アンケートで一番に多かった仮面ライダー聖刃とハイスクールD×Dのコラボ小説です!!
是非、ご覧ください!!
此処はとある病院の新生児治療室。
其処には新たな生命を得て生まれたばかりの赤ん坊達が、保育器の中で眠りにつく中……その保育器の内の一つに入っている赤ん坊が、赤ん坊らしからぬ無邪気な笑みとは別の歪んだ笑みを浮かべながら天井を眺めていた。
『どうやら転生は成功したようだな…!あの、クソみたいな生活を送ってた時に偶然、交通事故の巻き添えで死んだ時はもうダメかと思ってたが…運命は俺を見捨ててはいなかった!何しろ…突然、あの神様とかいう爺さんが転生させてくれるって言った時にゃあマジで最高の気分だったからな!!』
そう、この赤ん坊こそが前世の記憶を持つ『転生者』と呼ばれる存在である。この男、前の世界では常に他人を虫ケラと見下し、自分が主役であることが普通であると考えている自己中心的な性格をしていた為、小中高と幾度となく問題ばかりを起こし、社会に出て職を得てもその性格が災いして数ヶ月も経たずにクビにされ、両親から家を追い出されるといった経歴を持っていた。
『しかも、転生先がハーレム度の高い“ハイスクールD×D”だと知った時には嬉しかったな…あの原作に出てくるデカパイヒロイン全員を俺のモンにできるかも知れねぇんだ、嬉しいことこの上無しってもんよ!!それに、あの爺さんから転生特典の一つとして原作主人公の兵藤 一誠が持つ神器の『
まるで、これからの人生が薔薇色になる事を悦ぶかの様に男が転生した赤ん坊は、さらに歪んだ笑みを浮かべながら妄想に浸っていた。
自身に群がる一糸纏わぬ姿をした絶世の美女達、自分を崇め奉る人間や悪魔といった様々な種族達、そして足元で死にそうな顔で奴隷の様に働かされる男達。
そして、その中心で優雅に寛ぐ自分の姿に……
だが、しかし……
『悪いが、思い通りにはさせない』
『ッ!?だ、誰だお前!!?』
妄想に浸っていた
『……』
『おい、黙ってねぇで答えやがれ!!!』
そして……
ビカァアアアアアアッ!!!!!!
『な、なんだよこれ!?め、目がぁ!!?』
人物が本の開くと、部屋全体が金色の光に包まれた。
『な、なんだって…ッ!?い、いねぇ!!!さっきまで俺の前に居たのに…一体、何処に!?』
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そして、数年の月日が経ち……
此処は駒王町のとある一角にある小さな本屋。
『ファンタジック本屋 ドラゴン』
『イッセー兄ちゃん、こんにちはぁ〜!!』
「おぉ、いらっしゃい。待ってたよ」
「イッセー兄ちゃん!これ読んで!!」
「ズルい、僕が先だよ!!」
「なに言ってるの!私のが先にイッセー兄ちゃんに読んでもらうんだもん!!」
「ほらほら、お前ら落ち着けって!ケンカはダメだぞ?一人ずつ順番に読むからな、それでイイだろ?」
「うん、わかった!」
「はぁ〜い!」
「はい、よく出来ました。それじゃあ、まずは……」
茶髪で龍を模った様な髪型の青年『兵藤 一誠』は、遊びに来た近所の子供達から持ってきた童話の本を片手に子供達へと描かれた物語を語り始めた。
一誠の父は有名な文豪作家で、母と共に海外出張する事が多く、一人で実家でもあるこの本屋を営んでいるのだが、こういった子供達やご近所さん達との交友もあり、一誠はそれも悪くはないなと感じていた。
因みに生活費や学費は、両親が必要な分のお金を送ってくれるので困ってはいないのである。
すると…
「やっほ〜 遊びにきたよイッセー♪」
「ゲッ!?藍華!」
「ゲッ!とは何よ、ゲッ!って!!同級生兼担当編集者に向かってそれはないんじゃないの?」
「あぁ〜…みんな。悪いけど、ちょっと待っててな?」
突然、三つ編みの橙色の髪で眼鏡をかけた文学少女と思わしき少女が現れると一誠は苦い顔をした。
彼女の名は『桐生 藍華』。一誠が通う駒王学園の同級生で新聞部に所属する自称・兵藤 一誠担当編集者である。
なぜ、彼女が自称・担当編集者かというと…一誠は父と同じように小説家を目指すべく暇な時間を見つけては様々な小説の原稿を執筆し、同級生や先生に見せて感想を貰いながら、また新しい作品を作っていた。
そして、偶然にもその原稿の一部が新聞部部室で作業をしていた藍華の手に渡って以降、彼女が自身の担当編集者となる事を宣言。此処から、
「んで、一体何の用だ…?締め切りは明日のはずだろう?」
「あら、わかってるじゃない。それなら、もうとっくに終わって…」
「あいにくと、原稿は終わってない」
「はぁ〜!!?どういう事よ!未来の有名小説家であるアンタがまだ原稿が出来てないって!!」
「勘違いすんな。もうすぐで出来上がる段階だ」
「だったら早く書いて、頂戴よ。明日は友達と遊ぶ約束があるんですけど!」
「慌てるな。はぁ、仕事熱心かと思ったらそれかよ…」
「なによ、悪い?」
「いや、別に…“友達との約束”か……安心しろ、藍華。俺にとって約束は自分の人生、守るべきモノ…だから、締め切りもちゃんと守る」
「イッセー…!それじゃあ……」
「あ、もうこんな時間か…悪い、原稿は後でな」
「ズコーッ!!?ちょっと、私との約束はどうなんのよ!!!?」
盛大にズッコケる藍華を他所に、一誠は腕時計の時刻を見ながら子供達を見送りつつ、店を閉めた。
「イッセー兄ちゃん、じゃあねぇ〜!」
「バイバァ〜イ!」
「あぁ、また遊びにこいよなぁ〜!」
「ねぇ!もうすぐ出来上がるんなら、今すぐ書いてよ!!」
「先に“こっちの約束”を済ましてからな?んあ〜!今日もいい天気だな…」
「あ!ちょっ、なに勝手に…!待ちなさいよ、イッセー!!」
一誠は背伸びをしながら歩き始め、それに続いて藍華も追いかける。
「反応は、彼等からか……」
遠い場所から自分達を見つめている人影に気づかずに……
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所変わって、此処はとある某所……
「時は満ちました……今こそ、我々の世界が始まる瞬間です」
「はっ!ようやくか…」
「ふっ、最初のページは俺が開く…!」
『岩石王ゴーレム』
いかがでしたか?
次回も宜しくお願いします!!