オールフォーワンがウィルスを飼い慣らして完全復活を遂げてという展開。
出久が、短い間にすっかり鬱に……?
死にネタ、グロ注意かも。
それでもOKって方だけどうぞ。
いいですね?
「お久しぶりですね。」
「そうだね。」
出久は、オールフォーワンと向かい合っていた。
「待ってたんですよ。」
「そうか。それは遅くなってすまなかったね。」
「いえ…、こうしてまたお会いできたのですからいいですよ。……オールマイトはまだですけどね。」
「話には聞いてるよ。オールマイトにもウィルスをあげたんだってね。」
「そーなんですよ。でも、オールマイトってば、ものすごい嫌がって受け入れないでいるから回復が遅れてるみたいで……。」
「フフ…、まあ、オールマイトらしいじゃないか。」
「それはそうと、僕を訪ねてきたってことは……。」
「そうだったね。事は早いほうがいい。…緑谷出久。本体宿主としての君の脳と心臓をもらうよ。」
次の瞬間、どこからともなく現れた脳無により、さっきまで出久がいた場所が破壊された。
すると、炎と氷がそれぞれオールフォーワンと脳無を襲う。
「……そこまで調べたんですね。」
「ウィルス感染してみれば分かったことだよ。これ以上なく快眠したようにスッキリした頭と、うちのドクターの研究の結果だ。…残念だが、ウィルスと同化している君を治療することは不可能だ。」
「……。」
「緑谷、聞くな。」
炎と冷気を纏った轟が庇うように出久の前に立つ。
出久は俯き、唇を噛む。唇が切れ、黒い血が垂れた。
オールフォーワンは、そんな出久の姿を悲しげに見つめる。
「こうは言ってはなんだが…、オールマイトも酷な奴だ。受け入れれば君達への救いの道を見出せるというのにそれを自ら拒むのだから…。」
「…別に。」
出久が苦しげに呟いた。
「オールマイトにも期待したけど、貴方にも期待したのも確かなんだ。」
「そうか。」
「緑谷…。」
「ショート…、ありがとう。ここから先は…。」
轟を押しのけ、出久が前に出る。
オールフォーワンは、自らの手首を噛みちぎり、黒い血を拳に纏わせた。
バチバチと出久の体からエネルギーがほとばしる。あまりのエネルギーに、先ほど脳無によって破壊された部分の瓦礫などが舞い上がる。
「……覚悟はすでに出来ているのかい?」
「…とっくの昔に……。……僕は…、もう疲れた。」
出久は、今にも消えそうな儚い笑みを浮かべて泣き笑った。
どちらが先に動いたかは分からなかった。
しかし、千切れ飛ぶオールフォーワンの腕。そして……、黒い血を撒き散らしながら倒れ行く、千切れ飛んだ頭部を失った出久の体……。その出久の体をオールフォーワンは残った腕で抱きとめた。
「デ……!」
「いやああああああああああああああああああああああああああ!!」
大量の脳無の包囲を切り抜けた爆豪と、お茶子がその光景を見た。
そして、まるでスイッチが切れたように一瞬硬直し、意識を失って倒れていった。轟も倒れた。他の元1-Aクラスメイト全員も。
倒れた際に切った傷口から垂れた血は、黒から赤へと変化していった。
「……終わったんですね。」
「弔。彼の首をそんな持ち方するんじゃない。」
転がっている出久の頭部の髪を掴んで持ち上げた死柄木をオールフォーワンは叱った。
「……これからどうなるんですかね?」
「…まずは、ドクターに緑谷出久の体の解剖とウィルスの解析を。誰が新しいウィルスの本体宿主となったとしても、受け入れられる体勢を作る必要がある。」
「先生がなるんじゃないんですか?」
「……。」
オールフォーワンは、その問いに答えなかった。
オールフォーワンなりに思うところはあったということかな?
いや、オールフォーワンのキャラクター的にそれはないか?
オールマイトもウィルス与えられたけど、ウィルスを受け入れずにいたためオールフォーワンに先を越されたという結末です。
出久という本体宿主死んだことで、出久から感染した爆豪達は感染状態から完治しました。
じゃあ、オールフォーワンも? まあ、オールフォーワンの方はドクターもいるし感染状態が違うとか?
適当で申し訳ない。