◇推奨BGM 白騎士物語 光と闇の覚醒OP 戦場に咲いた一輪の花◇
広間の中央の漆黒の卵が割れてそこから五体のシンナイトの特徴を持った巨人の騎士が現れた
その周りには力の全てを吸い取られて抜け殻となった五体のシンナイトのアークが放り出されていた
五体のシンナイトの特徴を持った騎士は卵から出てくると一通り周りを見渡してから大笑いを始めた
(騎士)
「ふふふ、ははは、はーはっはっは、復活した、ついに復活したぞ、この皇帝マドラスとイシュレニア帝国の復活だ」
―― 時の遥か彼方
―― 街は燃えて悲しみに包まれる
―― 巡り合いし運命は 魂は
―― 互いに求め合う
(カーラ)
「こいつがマドラス…」
(シャブール)
「こいつの…、こいつのせいでグラーゼル様は」
(レティシア)
「落ち着けこの戯けが!、そんなことでは勝てる戦いも勝てぬぞ」
(シャブール)
「ぐ…」
(グラーゼル)
「落ち着け、彼女の言う通りだ」
(シャブール)
「しかしグラーゼル様」
(グラーゼル)
「私とて腸の煮えくり返る思いはしている、だがやつは全てのシンナイトの力を吸収しているのだ、シンナイトのない私たちでは勝ち目はない」
(シャブール)
「それは…、そうですが…」
(レティシア)
「なに、時間を稼げばシズナ様がなんとかしてくれよう」
(グラーゼル)
「それを信じるしかないか」
(騎士→マドラス)
「くく…、面白いことを言うではないか、まずミューレアスのやつを潰そうかとおもったが、その前に貴様らを叩くとするか」
―― 血に染まるその戦いの理由を探していた
―― ああ 戦場に儚く咲いたその一輪の花に出会うまでは
(カーラ)
「セヤ!」
アークナイトが隙を作らないように気を付けながら斬りかかるがマドラスの刃が長い双刃剣のような武器で軽くあしらわれる
(レティシア)
「ならば両面から挟撃はどう裁く」
ファングがマドラスの後ろに回り込んでアークナイトの剣劇に合わせて両手剣を振るうが前にも後ろにも使えて長い双刃剣の特徴を生かして齟齬のない見事な連携攻撃を危なげなく裁ききった
(カーラ)
「ばかな!?」
(レティシア)
「後ろに目でもついておるのか?」
―― 歴史は暗い絶望を刻み続ける
―― だが絶望で終わらせはしない
―― 希望の火を灯そう
シズナの纏うオーラが月へ向かって天高く昇っていく
おそらくはあのオーラが月へ届くことによってシズナの秘策は完成する
(マドラス)
「ちい、させぬわ」
マドラスがシズナを狙って双刃剣から衝撃波を放つ
その衝撃波は重装騎士が止めに入っても蹴散らして尚進みそうなほどの凄味を感じさせた
(レナード)
「シズナ様ーー!」
衝撃波はシズナに向けて一直線に進み大量の煙を巻き上げてシズナのいるあたりで消えた
思わずといった感じでレナードが悲痛な叫びを上げた
だが煙が晴れてその姿が見えるとシズナは祈りに集中して詠い続けたままで怪我どころか埃一つついていなかった
そしてシズナの前には封魔の盾を構えたサイラスの姿があった
(サイラス)
「言ったはずだ、シズナ様には指一つ触れさせんと」
―― 祈り続ける中流星は降り注ぐ
―― 未来は揺れるが一つに収束する
シズナのオーラは月へ届き月から五本の流星が降り注ぐ
その流星は抜け殻となったアークへと降り注ぎ、流星の光に包まれたアークは契約者の元へと飛んでいった
(カーラ)
「これは黒騎士の、ならば」
カーラは変身解除してアークコアをエルドアへ向かって投げる
(カーラ)
「私の騎士は戻ってきた、今度はお前が使え」
(エルドア)
「承知」
(レナード・シーザー・ユウリ・カーラ・グラーゼル)
「変身!」
―― 今絆は蘇る
――
レナード達を包む眩い光が収まるとそこには新たな姿をした五体の騎士が立っていた
(レティシア)
「シズナの秘策ここに成就せりよ」
(作者)
「毎度お馴染み後書きコーナーだよ
(レティシア)
「騎士達も復活したことで歌は今回で終わりよ」
(レティラ)
「次回は怒涛の猛反撃だよ、楽しみにしててね」