Fate/Grand Order 東方人理奪還戦線   作:シントウ

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今回から特異点に行きます!

少し短いですが楽しんでいってください。

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それでは本編どうぞ!


最初の特異点

カルデア管制室

 

「立香君、マシュ。よく来たね。それでは早速ブリーフィングを開始しようか」

 

特異点が発見されたという知らせを受け、立香、マシュ及び現在カルデアに召喚されたサーヴァントたちはカルデアの管制室に来ていた。

 

「まずは確認だけど、君たちにやってほしいことは『特異点の調査及び修正』。その時代における人類の決定的なターニングポイント。君たちはその時代に飛び、調査・解明して、異常があった場合これを修正しなくてはいけない」

 

特異点が修正されない限り、人類史は2016年で終わり、2017年は訪れることはない。

 

「続いて、『聖杯の調査』。推測だけど、特異点の発生には聖杯が関わっているに違いない。『聖杯』は願いを叶える願望器。恐らく、何らかの形でレフは聖杯を手に入れ、悪用したんじゃないかな。というか、聖杯でもなければ時間旅行とか歴史改変とか不可能だから。ホントに」

 

特異点を解決しても聖杯が残っていれば本末転倒。そのため、聖杯は発見次第回収、または破壊が任務の一つ。

 

「ここまでで、質問はあるかい?」

 

ロマンは全員の顔を見回すが全員問題はないようだ。

 

「うん、問題ないようだね。それともう一つ。これはさっきの二つに比べたらそこまで重要じゃないけど、霊脈を見つけたら召喚サークルを貼って欲しいんだ」

 

「召喚サークルを?なんでですか?」

 

「念話連絡程度なら冬木の時みたいにやればいいけど。補給物資などを送るには召喚サークルが確率していないといけないからさ」

 

霊脈を見つけたら、マシュの盾をセットすれば召喚サークルが設置できるらしく、要はベースキャンプ地を確立して欲しいということだった。

 

「説明は以上だ。では、これより特異点の修正に向かって欲しい。今回は立香君用のコフィンも用意してある。レイシフトは安全、かつ迅速にできるはずだ。七つの特異点の中でも今回は揺らぎが一番小さい特異点を選んだ。向こうに着いたらこちらは通信による連絡ぐらいしかできない。霊脈をみつけ次第ベースキャンプを作りるんだ。では___健闘を祈る」

 

 

 

「藤丸立香君、少しいいかい?」

 

ブリーフィングが終了し、コフィンに向かう立香を霖之助が立香を呼び止める。

 

「はい?どうしたの、霖之助さん?」

 

「君はこの作戦の要だ。君に何かあったら全てが台無しになる。そこでだ」

 

霖之助は懐からある物を取り出した。

 

「これは………お札と布?」

 

取り出された物はい色とりどりのお札と赤い布だった。

 

「このお札にはそれぞれ違う効果が付与されていてね。赤は強化、青は吸収と放出、黄色は反射、緑は回復、白は隠蔽だ。一回きりだが持続時間は5分でそれぞれ3セット。もしもサーヴァントがいない時、自分の身に危険を感じた時に使うといい。魔力を込めれば術式が作動し、直ぐに効果が発揮されるはずだ。ランク的には一応C+くらいのものだけど。サーヴァントと合流するまでの時間稼ぎぐらいにはなるはずだ」

 

「あ、ありがとう。すごい助かるよ!それでこっちの布は?」

 

「それは幻術や魅了といった精神異常に対する効果がある『封魔布』だ。こちらの勝利条件は特異点によって違うだろうが基本は聖杯の回収と黒幕の撃破。しかし、敵の勝利条件は君を倒すことだけ、そのためなら非道な手段をいくつもとる。このアイテムたちは君を守る最後の砦になる。無くさないようにするんだよ」

 

「………はい!ありがとうございます!」

 

霖之助に礼を言って立香はコフィンに向かって走り出す。霖之助はそんな彼を見て、微笑んだ。

 

 

 

 

『アンサモンプログラム スタート。

 

霊子変換を開始します』

 

