“継承”のセンブランス   作:飴玉鉛

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地球上の読者の皆!オラに元気(感想)を分けてくれー!



笑顔〜loveアンドPeace〜計画

 

 

 

 

「対人・対グリム問わず、一対一、一対多、多対多、多対一の戦術に求められる基本能力は概ね5つだ」

 

 説くのはヨナタン・ナーハフォルガーである。歳の割に鋭い拳打を放ち、息も吐かせぬ猛攻を仕掛けるのはニオ・ポリタンだ。

 ニオの華奢な体躯から繰り出される拳打には良く威力が乗り、体捌き、体重移動が秀逸である事が解る。にも関わらず、教示する為に言葉を紡ぐヨナタンの呼吸に乱れは生じず、動作にも一切の遅滞・迷いはない。

 隔絶した技倆の差が如実に現れている。

 ニオの拳を、手の甲に掌を添えて逸らし、拳打を肘で受け止め、足払いを半歩の後退で完全に躱しながらヨナタンは言う。ニオの指導を買って出たのだ、彼女の力量を高める為に手を抜くような不義理はしない。

 

「敵・味方の位置を常に把握する空間認識力、敵・味方の意識・視線の向きを洞察する観察力、敵・味方の流れを主導する支配力、敵の防御を挫く攻撃力、敵の攻撃を凌ぐ防御力だね。他にも味方との連携とか敵の連携を崩す戦術もあるけどそれは基本の範疇には収まらない。追々覚えていこう」

「ッ……!」

「そしてそうした戦術の基本を支えるのが、戦闘の基本だ。ニオはこの戦闘の基本が何か解るかい?」

 

 問を受けると一層激しさを増すニオの猛攻。小柄な拳闘士の如く攻め立てる彼女の無言の返答に、ヨナタンも慣れたもので簡明に答えとして受け取った。苦笑しながら彼は講義を続ける。

 

「そう。格闘だ。武器術を駆使した白兵戦技能にも格闘能力の高さを要求される。これを疎かにすると武器術も稚拙になるだろう。何故ならどんな武器も操るのは自分自身で、自分の肉体を効率的にコントロールできないようでは、優れた武器を持っていても宝の持ち腐れだ。畢竟、格闘術は全ての戦士にとって必修項目と言えるね」

 

 言いつつ、ヨナタンはおもむろにニオの拳を掌で止めた。そのまま握り締めて離れられないようにし、ヨナタンの手を振り払うために足払いを仕掛けようとするニオの手を引いて体勢を崩させると、そのままくるりとダンスのようにニオの体を操り優しく転倒させる。

 地面に叩きつけられると思ったニオの体が強張るも、ヨナタンは彼女の体を持ち上げて横抱きにしていた。目を丸くして驚く彼女の顔に微笑みかけ、すぐに降ろしてやると言葉を続ける。

 

「聞いた事がないかな? 武器の主たらんとするなら、まずは己自身の主となれ――自在に己の肉体を操れない者が、武器を十全に扱える道理はないって意味さ。そういう意味でニオはまずまず。よく鍛えられている」

「………」

「睨まないで欲しいな。僕は年季が違うし、僕を基準にするのは間違ってる。で……ニオは小柄だろう? オーラで身体能力を強化していても、基礎スペックは大柄な人間、グリムには圧倒的に劣ってる」

「………」

「じゃあどうすればそうした手合いに勝れるのか、答えは簡単だね。技倆と速度で圧倒し、触れられもしなければいい。だけど言うは易し、行なうは難し。実力の伯仲している相手を敵とした場合、あるいは格上と相対した場合に上手くやれる保証はない。だから別の対処法を用意しておく必要がある。今回はソイツを教えておこう。ニオ、手を貸して」

 

 (ソッ)、と手を差し出してくるニオの手を取る。

 柔らかく小さなその手を握ったヨナタンは、なんとなく彼女の身長はこのまま伸びないと予感していた。きっとニオは大人になっても今と変わらない可憐さを保ち続けるだろう、と。

 根拠は無い。強いて言うなら多くの人間を見てきた深淵狩りの勘だ。何処をどう見たら体の成長限界を見極められるのかと問われれば答えようはないが、そうした勘は外れた試しがない――と経験則は言う。

