「お待たせ。」
「どうしたんだ?さとりが急に呼ばれたけど。」
「こいしが転んで、傷口を洗ったところ。もう大丈夫。だろ?」
「うん!」
「そっか。で、何すんだ?」
「え、決めてないの?」
「だってフランとこいしが来るとは思ってなかったんだぜ。」
「いたら、ダメ?」
フランがとたんに悲しげな顔に変わる。フランが泣き出すと長い。
「いや、そんなことない。だろ、霊夢?」
「はい。人は多い方がいいですよ。色々出来ますから。」
「例えば?」
「例えば・・トランプ?」
「俺に聞くなよ。」
「人生ゲームは?」
「あーいいね。でも旗が足りない気がするが。」
「なくしちゃったので・・でも四人までならできますよ。交代で回しますか?」
「俺はそれでいいけど皆は?」
「私はいいよ!お姉ちゃんもいいよね?」
「そうね。」
「フランは得意だったかしら?」
「まぁまぁかな~。お兄ちゃんには勝てないよ。」
「そりゃ本気でやったらそうだろう。手加減するよ。」
「ならいいよ!魔理沙もやるよね?」
「あっ、うん。」
「じゃあ決まり!今付けまーす。」
「あ、私は後からでいいわ。こいしが先にやりなさい。」
「分かった!」
「お姉さま、先にやる?」
「どちらでも。」
「じゃあ私が先ね!負けないから!」
「私も最初にやりま~す。あ、飲み物取ってきます。」
「はいよ。魔理沙、やりな。」
「いや、ここは兄貴だろ。」
「いや魔理沙だ。」
「どっちでもいいから早くしてよ~。」
「分かったよこいし。俺からな。」
「ジュース持ってきました。」
「サンキュー。ほら、始めるぞ。」
「お兄ちゃん、手加減してね?」
「分かってるって。」
「順番はどうするの?」
「俺最後でいいよ。」
「なら私が最初がいい!」
「最初はフランね。じゃあ私は二番で。」
「ならその次私だね。」
「よし、じゃあやるか。」
こうして人生ゲームが始まったが・・
「あー、負けた~。」
「フランは運が無かったな。」
「お兄ちゃん本気でやったでしょ?」
「まさか。手加減したよ。」
「本当?」
「本当だよ。なぁ魔理沙?」
「え?・・あーうん。たぶん。」
「たぶんって何だよたぶんって。」
「まぁまぁ。もう一回やりましょう。こいしと交代します。」
「お姉さま~、仇を取って~。」
「はいはい。」
「兄貴は人生ゲーム強いからな~。たぶん誰も勝てないぜ。」
「運がいいだけだろ。魔理沙、交代な。」
「待って。私達とやってからです。」
「あっ、そっか。ならその次は魔理沙だな。」
「魔理沙、私と変わる?」
「いいのか、霊夢?」
「ええ。いいわ。」
「よし、なら私の出番だな!兄貴のやり方は分かってるから私に任しとけ!」
「前も同じこと言ってぼろ負けだったじゃない。」
「それとこれとは別だ!早くやるぞ!」
二回目。あんなことを言っていたが、魔理沙は実は人生ゲームは大の苦手だ。
「魔理沙wwダントツの最下位ってww」
「・・・なんでだ?」
「知らないわよ。」
「ただ運が悪いだけとは言えないわね・・」
「ダメww笑い止まらないよww」
「私もww」
「霊夢もフランも笑うのはやめなさい。」
「兄貴が苦手なのってなんだ?ババ抜き?」
「大富豪は苦手だな。ババ抜きは普通。」
「なら大富豪だ!今度は勝てる!」
「はいはい。」
「七人全員ではやれないわね。」
「なら私とお姉さまが一緒にやればいいんじゃない?」
「それならこいしは私と一緒にやったほうがいいわね。」
「うん!お姉ちゃん、強いもん!」
「魔理沙ちゃ~ん、一人で大丈夫ですか~?」
「うるせぇ!ほら、早くカード配って始めるぞ!」
魔理沙がそう言うと、霊夢が急に隣に座ってきた。
「ん?どうかしました?」
「いや、何でも。」
「そうですか。」
ーそして、笑い声が響き渡る。