ポケモン世界でアイドル!?   作:林檎アメ

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いよいよスタート!(テープを切る)


胡散臭い神様と変なポケモンたちの話

 ぎゃーー・・・

(ああうるさいなぁ)

 ぎゃおぎゃおー・・・

(うるさいって)

 ・・・ぎゃぁ~

 ガスッ

「いっだぁぁぁぁぁぁ~!?」

 

 早速だがこの状況がわからないんだが。とりあえず状況整理。

 俺の名前は桂木隼人。どこにでもいる凡人。

 今さっきまで結構きれいに掃除された自室で寝ていたはず・・・。なのだが。

 目の前にいるこいつはどっからどう見てもポケモンのプテラだ。

 ポケモンとは、俺の住む日本発のモンスター育成RPGであり、日本にとどまらず海外でも大人気なゲームである。

 そして目の前にいるプテラは俺に頭突きをかまして起こさせるという強行手段にでたところだろう・・・。

 でもなぜこうなったのか。普通はポケモンがいるなんてありえない・・・と思ったとき。

 ここが自室ではないことに気が付いた。

「な・・・ここどこだ?」

『ここは運命の塔。流れ着く者を導く場所』

 そこまで聞いたとき、どこからか声が聞こえてきた。

「あっれ~ここどこ?」

「あ、隼人じゃん!」

 今起きたとこなのだろうか。周りを見渡しているのは俺の親友、宮崎海斗。

 そしてその隣で起きていきなりハイテンションなのは同じく俺の親友、竜舌蘭丸だった。

『皆目を覚ましたか・・・』

 そしてさっきから胡散臭いこの人はいったい誰なんだ?

『この格好いい人は誰なんだと思っているのだろう。教えてやろう』

 思ってませんけど。

『私の名前はゼウス。見ての通り大いなる神だ』

「(紙?)」

「(いや髪じゃね?)」

 お前ら天罰くだっても知らんぞ(真顔)

「とりあえず、なぜ俺たちがここに?」

「あーそれ俺も聞きたい!」

「僕も浅い眠りを妨げられイライラしてんですけど?」

 俺→蘭丸のテンションが移ったのかテンションが高い海斗→どっかの歌詞をパクッた蘭丸の順番で質問を投げかける。

『そうカリカリしないでくれたまえ。今からはな』

「すっげぇニャースだ! 喋る?喋る?」

 ニー

「あ喋んないのか・・・」

「え? これってコドラ? うわすっげー! かってー!」

『・・・とりあえず話を進めるぞ。お前らは夢の中でこちらの世界に干渉してしまった。それがなぜ干渉してしまったのかは謎だがとりあえずお前らはしばらくこちらの世界で暮らすことになる』

「「「な、なんですとーー!!」」」

『それはこちらの責任でもあるからお前らに合いそうなポケモンたちをプレゼントする。それからお前らに特殊な能力を付与しといた。存分に使ってくれたまえ』

(((あやまってんのか見下してんのか・・・)))

『そのことはそれぞれ個別に手紙で伝えとくから目覚めたときにちゃんと確認するのだぞ。ではポケモンの世界へ行ってらっしゃーい』

「ちょ強制的に話すすめんな!!!」

 

 意識が途切れた。

 

 ・・・なんかふかふかしてね?

 いやだってめちゃくちゃふかふかってうわまぶしっ

「まぶしー・・・」

「隼人起きたー?」

「うん起きた起きたっておまっ!」

「よし。あとは海斗だけだね」

 蘭丸がカーテンを開けたせいで太陽光が部屋に差し込んでくる。

 見たかんじここは4人部屋のようだ。二段ベットが2台あるし。

 でもここに寝てるのは俺、蘭丸、海斗の3人であり二段ベットの片方の下段は俺たちの荷物と思われるバックなどが入っていた。

「これが俺たちのバックならプテラ以外の手持ちや手紙もはいってるというわけだな?」

 俺の頭には依然プテラがいる。俺よくこの重みに耐えれるな。ポケモントレーナー仕様か?

「そうだ蘭丸。お前ニャースだったよな」

「うん。ニャース。かわいいよ? ほら」

 蘭丸がそういって差し出したのは

 三毛柄のニャースだった。

「えちょなにこれ」

「ん? ニャースだけど?」

「いやいやどっからどうみても三毛猫だけど!? めっちゃ三毛三毛してんだけど!?」

「三毛柄しててもニャースはニャースだよ」

 ニー

「ふ、不思議なこともあるんだな・・・」

「んー」

「海斗ーおはよー」

「あれ・・・蘭丸? って隼人もいる。え? ここは誰? 私はどこ?」

「目覚めて早々変なボケかますな」

「てへぺろ」

 ふと自分の荷物らしきリュックを探していた蘭丸が手をとめる。

「僕の日記はっけーん。読んでみよ」

 どうやら蘭丸はこちらの世界での蘭丸の日記を見つけたようだ。

「そうだ手紙探さないと」

「俺も俺も」

 それぞれ趣味がちがう3人は同じようにまったくジャンルが違うリュックを探し始めた。

「・・・え?」

「どうした」

「なんかみっけたか?」

「いや、僕の日記にね・・・」

 そして蘭丸は一呼吸おいてこういった。

「僕ら”アイドル”になったみたいだ」




意外とながくなった
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