 ニオは可憐な淑女になる。だがそれは女性としての力であり、戦士としては不利な要素でしかない。体の小ささを利用して立ち回るのにも限界はある。故に、ヨナタンは彼女に修めて欲しい技があった。

 

「ッ……!?」

 

 ガクン、と。ニオは驚愕の表情で膝を折ってその場に跪く。

 手を握られているだけだ。なのに唐突に()()()()()()()()()。余りの重さにニオは身動きも儘ならず、顔を歪めて冷や汗を浮かべる。どうにか顔を上に向けると、ヨナタンが笑っていた。

 

「一応言っておくけど、特殊な力は何も使っていないからね? これはただの技術……とある非力な深淵狩りが、生涯をかけて編み出した武術だ」

「………!」

 

 これが武術? ほんとうに?

 何が起こっているのか全く理解できない。オーラを使ったセンブランスだと言われた方が納得できる。ヨナタンは混乱しているニオに掛けていた力を解いて、彼女を立ち上がらせながら言った。

 

「【合気】という名を付けられたこれは、どんなに非力な女子供でも、屈強な大男を屈服させられる。技で力を捻じ伏せられるんだ。ニオはこれを齧って、【合理複合武芸(マーシャルアーツ)】を修めてほしい」

「………?」

「マーシャルアーツは()()が培ってきた武術だよ。全部で221種類ある。()()は体型・性別・能力によって組み合わせて使ってきた。ニオにはたった今体感してもらった合気の他に、パンクラチオンを併せたものが合ってると思うんだ。で、これを一定の域まで極めたら武器術に移ろうと思ってる。どうかな、やってみないかい?」

「………」

 

 どうやら興味を引かれたらしく、微笑するニオにヨナタンも同様の表情を返す。ヨナタンの有する技術の一端を修めれば、ニオは飛躍的に対人戦闘能力を高められるだろう。

 対人を念頭に置いて鍛えるのは、個人的には好ましいとは言えないが。身に着けた武力は本人を守る力に成るし、グリムを相手にするのにも応用できる。グリム相手に必要なのは勝負度胸なのだ、対人戦闘力も身に着ける分には無駄にならない。

 

 熱心に研鑽を積む少女へ、真摯に向き合う世界最高の戦技教官。

 彼女がヨナタンの指導を受けて、どこまで強くなれるのか。自身の戦闘力は最初から頭打ちになっているからこそ、他者の成長に強い関心を持つ。生徒の成長はヨナタンにとって、非常に好ましいものだった。

 ヨナタンはニオに指導を施しながら思った。いつかニオの声を聞いてみたいなと。きっと鈴を転がしたような、可憐な声であるだろうと想像する。ニオの声を聞く事も、生涯の目標に加えてみても良いかもしれない。

 

 諸人が仰天する野望を懐く一方で、ささやかな目標も手に入れたヨナタン。特に深い考えもなく、思いつきで少年は画策する。――それはただの悪戯心でしかなく、しかし彼は考えが甘かった。

 人心掌握術も修めている彼が、本気で相手に好かれようとしたのなら、対象が絆されないように気を張るのは酷く困難であることを――ヨナタンは、この時ばかりは失念していた。

 

 ただ声を聞いてみたいと思っただけで、軽率に働き掛けるヨナタンの不覚が発覚するのは、まだ先の事である。

 

 

 

 

 

 

 

  †  †  †  †  †  †  †  †

 

 

 

 

 

 

 

 芳しい香りが漂っている。紫煙が半開きの窓に吸出され、外に流れていた。

 窓際でオフィスチェアに腰掛けて、葉巻を吸う男はローマン・トーチウィックである。仕立ての良い一張羅を纏い、好んで被っている帽子を小脇のテーブルに置いている彼は、提出されたレポートを読んでいた。

 レポートの提出人はヨナタンである。オズピンとの邂逅で知り得た全てと、交わした会話を一言一句漏らさず記述されたノートに目を通し、何度か読み直しながら考え耽っていた彼は灰皿に葉巻を押し付けた。

 

「……よぉ兄弟。ネオの奴への指導は切り上げたのか?」

 

 ローマンが軽い調子で、対面のチェアに腰掛けた少年に声を掛ける。その視線は変わらずノートに向けられていて、熟考を重ねている様が伝わってくる。ヨナタンはそんな彼に肩を竦めた。

 

