ハイスクールD×聖刃   作:悪維持

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皆さま、ボンヌ・レクチュ〜ル!

悪維持でございます。

5ヶ月という長い間、待たせてしまい本当にスミマセンでした!

ようやく最新話が書き終わりましたので、ご覧ください!!

今回はイッセーの通う駒王学園でのお話と、様々なキャラが登場します。

それでは、どうぞ!


※作者の諸事情で一部を変えてますので、ご注意ください。



第4話 駒王学園

イッセーside

 

 

あの日の一件から数日後、俺は普通どおり通っている駒王学園に登校して教室の机に座りながら小説を読んでいた。

 

読んでいるのは俺の父さん『兵藤 優作』の最新作のファンタジー小説「ロストメモリー」。ファンタジー界に革命をおこす1冊で、俺のお気に入りの本の1冊でもあるんだ。

 

俺もいつかは父さんみたいな、誰かを幸せにする小説を書きたい。それが、俺の夢だ。

 

 

 

でも……

 

 

『どうするかはあなたの心に委ねます…』

 

『僕達は命をかけて戦っているんだ……世界の均衡を保つのが僕たちの使命。イッセーくん…君はそれに関わるということを、わかっていて欲しい』

 

 

未だに昨日のグレイフィアさんや、木場の言葉が脳裏によぎる。

 

戦う覚悟を決めろ…って事か……

 

 

「仮面ライダー…か……」

 

 

俺はそう呟きながら、本を閉じて教室の窓から見える澄んだ青空を眺める。

 

 

「おはよう、イッセー」

 

「ん?あぁ、藍華。おはよう、この前はありがとな…店番任せちゃって」

 

「良いの、良いの!気にしないで」

 

 

ふと、藍華が隣の席に座りながら俺に話しかけてきた。

 

昨日は色々と大変で、藍華にも迷惑をかけたからな…来月の原稿は出来るだけ早く作ってやろう。

 

 

「全く、相変わらず仲が良いな…お前達は」

 

「ん?元浜か、おはよう」

 

「おはよう」

 

「おはよう…藍華、イッセー。どうだ、小説の進捗の方は?」

 

「えぇ、イッセー先生の出来立てホヤホヤの新作原稿を貰ったからね。今日の放課後に学園新聞の完成に取り掛かる所よ。明日には学園中の生徒や先生達に配られるわ」

 

「そうか、前号の続きがどうしても気になっていたからな…お楽しみは明日という事か」

 

「あぁ、今月のは良い出来なんだ。楽しみにしててくれよ」

 

「ふっ、そうさせて貰おう…」

 

 

そんな時に俺と藍華の元へ一人の男子生徒が話しかけてくる。眼鏡を掛けた知的そうな雰囲気を醸し出しているコイツの名前は『元浜 或人』。俺の小学校時代の親友で、俺が書いた小説をよく見てもらっていた同級生の一人だ。

 

見た目と同じぐらいに学力No.1と言わんばかりの頭脳を持ち、テストで学年ランキングに名前が上がるほどの実力を持っている。そして、人工知能開発で有名な企業の次期社長と噂されているらしい。まぁ、元浜が社長になるって言うんなら納得できるわな。本当の意味で…

 

 

きゃあぁぁぁ!!!

 

 

そう考えていた最中、突如として外から女子生徒達の歓声が聞こえてきた。

 

 

「ん?いったい、なんだ…」

 

「全く、朝から騒々しいな…」

 

「いつもの()()よ、()()。ほら、あそこ」

 

「「ん?あぁ、()()か…」」

 

 

藍華が指を刺した方向へ目線を向けると、俺と元浜は納得した。

 

まぁ、この学園じゃ珍しくは無い光景だからな…

 

そこには、校門の両隣にズラリと並んでいる男子生徒や、女子生徒達の大群があった。そして、彼女達の視線にはこの学園で知る人はいない『()()お姉様』と呼ばれる三年生のアイドル的存在、血のような赤い長髪の女性『リアス・グレモリー』と何故か男子生徒の制服を着た麗人『アンジェ・パヴァリア』。そんな二人の両脇には俺達と同学年で学園の人気者である「ボクっ娘」属性の『ユウキ・ロザリオ』。リアス先輩とアンジェ先輩と同じく三年生で、誰もが見惚れるナイスバディを持つ『ローズ・カリオストロ』と見た目が少女ではあるものの学年ランキングテストで常に一位となっている『レティ・ダーケマン』。そして、金髪で色白い肌をした学園のマスコット的存在である一年生の美少年『ギャスパー・ヴラディ』が歩いていた。