アナウンスが響き、レイシフトが始まる。

 

『レイシフト開始まで あと3、2、1………』

 

カウントが始まり、立香は息を飲む。

 

『全工程 完了(クリア)

 

グランドオーダー 実証を開始します』

 

 

 

 

立香が目を開くとその目に映ったのはコフィンから見えるカルデアの施設ではなく、そよ風が吹く草原だった。

 

ここは1431年のフランス領、史実では百年戦争が行われていたこの時代に立香をはじめとするカルデア一行、マシュ、アルトリア、エミヤ、クー・フーリン、霊夢、魔理沙は立っていた。

 

「……レイシフト、無事完了です。今回はコフィンによる転移ですので、前回に比べ安全に転移することができました」

 

「確かに、前は気絶していたら別の場所にいた、って感じだったけど今回は一瞬で景色が変わったからね」

 

「フィーウ、フォーウ、フォーウ!」

 

「フォウさん!?また着いて来てしまったのですか!?」

 

マシュの肩に飛び移ってきた不思議生物フォウは何故かレイシフトをすることが可能であり、今回もこうして着いて来てしまったようだ。

 

「フォウもレイシフトできるんだなぁ」

 

「………そのようです。先輩か私のコフィンに忍び込んでいたんでしょう」

 

フォウの話をしていた二人だが、ここで立香は着いて来た他のサーヴァントたちの声がしないことに気づいた。振り返るとサーヴァントたちは全員そこにおり、上を見上げていた。

 

「みんな……どうしたの?空なんて見上げ……て………」

 

先輩どうしまし……た……」

 

『………………ッ、よしっ、繋がった!みんな聞こえるかい?無事レイシフトは成功したみたいだね。上手くいってよかったよかった。ところでなんでみんな上をむいているんだい?」

 

「………ドクターさんよ、あんたもアレ見たら分かるぜ……」

 

魔理沙のいうことに疑問を持ちながらもロマンはカメラの視線を上に上げる。

 

『っ!?こ、これは………!?」

 

 

空には、巨大な光輪が浮かんでいた。

 

幾万、いや、幾億という光線が弧を描いて空を埋めつくさんばかりの円が形成されている。その光景は空に突然光のブラックホールが出来たようにも見える。

 

「ドクター、念の為に確認しますが…」

 

『あんなもの、この年代、いや人類史で確認したことはない』

 

「じゃあ、やっぱり人類焼却の影響なのか…?」

 

あんな存在、無視せよと言われて無視できるものではない。あれがこの時代に存在していたのなら歴史の教科書か何かの文献に記されているはずだ。

 

「…どちらにせよ、あれは我等に益があるものとは思えません」

 

「同感よ、間違いなくあれは今回の異変に関係あるわ。私の勘がそう言っている」

 

 アルトリアと霊夢、予知に近い直感持ち二人の直感が最大級の警鐘を鳴らしている。

 

『…うん、地表から確認してもあの光輪は北米大陸と同サイズはあるぞ。計測はしているけど、何らかの行動はない。ただ空に浮いているだけだ』

 

「…とにかく安全ってことなのかなぁ?」

 

「マスター、今はまだ安全でもあれは間違いなく我々の敵が仕込んだ物だ。油断はしないほうがいい」

 

エミヤの忠告に頷き、立香は気合いを入れ直す。

 

「それじゃあ、これからどうする?ドクターの指示だとベースキャンプするための霊脈を見つけないといけない見たいだけど……」

 

霊脈を確保することができればカルデアからの物資を受け取ることができる。今回の任務では必須事項のことだ。

 

『……霊脈の位置を特定した。その地点から少し移動した場所にあるよ」

 

「なら、さっさといくぞ。急ぐのに越したことはないからな」

 

「うん、そうだね。それじゃあ霊脈を探しながら人も一緒に探そう。何かわかるかもしれないし」

 

一同は頷き、行動を開始した。

 




今回の特異点で出す東方キャラはすでに決まっています。
もしよろしければ予想して感想などに書いて行ってください。
他の特異点の予想もしてみてもどうぞ!
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