「いいや、まだ続けているよ。あっちには僕の【分裂体】を残してる」

「あん?」

 

 不可解な返答を受け、青年は訝しげに窓の外を見る。

 館の中庭にはまだ腹心の少女がいて――此処にいるはずのヨナタンが、中庭でニオを相手に格闘の指導を行なっているのを発見した。

 胡乱な目を、改めて目の前の少年に向ける。そして失笑を漏らした。

 

「……ハッハー、分裂だって? 分かっちゃいたが、人間やめてるな」

「そうでもないよ」

「謙遜になってないぞ?」

「そうかな……」

「そうだとも」

「……でも分裂した分、僕の力は半分になっている。数を増やす事はできるけど、増やせば増やした分だけ弱くなってしまうんだ。おまけに分裂体は些細なダメージで消えてしまう上に、時間経過で消えてしまう。実戦で運用できる力じゃないね。……それで、そろそろ考えは纏まったかい?」

「あー……まぁ、な……。……ヨナ、一応確認しとくが、」

「全部事実だ。信じられない?」

「そりゃあそうだろう」

 

 ローマンは乾いた笑みを湛えノートを放り投げた。脚を上げてテーブルの上に叩きつけると、虚空に舞った帽子を掴んで頭に載せる。そうしてテーブルの上に脚を組んでボヤいた。

 

「プロフェッサー・オズピンが転生者? 今の人間の前に旧人類がいて、ソイツらは魔法が使えた。オズピンはソイツとオーラも使える? グリムの親玉、四人の乙女、その他諸々……頭がおかしくなっちまいそうだ」

「僕という前例を知ってるのに?」

「それとこれとは話は別だ。だがまあ、お前が真実だと言うならそうなんだろうさ。……はぁぁぁ、お伽噺が全部本当の事で、それがこの世の成り立ちだってんなら受け入れるしかない。……どうも、お前とつるむようになってから、タフな話が続け様に舞い込んで来やがる」

 

 嘆かわしげに吐き捨て、ジロ、とローマンはヨナタンを睨んだ。

 

「それで?」

「それで、とは?」

「惚けんなよ兄弟。まさか気づいてねえのか? ヨナの()()はとんだ狸野郎だ、全部をヨナに教えたとでも思ってるのか」

「まさか」

 

 今度はヨナタンが失笑する。

 

「彼は秘密主義者らしいからね、明らかに僕に対して隠し事をしているのには気づいてるよ」

「ならよかった。学長サマはヨナを信用しているのかいないのか……はたまた()()()()()()()と決めているのか――」

「――あるいは時期が来れば話せばいいと思っている」

「どうあれ、面白くはない。ヨナがオズピンの記憶の中で見たらしい【()()()()】に、会話の中だと一切触れてないのは、腹に一物を抱えてる証拠だろう。ソイツが4つあるのは分かった、だが()()()()()? どうしてソイツの在り処を教えない? あからさまに重要人物だってのに、()()()()()とやらにも触れないのは何故だ?」

 

 不機嫌そうなのは、ローマンにとって信じ難い話が前提になっているからだろう。お伽噺が現実のもので、世界の成り立ちに関わっているだなんてこと、普通は信じられない。ヨナタンという実例を知っていてもだ。

 彼が深淵狩りの実在を信じたのは、ヨナタンの正体を誘導されたとはいえ自分の頭で推理し、理解したからだ。その力を自分の目で見る機会もあった。だから受け入れている。しかしオズピンに纏わる話は又聞きだ、信じようとしても理解を拒みたくなる気分なのだろう。

 しかし流石にローマンは切れ者である。どんなに疑わしくとも、信頼の置ける人物からの報告を頭から否定はせず、きちんと現実のものとして受け止めるつもりにはなっていた。

 

 面白がるように、ヨナタンは言う。

 

「彼は長く生き過ぎていて、自分が主体になって仕切る習性が染み付いているんだろう。真に対等になれる友人が現れても、その習性を中々なくせない」

「つまり持ちつ持たれつ、利用し合う関係がベストってわけだ。いいね、そういう分かりやすい奴なら歓迎してやれる」

 

 皮肉げに言い捨て、ローマンは虚空に目を向ける。

 それから彼は熟考を挟んで口を開いた。

 

