あかねめし   作:ニラ蝶男

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初執筆、初投稿で発狂してる、地の文とかアラが多いけど勘弁してください


第1話

ピッ!

夕暮れの校庭にホイッスルの音が響く。

その音を待ちきれないかのようにクラウチングスタートを切った私は、風を切って走りだした。

ドキドキと暴れる心臓、息苦しさにスピードを落としそうになりながらも踏ん張ってゴールを駆け抜ける。

100mを走り抜け、息を整えながら私──隠岐紅音はやっぱり走るのはいいなぁ、とぼんやりと考える。

 

「あかね、またタイム縮まったんじゃない?」

「あ、ゆうちゃん!ほんと!?」

「後半フォーム乱れてたよ、後水分とりなさいな」

「うん!ありがとう!」

 

と、後ろから声をかけてきたのは友島葵(ゆうしまあおい)ちゃん、小学校の頃から仲がいい大好きな友達!体が弱かった私を体のことを気遣ってくれる大事な友達なんだ!

汗を拭いて水を飲みながらゆうちゃんと走ってる時のフォームを話してると

 

「おーい、そろそろ時間だから片付けろー!」

「はーい!!今日の部活も終わりね、片付けよっか」

「そうだね」

 

〜片付け中〜

 

「片付けも終わったね、帰ろっあおいちゃん!」

 

片付けが終わって帰ろうとしていると校門のところでもう一人の仲のいい友達が待ってくれていた。

 

「二人とも〜、部活おつかれ〜」

「ひかりちゃんも茶道部お疲れ様!」

「お疲れ様ね、ひかり」

 

この人は夜乃星(よのほし)ひかりちゃん、おっとりしてて不思議なところもある友達だ。文化棟で茶道部に所属してて着物が可愛くてよく似合ってるんだよ!

 

「最近寒いねぇ〜」

「そうね、あったかい食べ物が食べたくなっちゃうわねー」

「うどんに、お鍋に、シチュー!美味しいよね〜」

 

ぐぎゅるるるる〜〜。

となる自分のお腹に思わず頬が熱くなってしまう。ひかりちゃんはニヤニヤしながら、

 

「誰のお腹の音かな〜?」

「テヘヘ、お腹空いちゃった」

「仕方ないからコンビニでも寄っていく?」

「さんせ〜!」

「ということで、コンビニにレッツゴー!」

「待って待って!行動が早い!」

「待ってぇ〜」

 

コンビニ!コンビニ!

 

待ち切れずにコンビニまで走ってきちゃった。

後ろから二人とも追いかけてきて

 

「もう、あかねったら相変わらず行動が早いわね、私はともかくひかりにはきついと思うわよ」

「はぁ、はぁ……やっぱり二人とも早いよぉ〜」

 

文化部のひかりちゃんにはちょっと走るのが早かったみたいだ。反省しなきゃ!

 

「ごめんねひかりちゃん!待ちきれなくって!次は気をつけるね!」

「いいよいいよぉ〜、とりあえずコンビニ入ろうよ〜」

 

ひかりちゃんの息が落ち着くのを待ってから、牛乳瓶のマークのコンビニに入る。いつ見てもお菓子や飲み物が揃っていて入り口から商品を眺めるのは壮観だ。でも夕方だからかパンとか惣菜系は少なめみたいだ。

何を買うか迷うけど、とりあえず部活で喉が渇いたしお茶を買おう。

食べるものは……メロンパン、シュークリーム、おにぎり……悩むなぁー!

 

「あかね、お母さんが晩ご飯準備してるだろうし軽いものの方が良いよね」

「そうだよね、何にしよっかな」

「最近寒いしあったかいものが良いな〜」

「じゃあ、あれ!良さそうじゃない?」

 

あおいちゃんが指さしたのは、レジ横のケースに入っている肉まんだった。

 

「肉まん!!食べたい!!」

「ちょっ、騒がない!」

「あ〜、私も賛成〜」

 

そのあと買い物を済ませて3人で横並びでベンチに座った。

ちょっと肌寒いけどあったかい肉まんを触ってるとなんだか身体があったかくなる気がするなぁ。肉まんを二つに割ると、中から湯気がホワァっと溢れてきて一緒に餡の美味しそうな匂いが鼻腔をくすぐる。

 

「食べよっかぁ〜」

「いただきます」

「いただきまーす!……!!!はふっ!ほっ、ほふっ!」

 

待ち切れずにフカフカの肉まんに大きくかぶり付くとフカフカでちょっと甘みのあるのまんじゅう生地と熱々のあんが、熱っ!熱い!!!!!!

 

「お茶お茶お茶!」

「はほっ、んくんくんく……ぷぁっ

ありがとうあおいちゃん!」

「あかね、猫舌なんだから気をつけなよ?」

「ふへぁ〜、美味しいね〜」

「こっちはこっちでマイペースね…」

 

気にせずちびちびと肉まんを食べるひかりちゃんを見てマイペースだなぁって思っちゃう。

口も落ち着いたので今度は気をつけてもう一口、ジューシーな豚肉が甘辛い味付けでとってもおいしい〜〜!一緒に入ってるたけのこも噛むたびにシャキシャキとした食感でとても楽しいなぁ。

 

「私はカラシ使おっと。」

「あっ!あおいちゃん、私も!」

「私は辛いの苦手だからいいよ〜」

 

あおいちゃんは辛い物が得意だからいっぱいつけてるけど、私はちょっとだけつけよう!

カラシをつけて頬張るとピリッとした辛味がじゅわっと溢れ出る肉汁や肉まんの生地のほんのり感じる甘味をよりいっそう引き立てていて舌を刺激してくれている。

 

「くひのなかがひやわへぇ〜〜」

「相変わらず美味しいもの食べた時のおっきーは顔がふにゃふにゃだねぇ〜。見てるこっちまで幸せになるよ〜」

「口にあんがついてるわよ〜」

「ングっ、ありがとう!」

「どういたしまして」

 

〜♪(五時の時報)

 

「あ!そろそろ帰らなきゃだね!」

「そうね、晩ご飯もあるし」

「そうだね〜バイバ〜イ」

 

よーし、明日も頑張るぞー!

二人と別れた私は夕飯を楽しみにしながら駆け足で家までの道を辿っていった。

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