短編  1-Aクラス全員ヴィラン!?   作:蜜柑ブタ

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オールマイト、エンド?



オールフォーワンとの違いを作りたくて書いてみたけど……。


ある意味でこっちもバッドエンドかも。


グッドが必ずしもグッドとは限らない。感じ方によりますよね。



なお、これで終わりじゃないです。パターンが思い付いたらまだ書くかも。




それでもOKって方だけどうぞ。










いいですね?





短編14  グッドエンド?

 

 

「お久しぶりですね。」

 

「……緑谷少年。」

 

 戦場となった廃墟の街で、出久とオールマイトが対峙していた。

 この街は、かつてオールマイトと戦い復興が追いつけていない街だ。この場所を指定したのはオールマイトである。

 

「元気になったんですね。」

 

「……。」

 

「貴方が望んでいないことは百も承知でした。でも……、こうするしかなかった。」

 

「オールフォーワンにも、すでに渡していたことは知っている。」

 

「はい。」

 

「……奴が復活する前に終わらせたかった。君らを奴の手に堕とすわけにはいかなかった。」

 

「ありがとうございます。」

 

「…緑谷少年。もう終わらせよう。」

 

「…はい!」

 

 出久は本当に嬉しそうに笑った。

 そして、二人のワン・フォー・オールの力がほとばしった。

 先に動いたのは出久だった。

 出久の振りかぶった拳を、オールマイトが避ける。すると地面が大きく抉れ、土煙が舞った。

 オールマイトは、ウィルスによる身体強化を感じ、顔を僅かにしかめた。

 

「いいじゃないですか。全盛期を越えることは。」

 

 オールマイトのそんな気持ちを見透かした出久が言う。

 

「不満ですか?」

 

「ああ…。とてもな。」

 

 オールマイトがワン・フォー・オールの力を纏わせた拳を振るう。

 同時に振られた出久の拳とぶつかり合った。

 衝突した凄まじい力がビリビリと拳を伝い、腕が痺れるが、堪えることはできる。互角? イヤ、違う…っとオールマイトは、自身の体の奥から湧き上がる力に悲しみを感じた。

 それは、今の自分なら、緑谷出久に勝てるという確信だった。それが悲しかった。

 

「緑谷少年…。」

 

「?」

 

「私は…、君の希望になれただろうか?」

 

「……。」

 

 出久は答えなかった。

 その代わりに…、笑った。

 その儚く、消えそうな笑顔にオールマイトは顔を逸らしたくなったが堪えた。

 二人は、それぞれの後ろへ飛び退き、構えた。

 そこからは、廃墟の街をさらに破壊するほどの戦いとなった。いつでも援護できるよう控えていた他のヒーロー達や、出久の仲間も逃げないとヤバいほどだ。

 

「デク君!」

 

「ダメだ、麗日!」

 

「いや、離して!」

 

「みんなで決めたことでしょ! この結末は!」

 

 飛び出そうとするお茶子をみんなで抑える。

 そして次の瞬間、出久の黒い血が飛び散った。

 

「緑谷少年…!」

 

 オールマイトは、出久の胸にめり込んだ己の拳を見て言葉を失いかける。

 

「は…ハハハ…、やっぱりすごいやオールマイトは。ずっと、ずっとずっと憧れてたヒーローだ…。」

 

「君は、始めから!」

 

「やっと……終わる…。僕は…、もう疲れました…。みんなのことを…よろしくお願いします……。」

 

 倒れていく出久の体をオールマイトが支え、出久は取り押さえられているお茶子の方を見て、微笑み目を閉じた。

 間もなく、防菌装備の軍人達が駆けつけ、待機していたヒーロー達が機を見てお茶子達を包囲した。泣きじゃくるお茶子達とは対照的に涙を見せる他の者達は大人しく投降の姿勢を見せた。

 出久の体が特製のカプセルに納められ、運ばれていく。オールマイトは、泣きじゃくるお茶子や涙する他の子供達を先導し、自身を含めて隔離施設行きの乗り物に乗った。

 

「なんでどうして! どうしてデク君を! 嫌い! アンタなんか大嫌い!!」

 

 乗り物の中で、オールマイトは、泣きじゃくるお茶子から責められポカポカと叩かれ続けた。

 

「これから、俺らどうなるんすか?」

 

 爆豪が聞いた。

 

「まずは、軍の隔離施設へ。……そこで一旦は、隔離生活となる。」

 

「実験動物扱いって事ですか?」

 

「否定はできないが…、ウィルスが未完成であるため研究のための時間が必要なのだ。しかし、すでに8割がたワクチンの目処は立っている。」

 

「そこまで? ああ…、オールマイトのウィルスを…。」

 

「その通りだ。研究のためとはいえ、君達が酷い目に遭うことはないだろう。」

 

「緑谷くんは…?」

 

「……彼は、本体宿主だ。本体宿主については、本体宿主の性質がある。それをまず調べる必要があるそうだ。」

 

「ワクチンの開発の残り2割は、本体宿主の研究ってことですか。」

 

「おそらくは。」

 

 それを希望と取るべきか、絶望と取るべきか…、重苦しい空気が漂う。

 

 

 

 

 

 数ヶ月後……。

 

 空となっていた雄英校の1-Aクラスの教室に人の息吹が戻る。

 

 個性様々な生徒達の中に、かつていた、緑の髪の少年の姿だけはなかった。

 ウィルス感染の記憶を失った彼らがそのことに気づかぬよう、周りが立ち回ったとか。

 

 

 

 

 




や・ち・ま・っ・た・ぜ!!


とりあえず、オールフォーワンと、オールマイト、それぞれのエンドは書けたかな。
もしかしたらパターンが思い付いたら別に書くかもしれないが。



ごめんね、出久……!!



トゥルーエンドは、こんなことにはならないようにしたい!!
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