なんとなく、ヒロインお茶子。
流血注意。
そしてなにが書きたかったのか自分でも分からなくなった。
それでもOKって方だけどうぞ。
いいですね?
デクこと、緑谷出久は、決して自ら進んでヴィランになったわけではない。
事の始まりは、とある校外授業の時だった。
授業の終わりに、突然防菌装備をした者達(あとで国の軍だと聞いた)にクラスメイト全員が連行され、狭苦しい隔離場所で順番に何かしらの検査を受けた。
いくつかの検査の後に、出久だけが別の場所へ移送された。
ひとりきりで隔離研究施設の一室にいた時、不意に鼻血が出た。その血は黒かった。
真っ黒な血を見て察しが良く賢い出久は自分の身に起こった異変に気づいたものの、その正体までは分からなかった。
研究所の科学者からの説明で、未知のウィルスによる変化だということは教えられた。
治療のため少し眠ってもらうからと言われ、手術室の寝台で寝かされた。出久は大人達を信じていたし、治ると思っていた。そう……思っていた。
しかし、次に目を覚ました時、研究施設は破壊されており、無数の死体があって、自分の手が赤く染まっていて……、辛うじて生きていた研究者から銃口を向けられたとき、体が勝手に動いてその研究者にトドメを刺していた。
出久は泣き叫んだし、どうして? なぜ? っと錯乱した。
すると頭の中で反響するように何者かの声のような情報が飛び交う。
『生きろ』
『敵』
『殺す』
『死にたく、ない』
まるで別の自分がいるように自分の望まぬ形で生き延び続けた。
敵がいなくなって、身を隠して蹲りながら考える。
静かになれば酷く冴えた頭で冷静に考えることができた。元々、考えることは嫌いじゃないし、むしろ好きだった。
追ってきた軍の情報をまとめ、自分がどういう状態なのか理解した。
ウィルス兵器
本体宿主
黒い血
悪意の増幅
自分が隔離研究施設を破壊したのは、ウィルスの生存本能から体を動かされてやってしまったことだということも。
自分が今、ヴィランとして追われていることも。
何度も死のうとした。けれど死ねなかった。
だから助けを求めた。けれど…、聞いてもらえなかったし、ウィルスによって力が増していて自分の意志に反して体が動いてしまう、だから大人しく捕まろう事すらできなかった。
自分ではどうにもならなくなってきて、自分の中にいる黒い自分が日を追うごとにハッキリし始めて笑っていた。そうして精神が摩擦して、もういっそのことすべてを委ねてしまおうか…っと最悪の考えが浮かんだ頃。
麗日お茶子が自分のもとへ来た。
雄英へ返そうとしたのだが、彼女は聞いてくれず、そうこうしていると次々に1-Aクラスが集まってきてしまった。
そうして分かったのは、二次感染。親しい人間へのウィルスの感染だった。
自分のせいで!っと、自分の精神が壊れそうなほど嘆いた。
しかし、クラスメイト達は、決して出久を責めなかった。嘆けばいいのか、喜べばいいのか……、分からないまま支えられた。
そうして湧き上がるのは、みんなを守らなきゃという気持ち。
こんなに自分のことを案じてくれる人達を放っておくわけにはいかないという気持ち。
だから、悪の心に負けるわけにはいかないという気持ち。
だから戦おうという気持ち。
治して、罪を償わなければならないのだという意志。
『いつまでもつかな?』
必ず…、治してやる!
「デク君?」
気がつくと眠っていたらしい、それにしても眠いなぁっと思いつつ起きる。
「眠い? 寝る?」
「……だいじょうぶだよ。」
「膝貸してあげようか?」
「嬉しい申しでだけど、遠慮しておくよ。」
「ちぇっ…。」
残念そうにするお茶子に、出久はクスッと笑う。
一番最初に自分のもとへ来てくれたお茶子。
彼女のことは大事だし、本当は彼女を巻き込みたくはなかった。
だからこそ…、尚更早く治療方法を見つけたいと思っている。
「さてと……、次の襲撃作戦を考えなきゃ。かっちゃん達もいい加減派手にやりたいだろうし、なによりお金もピンチだし。」
分かっている。こんなことは許されないのだということは。
けれど……。
すんなりそれを受け入れてしまえる頭になってしまったのは、きっと病気(ウィルス兵器)のせいだと思いたい。
出久が感染が発覚した当初は混乱し、死や助けを求めたものの上手くいかなかったことと。
お茶子とのイチャイチャを書きなかったが……上手くできんもんですね。
出久は、若干二重人格っぽい。他の面子と違って精神の在り方とかの影響もあって悪が分離してる?
今後も、こんな感じで思い付いたら書くかも。