白騎士物語 覚醒する魂の物語   作:神無 龍希

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今回は中央の要所での戦いだよ


最終決戦レッドホーン島3

 

                   ◇クライマックス1◇

 

 

 シズナ達と一旦別れて中央の要所へたどり着いたレナード達は奥へ続く扉から出てきた人物と相対していた

 

 (レティシア)

 「なんだあれは、人間らしさを感じられぬが」

 

 人というもはいかに気配を消しても鍛えぬいて所作の無駄を省こうとも気配の端々や細かい細かい行動一つ一つにその人らしさが表れて個性となるものであるが目の前に人物にはそういった個性が欠片もどころか影すら感じられなかった

 

 (レティシア)

 (あれは人間なのか?)

 

 (レティラ)

 (すごく虚ろで何も感じられなくて…、空っぽ?)

 

 (カーラ)

 「あれは司祭レダム!」

 

 (エルドア)

 (レダムと言えば確か…)

 

 (カーラ)

 「ああ、あの男が兄さんに色々と吹き込んでイシュレニアの皇帝なんかに押し上げた元凶だ」

 

 (シーザー)

 「そうなのか、何かおっそろしいくらいに寒々しくて何も感じられねえんだけどさ」

 

 シーザー言ってることは間違いではない、これは誰も知らないことだがレダムは悪霊となったイシュレニアの皇帝マドラスが最初に憑りついた人間で何の遠慮も容赦もなく自我とか自意識とかを消滅させたせいで中身が空っぽになったただ器となってしまいマドラスがこ世界で行動する時に使用しているだけなのだから

 

 それもグラーゼルを手に入れてからは意味を持たなくなり足止めの捨て駒として中央の要所に配備されたわけだが

 

 そんなことレナード達が知ってるわけもないでレダムがカードを取り出して天へ掲げた時はすごく驚いていた

 

 

 (レダム)

 「アドベント!」

 

 (レナード)

 「ちょっとまて、レダムってやつかなり重要人物じゃなかったのか?」

 

 (シーザー)

 「なんであっさりアドベントなんてやってんだよ」

 

 (ユウリ)

 「知らないわよそんなこと」

 

 過去はどうあれ今のマドラスにとってレダムは使い道のなくなった人形にすぎないから当然と言えば当然のことではある

 

 

 レダムがアドベントによる魔法陣に包まれてその後魔法陣が消えて現れた姿は手足や過多腰などありとあらゆる場所に金属製の箱のようなもがついた異形の巨人、ランチャーギガースだった

 

 (ギガース)

 「ガアアァ!」

 

 ランチャーギガースが右足の箱からミサイルを打ち出した

 

 (レナード)

 「変身!」

 

 レナードが手早く変身して盾で防ぐことによって皆を守ることが出来た

 

 (ユウリ)

 「詠唱なしで火属性魔法を打つなんてなんて恐ろしいわね」

 

 (シーザー)

 「こりゃ、俺達も全力を出さないとまずいな」

 

 (ユウリ・シーザー)

 「変身!」

 

 ユウリとシーザーも月姫と龍騎士に変身する

 

 (レティシア)

 (一斉に変身すると相手も一斉に攻撃してくるではないか)

 

 レティシアは急いで魔法陣を広域展開して準備をする

 

 (ギガース)

 「ガアアァ!」

 

 ギガースが白騎士達全員を狙って手足の全ての箱からミサイルを打ち出した

 

 (レティシア)

 「させん、戦神の祝福」

 

 広域展開された魔法陣の中にいるレティシア達と騎士達は戦神の加護につつまれてミサイルの直撃はせずにすんだし爆風からも守られた

 

 (シーザー)

 「今だ、龍閃!」

 

 ミサイルを打ち尽くした今が反撃好機とみたのか龍騎士が光の矢となってランチャーギガースに突撃する

 

 ギガースはその突撃を避け切れずに右腕の箱を吹き飛ばされてよろめいた

 

 その隙を狙って月姫が魔力込みの矢を打ちギガースについているミサイル箱を潰していく

 

 止めは白騎士が近接距離に接近してクロスレイジを叩き込んでギガースをぶった切った

 

 

                 ◇クライマックス2◇

 

 

 レナード達が変身を解除してエルドアとカーラの軽い治癒魔法で回復している間にレティシアはシズナに連絡を入れてシズナと親衛隊を転移魔法で呼び寄せていた

 

 ちなみにエルドアとカーラは神聖魔法適正は低いもののある程度治癒魔法が使える程度には鍛錬していた(具体的にはヒール2までと各種状態回復)

 

 

 そうこうしているうちにレティシアの転移魔法でシズナ達がやってきた

 

 (シズナ)

 「皆さんお疲れ様です、大事がなくて何よりです」

 

 (レナード)

 「シズナ様も準備がよろしいようで」

 

 シズナは王家に相応しい豪奢でいて邪魔になるほど華美にはなっていない守護魔法の付与された鎧に身を包んでいる(具体的には原作ゲーム終盤の戦装束)

 

 (カーラ)

 「久しいなサイラス殿、また妙な盾を持ってきているようだな」

 

 (サイラス)

 「ああ、これか、これは封魔の盾と言ってなあらゆる魔法攻撃を防ぐことの出来る最強の盾だがその代わりこの盾を使う私自身も魔法を使えなくなるので誰も使おうとはしなかったものだ」

 

 (ユウリ)

 「そうなの、何か勿体無いわね」

 

 (サイラス)

 「俺は魔法は使わないから遠慮なく使わせてもらっているけどな」

 

 シズナ達を転移してくる時に一緒にMPポーションもたっぷり用意してもらったので完全回復するまで一休みしている内に奥への扉が勝手に開いた

 

 (エルドア)

 「どうやら要所は全て制圧したようだな」

 

 (シズナ)

 「そのようですね、ではこの戦いを最後とするために行きましょう」




(作者)
「毎度お馴染み後書きコーナーだよ」

(レティラ)
「今回は中央の要所での戦いなんだけど」

(レティシア)
「原作ゲームで結構重要な人物であったレダムが捨て駒にされておるの」

(作者)
「レダムに憑りついた後でグラーゼルという器を見つけたんだからしょうがないじゃないか」

(レティシア)
「つまりレダムには使い道が無くなって捨て駒にでもするしかなかったということか」

(作者)
「そういうこと」

(レティシア)
「哀れな、さすがに同情したくなったぞ」

(レティラ)
「それとね、戦いで使ってた戦神の祝福・竜閃・クロススラッシュは今まで出てきたものだから改めて説明はしないからね」

(レティシア)
「ランチャーギガースも体中にミサイルランチャーがついておる以外には特にこれといった特徴のないギガースだから詳しく説明する必要はなかろうな」

(作者)
「それでは、また次回お会いしましょう」
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