ー時計はすでに夜であることを示していた。
「もうすぐ夜だし、そろそろお開きにしますか?」
「そうだな。これで終わりにしよう。」
「え~、まだやるたいよ~。」
「フラン、門限は守りなさい。」
「は~い。」
「最後のゲームだし勝たないと・・最初は誰だ?」
「私でーす。」
「また霊夢かよ!?」
「いいじゃないの。ほら、魔理沙の番よ。」
「くっそー。強いカードが全然ねぇ・・」
「・・魔理沙、大富豪のルールは分かってるのかしら?」
「そりゃ、分かってるよ。」
「八切は?救急車は?11バックもできるじゃないの。」
「なんだそれ?」
魔理沙のその一言で、雰囲気が一瞬凍り付いた。
「・・え?冗談でしょ?分かってなかったの?」
「魔理沙・・さすがにバカすぎるよ。」
「だってルール多すぎて覚えらねーよ。」
「じゃあ聞けよ!しかも何回もやってるじゃねーか!」
「知らねえよ!そもそもローカルルールだろそれ!」
「最初にローカルルール入れるかどうか聞いただろ!なんで何も言わないんだよ!」
「まぁまぁその辺で・・魔理沙が悪いってことで。」
「そうね。魔理沙が悪い。」
「魔理沙が100&悪いね。」
「レミリアもこいしも酷いぜ・・」
「はいはい。魔理沙、さっさとカード出して。」
「じゃあこれ。」
「えっ、もうジョーカー出すの?」
「早いなぁ・・次の親は魔理沙な。」
「ん~・・これで。」
「八切りだから払って、次出して。」
「魔理沙、これ二枚出しなさい。」
「これとこれ?」
「そう。」
「よく分かんねえけととりあえず出すぜ!」
「げっ!いきなり7二枚かよ・・魔理沙、攻めるなぁ。」
「二枚魔理沙が渡すんだっけ?」
「そうよフラン。」
「じゃあこれとこれな。」
「私は9二枚でジョーカーと2を回収してっと・・」
「13二枚。・・誰も出さないのか?」
「そうみたいですね。次どうぞ。」
「なら6で。」
「9を出して2を取って・・」
「あっ、持っていかれた!仕方ないから11バック。」
「はい、4二枚。」
「ラッキー!3二枚ね!」
「フランタイミングいいね!」
「ということは払って次だな。」
「なら5三枚!」
「あ~、持ってねぇ。パス。」
「私も。」
「私も。」
「じゃあ8からの13二枚ね。」
「1二枚!これで勝っただろ!」
「残念、2二枚持ってました~。」
「え~、よりによって霊夢かよ。」
「あと二枚、まず7を出して、7渡しで魔理沙に渡して、はい上がり!」
「霊夢逆転か。とりあえず、もう9は残ってないからジョーカーは回収されない。ここは4を出して・・」
「6ね。」
「じゃあ10。」
「10なら10捨てを適用して一枚捨てて。」
「じゃあこれ。」
「12か。なんか考えがあるか?」
「いや、何も考えてないと思います。」
「おっ、そうか。とりあえず2を出してっと。」
「私ジョーカー使うね!次は4二枚!」
「あっ、勝ったなこれ。」
「どういう意味ですか?」
「まぁ見てなって。魔理沙早く。」
「パス!持ってないぜ。」
「よし、まず11二枚。二枚だから11バックは発動しない。」
「私パス!」
「魔理沙はさっきパスしたから俺かな。ジョーカーと1を出して、2はあと一枚でジョーカーはさっき使われたからもうない。だからこれを切って、余った5を出して上がり!」
「健介君すごい!」
「まぁ、こんなものだよ。」
「えっと、次は私だから・・7渡しで3ね。」
「13。」
「1!勝ったー!」
「え~、マジかよ・・また四位・・」
「魔理沙、相変わらず弱いわねぇ。あれだけ大口叩いてたのに。」
「うるさい!運が悪いだけだ!レミリアもさっき大負けしただろ!」
「はいはい。聞こえません。」
「よし、片づけてお開きにしましょうか。」
「そうだな。ジュースはどうする?」
「置いといて下さい。」
「分かった。片付け手伝おうか?」
「大丈夫です。すぐ終わりますから。」
「そうか。なら行こう。魔理沙、行くぞ。」
「おう!じゃあな、霊夢!」
「うん、また明日。」
「私達も帰るわよ。フラン、準備しなさい。」
「は~い。」
「こいし、もう血は止まってるわね?」
「うん、大丈夫。」
「そう、帰りは気を付けなさい。」
「分かってるよ~。心配性だね。」
ーある家から、ばらばらと人影が出ていく。三日月が水平線に沈み始めていた。
実は今回は家を出て帰る途中の話を書くつもりだったんですが、唐突に家を出るのも良くないよなぁ・・と思ってたらほとんど内容のない回に。
まぁ、普段魔理沙たちはこういうことやってるって思って下さい。