電話の描写に『』を使えばいいことに今更気づきました。
ー翌日のこと。
「ん・・朝か。」
俺はいつも通りの時間に起きると、手早く着替えを済ませ、魔理沙を起こしに行く。
「朝だぞー起きろー。」
「んぁ・・?」
「朝だ。起きろ。始業式だろ。」
「うん・・起きる・・」
「二度寝するつもりだな?起きるまでここにいるぞ。」
「いいぜ・・それで・・」
「アホか。ほら、起きろ。」
俺は強引に魔理沙を引っ張り出す。
「痛いって・・」
「起きないのが悪い。さっさと着替えて降りてこい。」
「分かったって・・起きるから・・」
「早くしろよ。飯作っとくから。」
「は~い・・今日兄貴は何すんの?」
「バイトだっての。」
「あっ、そっか・・分かった・・」
全く、魔理沙は昨日言ったことも覚えてないのか。それとも寝ぼけてるだけか。
俺はそう考えながら朝食を作る。
「おはよう・・」
「おはよう。もうすぐ出来るぞ。」
「あい。食べたらすぐ出るから。」
「どうぞ。忘れ物は?」
「ないだろ。今日始業式なんだから、筆記用具があれば。」
「教科書とか配られるだろ。大きい袋もってけ。」
「じゃあ手提げ袋で。」
「そこに掛けてあるやつな。」
「うん。」
「はい、今日の。」
「ピーナッツバター?私これ好きじゃないんだけど。」
「イチゴジャムがなかったからしょうがない。いらないなら貰うけど。」
「・・・食べる。」
「よろしい。」
「また昼は賄い?」
「いや、早めに食べて行く。夜には帰るけど。」
「分かった。私は適当に時間潰して帰るから鍵持ってくぞ。」
「いいよ。何かあったら電話する。」
「ケータイ使ってもいい学校で助かったな。こう考えると。」
「全くだ。」
その時、俺のスマホが振動し始めた。
「あー・・妖夢だ。出るわ。」
「ん。どうぞ。」
『もしもし?どうした?』
『健介君、木曜日だよね?』
『あぁ、木の下に行くのは木曜日だよ。どうかした?』
『確認のため。朝早くにごめんね。』
『全然いいよ。』
『今日はバイトって行ってたよね?』
『あぁ。前に言った所。って、妖夢は知らないんだっけ。』
『うん。どこのお店?』
『えっと・・俺の家の反対側。駅の近くにデパートあるだろ?そのデパートの隣。』
『あぁ、そこなら知ってるよ。小さい頃行ったことあるから。』
『そうなんだ。』
『あまり雰囲気とか覚えてないけど、美味しかったのは覚えてるよ。』
『店長が作る料理は旨いからなぁ。』
『それでね、バイトの後なんだけど。』
『バイトの後?』
『デパートで買い物するんだけど、来てくれない?』
『なんで?何買うの?』
『服とか、身の回りの物とか。』
『服買うなら女子に頼みなよ。俺じゃなくて。』
『だって、健介君に来てほしいんだもん。』
『分かったよ、そこまで言うなら行く。でも何時になるか分かんないよ。』
『いいよ。終わったら教えて。』
『それ、俺が待たないといけないじゃん。いいけどさ。』
『じゃあ決まりね。また後でね。』
『あぁ。』
「バイト終わったら妖夢の買い物に付き合うことになった。」
「ご愁傷様。私もう出るぞ。」
「了解。でも皿くらい運べ。」
「はいはい。・・じゃ、行ってきまーす。」
「行ってらっしゃい。」
ー魔理沙が家を出て数時間後。
「さーて、やる事ないしYouTubeでも見るか。」
俺がそう呟いた時、電話が鳴った。
「なんだよ・・『もしもし?』」
『健介、今日のバイトのことなんだが。』
『どうかしましたか?』
『悪い、人が足りないから少し早く来れないか?』
『何時ですか?』
『11時から。』
『マジですか?今から飯食べて準備しないと間に合わないじゃないですか。』
『スマン。でも暇だろ?』
『そうですけど・・一時間分増やして下さいよ。』
『分かってる。』
『なら行きます。』
『助かる。』
「あーあ・・また引き受けちゃったよ。しゃーない、飯作ってさっさと行くか。」
来年は牛年ですね。そういえば最近牛肉食べてないなぁ・・今度行ってみますか。
では皆様、体調に気を付けてよいお年をお迎えください。餅を喉に詰まらせないようにくれぐれもご注意を・・