 

 

「見て!リアスお姉様よ!!」

 

「アンジェお姉様もいるわ!!」

 

「いつ見てもお似合いの二人よね…」

 

「まるで、カップルみたいで素敵だわ…」

 

「うおぉっ!?ユウキちゃんがコッチに手ェ振ってくれたぁ!!」

 

「何言ってんだ、俺に手ェ振ってくれたに決まってんだろ!?」

 

「うっほぉ!?ローズ先輩、相変わらずのぼっきゅっぼんなナイスバディ!たまんねぇ〜!!」

 

「だよなぁ〜!!」

 

「レティ先輩、先月もランキング上位だったらしいわよ?」

 

「すごいよね〜」

 

「きゃああああ♡ギャスパーきゅん、相変わらず可愛い〜!」

 

「ギュ〜って、抱きしめちゃいたいわぁ♡」

 

「相変わらずスゴい人気だな…」

 

「でしょ?前に新聞部の仕事でリアス先輩が部長をしている部活のインタビューをして、新聞に載せたら大盛況。あっという間に完売したんだから」

 

「部活?なんの部活をしてるんだ?」

 

「えっと、確か…『オカルト研究部』だったかしらね?」

 

「オ、オカルト研究部…それはまた、変わってるな……」

 

「しかも部室が旧校舎にあって、部室の中も部活そのものって感じだって…前にインタビューをした先輩が自慢げに話してたわ」

 

「う〜む、まさにミステリアスな部活だ…」

 

「ん?おい、何処かで見た奴が紛れ込んでいるぞ」

 

「「え?」」

 

 

元浜の言葉に、俺と藍華が窓から覗いてみるとそこには容姿端麗の男がリアス部長達の後ろを歩いていた。

 

 

「あ、あれって…確か……」

 

安陳(あんちん) 龍人(りゅうと)…」

 

 

安陳 龍人。隣のクラスに所属している男子生徒。容姿端麗、勉強も運動も出来ることで女子生徒から僅かな人気がある…

 

しかし、そんな容姿とは裏腹に性格がこの上なく悪く…女子達に対して体を舐め回すように見たり、他人をどこか見下してる。

 

それに、アイツは何故か俺に対して憎悪に染まったような視線を突きつけてくる。俺、この学園に入学するまではアイツと会った事も話した事も無いんだけどな……

 

 

キーンコーン♪カーンコーン♪

 

「あ、ホームルームが始まるチャイムだ」

 

「さっさと席につくか…」

 

「そうね」

 

 

チャイムが鳴ると共に藍華と元浜、他のクラスメイト達は自分の席に戻る。そして、数秒後…

 

 

ガラガラガラ!

 

「うーっす、おはようさーん」

 

『おはようございまぁ〜す!』

 

バンッ!!

 

「ギリギリセェエーフゥッ!!!!!」

 

 

教室の扉が開くと銀髪の天然パーマでメガネをかけ、カッターシャツと黒いズボンを着用し白衣を纏った男性が俺達に気の抜けた挨拶をする。

 

それと同時に後ろの扉から、大声で叫びながら大量の汗を流している坊主頭の男子生徒が現れる。

 

順を追って説明すると…この人の名前は『坂田 銀時』。俺のクラス、2年B組の担任教師である。因みにキャプテン志望で、好きなモノは糖分と男の夢とロマンが詰まったジャンプだそうだ……あと、これは謎なのだがあんな見た目と性格なのに対して恋人がいるという。

 

しかし、生徒達の中では人気者で俺達は気軽に銀時か銀さんと呼んでいる。何故か先生呼びをすると、変な感じがするからこう呼べと本人に言われたからである。

 

そして、坊主頭の男の名前は『松田 宗悟』。元浜と同じく俺の小学校時代の親友で、俺が書いた小説をよく見てもらっていた同級生の一人でもある。

 

見た目は頭悪そうな感じはするが…それなりに学力はあり、この駒王学園の一般入試で合格する成績を持つ。しかし、勉強に関しては元浜に劣るものの体力と運動神経は人一倍あり、「なんか行ける気がする!」が口癖。夢はオリンピックの王様になる事だそうだ。しかし、遅刻の常習犯であるのが欠点だけどな…