「……。……ヨナ、確認しておくが、オズピンと話しても私達のユメに変わりはないんだな?」

「オフコース。そして今も、これからも君がプレイヤーだ。知能犯ローマン・トーチウィックはこの局面、この盤面でどう動く? 僕をどう動かしたい」

「…………」

「…………」

 

 沈思、黙考。

 形の良い顎に手を添えて、考え込むローマン。

 彼の中で様々な思考が錯綜している。それらを整理しているのだろう。

 

 ローマンはレリックの在り処を気にかけているようだが、ヨナタンには既に見当が付いていた。

 というのもオズピンとセイラムの関係と、セイラムの目的――レリックと高等アカデミーの数を照らし合わせれば、自ずと答えは導き出せる。ヨナタンはほとんど確信していた。

 レリックは――少なくとも4つの内の1つは――オズピンのいるビーコン・アカデミーにある。各アカデミーに多くの優秀なハンターが配置されているのだ、彼らは知らずの内にレリックを守る守護者にされている。

 秋の乙女、春の乙女、夏の乙女、冬の乙女。四人の女神の力を持つ者も、最低一人は確保しているはずだ。していないなら、ヨナタンはオズピンに対する評価を大幅に下降修正せざるを得ない。

 

 ヨナタンとしては、はっきり言ってオズピンに主導権を渡す気はない。

 彼は人類の守護者ではないからだ。セイラムの目的を阻むという点で、結果的に人を守っているだけで、彼の中の最優先事項は邪神に与えられた使命であるのは想像するに容易い。

 であれば彼が主導する権利は渡せないとヨナタンは思う。ヨナタンは自分側の勢力がゲームマスターになるつもりだ。そのために、密かに決意している事がある。4つのレリック、四人の乙女。――彼女らと秘宝を自分の下に確保して、保護するのだ。オズピンはなんのつもりか知らないが、重要人物であるなら絶対に手元に置いておかねばならないのは自明だ。

 

 レリックの使用法はなんだ? セイラムはそれを知っている、四人の乙女達とレリックの数が符合するのは無関係とも思えない。なら、やはり捨て置けない問題だろう。セイラムは周知されていない裏の存在だ、そんな超越者を相手にこちらも裏でコソコソして、暗闘を繰り広げる意味など皆無である。

 セイラムの存在を衆目に明かす必要はないにせよ、四人の乙女達はやんごとなき身分に祭り上げ、常に身の回りの防備を固めさせた方が良い。暗闘に敗れた結果、乙女達の所在を掴まれ奇襲を受けるリスクを冒すのは馬鹿らしいにもほどがあった。

 

 故にヨナタンは、『伝説の怪物や英雄による暗闘』というゲームを、人間による人間のためのゲームにすげかえるつもりになった。何故ならヨナタンは思うのである。彼らは主役を気取っているのかもしれない、だがこの世界の主役は彼らではなく、表社会に生きる人々だ。

 仮にそうでなかったとしても、そうさせるための努力は惜しまない。

 

「……オーライ。指し手は決まった。ヨナ、開拓地の確保は済んでるな?」

 

 ローマンの思考が終わる。開口一番開拓地について訊いてくるという事は、レリック云々に関してはどうでもいいと結論したらしい。問われるのに、ヨナタンは期待と共に肯定した。

 

「勿論。ミストラルはオニユリとクロユリの廃棄を決定した。アトラスはそれに待ったを掛け、新たに二つの廃棄地を共同で再開発しようと提案し、オズピンにも頼んで後押しをしてもらったよ。ついでにシュニー社からも、ミストラル政府に圧力を掛けてもらった。結果ミストラル・アトラス・アカデミーの勢力が噛んだ、新しい都市の建造を始める手筈になってる。そしてそこの代表はナーハフォルガーの人間で、僕の傀儡だ。【マドンナリリー】というのが、新しい都市の名前になる」

 

 懐いている期待は、実に身勝手なもの。

 【結果的にグリムが滅び人間世界が発展する】という大前提さえ敷いていれば、彼は自分にとって面白く、利になるように動く。彼の喜悦と利が大多数の益となるように調整するのがヨナタンだ。

 学ぶ意欲は未だあるにはある。だが、ローマンとの利害の微調整をしていた方がよっぽど上手くいくだろう。全てを自分でやる事はできないのだから、ローマンに任せていた方が良い。

 

