
「失敗した時は妾が"牙"にかけてなんとかしようぞ、もっともその心配はなかろうがな」
シーザー達はバランドール軍旗艦の特設格納庫で龍騎士に変身してレティシアは龍騎士の肩に乗って龍騎士の能力で上昇して旗艦の天井から外に出て旗艦の上に着地した
旗艦の上に着地した後で龍騎士はとっておきの一撃の反動で飛ばされないように体を固定した
(シーザー)
「しっかし前もって聞いてはいるが10キロ先から攻撃してくるなんて無茶苦茶だな、それをここから潰せるとのいうのもとんでもないけどさ」
そもそもレティシアとシーザーがここにいる理由はカーラがレッドホーン島には最大射程10キロを誇る[神の雷]という超弩級砲撃砲が存在するという情報を出したからである
その情報を聞いてそんな超長距離から撃たれたらいくら戦力があっても足りないという意見が出てきて何か打つ手はないかという話しになった時にレティシアが「妾とシーザーなら先に潰せる」と言ったことで二人に任せることになった
レティシアの考えてる手段は至極簡単で龍騎士の武器であるグングニールは元々とんでもない使い捨て魔法が込められていたために魔力を際限なく込める器としては打ってつけである
そこに目をつけて薬でガンガンシーザーのMPを回復しつつグングニールにひたすら魔力を込め続けてその間に龍騎士の肩に乗ったレティシアが魔法で視角を強化して10キロ先の[神の雷]にしっかりと標準を合わせる
そして十分に魔力を込めてからEX化したスターランスブレイカーで[神の雷]を吹き飛ばす作戦である
余談だが普通はこんな作戦は不可能である、ブレイカーを10キロ先まで飛ばせるほど魔力を溜め込める器と収束技術がないと無理な話なのだから
それはともかくして再びレティシア達の様子を見ることにしよう
(シーザー)
「ごくごく、しかしいくら飲んでも全然腹にたまらねえな」
(レティシア)
「MPポーションを飲んだその場で全部魔力に変換されてグングニールへ送り込まれるからの、あぁ、もうほんの少しだけ右にずれてくれぬか」
(シーザー)
「了解」
(レティシア)
「これで修正はでき…、狙いそのままですぐに撃てい!」
(シーザー)
「なっなんだ、とにかく打てばいいんだな、食らえ、スターランスブレイカーEX!」
グングニールを取り巻いてる魔法陣の中心から極太の魔力砲撃が射出されて真っ直ぐに飛んでいく
その威力は固定したにも関わらずギシギシと旗艦の金属が悲鳴を上げるほどである
ブレイカーはそのまま三キロ先まで跳んだところでレッドホーン島方面から飛んできた[神の雷]と思われる極太の光の衝撃波と正面衝突した
そのままブレイカーは[神の雷]と少し拮抗状態になったかと思うと少しずつブレイカーの方が押しはじめだんだんと[神の雷]は小さくなってブレイカーに飲み込まれた
ブレイカーはそのまま勢いが衰えることなくレッドホーン島の[神の雷]本体を飲み込んで水平線の彼方へと消えていった
(レティシア)
「魔力を詰め込めるとこまで詰め込むとこんなことになるのか、とんでもないのう」
(シーザー)
「なんだか不穏な言葉が聞こえたんだが、いったいどうなっんだ?」
(レティシア)
「結果だけ言うとな、[神の雷]を据え付けておった山も含めて根っこからきれいに吹き飛んでおるのう」
その後レティシアが上手く報告してから全軍に総攻撃宣言がなされて同盟軍の士気は鰻上りに上がった
同盟軍の海から攻める部隊は海岸に強行接岸して国の兵士や騎士や冒険者達が溢れるほど海岸へ殺到した、飛行船の部隊はイシュレニアのワイバーンや航空部隊などを押えながら地上部隊の掩護をしている
やがて一部の海岸の制圧が完了して同盟軍が次々と上陸していった手際よく拠点を構築していった
◇クライマックス3◇
拠点の構築が一段落ついた所でシズナとミウが同盟軍の勇士達の労いと演説をして士気を上げその間にレティシアは魔力・気力・生命力などのエネルギー系探査魔法を島全域にかけてこの島の要所を探していた
魔法による探査が終わってから頃合いを見計らってシズナに話しかける
(レティシア)
「一通りこの島の探査は終了したぞ」
(シズナ)
「それでは聞かせてもらえるかしら」
(レティシア)
「まず大きな反応のある場所だが、ここと…こことこことここの四か所だの」
(レティラ)
「その中でもここは場所といい反応といいいかにもグラーゼルがいそうな場所だね」
(レティシア)
「まあ、この手のお約束として簡単には入れぬであろうがな」
(シズナ)
「そのお約束で言うなら他の三か所を制圧すれば入れるようになると思いますが」
(レティシア)
「あり得そうなことではあるの」
(シズナ)
「では細かいところは明日詰めましょうか」
(レティラ)
「もうねむいしそうしようよ、ふわぁ~あ」
◇クライマックス4◇
翌日の午前中に軍議を開いてレティシアの探査結果を地図にしたものを見せてどこから攻めるのか決めていた
その結果、誰が見てもグラーゼルがいるに違いないと満場一致で決まった要所は後回しにしてそれ以外の三か所から攻めることにした
まず一番西の要所は零児と小牟を含む国兵や冒険者との混成部隊で攻めることになった
中央の要所は設置場所と強者たちの直観でグラーゼルの居場所に繋がってると判断してレナード達が攻めて、落とした後はレティシアの転移術でシズナ達も連れてくることになった
一番東の要所はマスターテリオンとエセルドレーダを含む混成部隊で攻めることになった
軍議が終了した後は昼食を食べるのに1時間とってから要所攻めを開始した
(作者)
「毎度お馴染み後書きコーナーだよ」
(レティラ)
「よーやくここまできたねー」
(レティシア)
「ここさえ終われば後はエピローグだけだの」
(作者)
「それはそうと今回シーザーが使ったスターランスEXはどこぞの白い魔王が第二期の最初で蒐集されながら撃った結界破りの集束砲と同じようなものだよ」
(レティシア)
「それでは、また次回会うとするかの」