 

 

「お〜お〜…今日も元気だねぇ?銀さんも感心するよ本当に……待て、遅刻の松田。お前さ…なにちゃっかり、席に座ろうとしてんのかな?」

 

「ギクっ!?や、やだなぁ…銀時先生。俺が遅刻だなんて…」

 

「銀さんが教室に入ってきた時点で遅刻なんだよ、このアホちん。それと、ホームルームが終わったら職員室に来るように。もし、逃げたら…わかってるな?」

 

「……はい」(涙)

 

 

哀れ…としか言えねぇな。松田、ご愁傷様…

 

 

「さて、松田のことは後回しにして…今からホームルームな。んじゃ、出席とるぞー」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

そして、時間が流れてホームルームから放課後…

 

 

「いやぁ〜…やっぱり月曜日からの学校って、結構疲れるわね〜」

 

「まぁ、週始めだからな…こればかりは仕方ないだろ」

 

「確かにそうね。でも、松田の件は弁明もできないから本人の自業自得としか言えないけど…」

 

「それは、なんとも言えないな…」

 

 

俺は今、藍華と何気ない会話をしながら帰路についていた。

 

そんな時、俺はポケットからブレイブドラゴンのワンダーライドブックを出した。

 

 

「え!それ、持ってきてたの?学校に!?」

 

「あ、いや…なんか、持ってないとダメかな…って、思っちゃって」

 

「ほどほどにね。生徒会に見つかったら没収されちゃうよ?まぁ、その時は私がなんとかするけどさ……ねぇ、あの後はなにかあったの?」

 

「……あぁ、実はさ」

 

 

俺は、あの日の夜にあった事を藍華に話した。

 

 

「なるほどね……ねぇ、イッセーはどうしたいの?」

 

「どうしたいって?」

 

「決まってるじゃん。仮面ライダーになって木場くん達と一緒に戦うのかってさ…」

 

「あ…でも、俺…高校生だぜ?高校生が怪物と戦うなんて…そんなファンタジーゲームじゃあるまいし…」

 

「だからだよ。実際、あの時イッセーが怪物を倒さなかったから私も、亮太くんも…あの街も危なかった。それに、イッセーは言ってたよね…本は人を幸せにするものだって。良いの?あんな訳のわかんない怪物達に…アンタが大好きな本で世界を、みんなを不幸にさせて」

 

「……」

 

 

藍華の言葉に俺の中にあるモヤモヤが消えていくのがわかった。

 

一体、なにを迷ってたんだろう。

 

俺は本が好きだ。本は無限の可能性を教えてくれる…それと同時に人々に夢や希望も与える素晴らしいモノだ。

 

でも、メギドの奴等はその本を使ってこの世界や人々を不幸にしようとしている。

 

確かに戦うのは怖い…でも、これは誰かがやらなきゃいけない。

 

そんな俺の顔を見て、藍華は笑みをこぼした。

 

 

「決まったみたいね、イッセー。でも、あんまり無茶はしないでよね。アンタには私やみんながいるんだから…あと、木場くんもね?」

 

「そうだな。ありがとう、藍華」

 

「当然。私はイッセーの担当編集者なんだからね♪」

 

 

そうして、藍華と別れて家に帰ってくると木場が居た。おそらくブックゲートから来たんだろう…

 

 

「木場…」

 

「失われたままの街がある。僕はこれから人々の救出に向かう…イッセーくん、君はどうするんだい?」

 

 

木場がそう訪ねるが、そんなの答えは一つしかないだろう。

 

 

「もちろん、行くさ」

 

「危険かつ責任は重大だ」

 

「それでも…俺はみんなを救いたい!」

 

 

その答えに木場は頷きながら、微笑む。

 

 

「わかったよ。でも大丈夫、安心して。なぜなら僕がついているから」

 

「あぁ、よろしく頼む」

 

 

こうして、俺は木場と共に失われた街へと向かっていった。

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?

ゲストとして『銀魂』の坂田 銀時さんが登場しました!

グレモリー眷属の皆様もリアスとギャスパー以外、メンバーを変えております。どんなキャラクターかはご想像にお任せします。

次回は木場くんが変身!どうなるのか、お楽しみに!!
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