「今のところ参入が決まってる企業はシュニー社だけ、と。結構。ところで親愛なるアッティラ卿の進捗は?」

「彼にはヴェイルから出て行ってもらったよ。ヴァキュオに進出後、粗方裏社会は掌握したらしい」

「そいつはご機嫌だ。どうやってこんな短期間で?」

「ならず者を集めて猿山の大将をして、腕っぷしで悪者を切り従えて、恐怖と痛みで教育し、利権を奪って経営者に転身したみたいだね。全体を完全に従えた後はミストラルに、その後ヴェイルに戻って来るらしい。仕事内容は非合法なもの全般、吹聴しているのは現行体制の打破だ」

 

 話題はテュルク・アッティラに移る。彼の動向を伝えると、ローマンは悪そうな顔で笑った。

 

「ほほぉ。実に素晴らしい。分かりやすい反社会勢力じゃないか。しかも腕はとびっきりの怪物……対抗する為に、自衛のための力を溜め込むのは当然なんじゃあないか?」

「そうだね。怖くて真っ当な商売もできない」

「暴力には武力を、だ。私は早速マドンナリリーに進出する準備を整える。開拓の為全力を尽くそう。善き人々の為にな。そうして悪者から自分の身を守り、ついでに余力があったら他の人間も守る」

「悪の組織に対抗する正義の組織を作る、と。でもそれは警察やハンターの仕事なんじゃないかな?」

「そこでお前だ、ヨナ。アッティラ卿と派手にやり合ってくれ。――アッティラ卿を止められるのはお前だけだと思われるぐらいにな」

「ワーオ。アンビリーバボー」

 

 酷いマッチポンプだ。

 実際、アッティラは強い。深淵狩りなのだから当然だろう。

 そうして――

 

「僕の名声を高め、君に協力的な姿勢を見せつつ、将来的に君の会社に就職して対抗を続ければ――」

「――ヨナを止められるのがアッティラ卿だけとなれば――」

「――――」

「――――」

 

 密談を続ける。有意義な策謀だ。

 裏社会を統一して整備し、管理する。

 こちらはそれを利用して組織作りの叩き台にする。

 ちょっと迷惑を掛けるが、長い目で見れば善良な人は得をして、悪い人達も要領が良ければ儲けられる。

 

 Win-Winだ、素晴らしい!

 

 やはり皆が幸せになれる、素敵な未来像を企画するのは楽しい。

 ヨナタンはそう思った。きっとローマンもそうだろう。だって実に良い笑顔を浮かべている。

 

「ハハハ、ハハハハ、ハハハハハハハ――!」

「クク……クハッ、アーハッハハハ!」

 

 笑顔を広めよう。それこそが正義だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




【合理複合武芸】
読みはマーシャルアーツ。現実のマーシャルアーツとは完全に別物。なんか良さげな名前が思いつかなかったから名前だけ引用。
中華拳法の八極拳、八卦掌、太極拳。日本の空手、柔術、合気。パンクラチオン、レスリング、ボクシング、ムエタイ、サバット――などその他無数の格闘術をはじめ、多くの剣術・刀術・槍術・銃術・戦槌術・馬術・水中兵法・空中兵法などを独自、または歴史に埋もれた誰かと共同開発。または教えを受けて習得するケースも。本人の資質に最適な武芸を選択して使用する、一人戦技博物館。クロスレンジなら、実は超能力(センブランス)使ってる時の方が弱いまである。

セ○ラム「深淵狩りに白兵戦を挑んではいけない(戒め) どっちかというとアウトレンジの方が弱いので徹底的に遠距離で戦いましょう。毒殺・窒息などは期待できないのできちんと物理で殺しましょうね。ちなみに殺してもいずれリスポーンしてきて同じ殺し方が通用しなくなってる模様(絶望) ふざけんな(声だけ迫真)」


【マドンナリリー】
オニユリ、クロユリを取り込んだ大都市(予定)
ユリの名がくっついてる二つに肖り、ニワシロユリの名を付けようと思ったけどなんか響きがアレだったので、ニワシロユリの別名マドンナリリーを正式名称にすることに。
ヨナタン勢力勃興の地(予定)。初等訓練校(アカデミー)も作られる。

ちなみにマドンナリリーの花言葉は「天上の美」または「派手さ、永遠の愛、無実、純潔、立派な仕事、無邪気さ」など他多数。
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