Fate/Grand Order 東方人理奪還戦線 作:シントウ
戦闘シーン難しい……
どんな風に表現したら良いんでしょうかね?
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いつも見て下さりありがとうございます!これからもコツコツ続けて行くので応援よろしくおながいします!
霊脈を確保した立香たちはエミヤ、クー・フーリン、魔理沙を斥候に使い、この時代の調査を開始した。
『立香、聞こえるか?』
「聞こえるよ、魔理沙。何か見つけたの?」
箒を使って上空に飛んでいた(もちろん隠蔽の魔術で姿を隠している)魔理沙から連絡が入り、立香はそれに応答した。
『マスターたちがいる地点から東の方向に砦?みたいなのを見つけたぜ。そこに向かう武装した兵隊たちもだ』
『こちらもおそらく霧雨魔理沙と同じ一団を発見した』
『こっちは違う方向から来る兵士たちを発見したぜ。向かう方向からするとその砦に向かっていると思うぜ』
エミヤ、クー・フーリンからも通信が入る。今は百年戦争の時期に当たることから武装した兵士たちがいても別に不思議では無いだろう。
しかし………
『だがおかしい。今の時期は休戦中のはずなのだが兵士たちには戦闘を行なった形跡がある』
『眼』で兵士達を視認しているエミヤは兵士たちの戦闘形跡に違和感を覚えた。いくら休戦中とは言っても完全に戦闘が無かったわけでは無い。小さいイザコザだったらいくらかあっただろう。
しかし、兵士たちが受けた傷は
『おそらく、あの兵士たちがこの時代に起きた異常について何か知っているはずだ。どうするマスター?』
エミヤの報告に立香はしばらく考えてから指示を出す。
「取り敢えず、その兵士が向かった砦に行ってみよう。魔理沙、君は戻って来て俺らを案内してくれ。エミヤ達は先に砦に行って情報を集めておいてくれ。合流したらお互いに集めて来た情報を開示しよう」
『了解したマスター』/『了解っ!』
二人との通信が終わり、そのタイミングで魔理沙が帰ってきた。
「戻ったぜ立香!砦はあっちだ!早く行こうぜ!」
「分かったよ、魔理沙。行こう、マシュ、霊夢、アルトリア」
「はい」/「ええ」/「わかりました」
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砦の近くまできた立香達は驚いた。
『中がボロボロじゃないか……外壁はそこそこ無事だけど、砦とは呼べないぞ、これ』
通信越しのロマンが言う様に砦は既にボロボロで砦と呼ぶには力不足の様に思えた。
「砦の周りも怪我をした兵士だらけだ。今が戦争中と言ってもここまで酷いものなのか?」
平和な現代に生きていた立香にとって目の前に広がる負傷兵達の惨状は気分がいいものでは無く、口を抑える。
「リツカ、貴方はあまり見ない方がいい。貴方にはこの光景は刺激が強い」
「ああ、荒ごとに慣れている私でもこいつは少しきついぜ。マシュも気分が悪くなるなら直視しない方がいい」
「は、はい………」
立香の様子を察知したアルトリアが立香に声をかける。戦乱の世を生きたアルトリアや妖怪退治で悲惨な光景を見たことある霊夢と魔理沙はある程度の耐性があるが立香は勿論、マシュも少し応えていた。いくらデミ・サーヴァントになったとはいえ、マシュ自身はこの様な光景は生まれて初めて見る為仕方のないことだ。
「やっと来たか、マスター」
「エミヤ、クー・フーリン!」
先に情報収集に行っていた二人と合流し、立香たちは現時点での情報を聞くことにした。
「まず、本来なら有り得ない事がこのフランスで起きていることから話そう」
エミヤが語ったのは一五世期のフランスでは絶対に起こらないはずの事に立香達は耳を疑った。
_____シャルル七世が蘇った魔女、ジャンヌ・ダルクにより殺されたというものだったのだ。
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ジャンヌ・ダルク
救国の聖女と呼ばれた世界的にも有名な英雄。神の声を聞き、十七歳でフランスを救う為に立ち上がり、わずか1年でオルレアンを奪還を果たしたが、イングランド軍に捕縛され、異端審問の末、魔女として火刑に処されてしまった。その後、名誉回復が行われ、彼女の死後400年後には正式に聖人として認定された。
「そのジャンヌ・ダルクが蘇り、シャルル七世を火炙りにして殺した様だ」
「そして、フランスのあっちこっちを襲撃し回っている様だぜ。この砦も数日前に被害にあったみたいだ」
救国の聖女が蘇り、今度は魔女として救った国を滅ぼしに来た。確かに本来は絶対に有り得ない事だ。つまり、蘇ったという彼女は………
「十中八九サーヴァントでしょうね」
霊夢が口にした答えに全員間違いないと頷く。
「けどよ、聖女サマ一人で砦ここまでボロボロにするか?いくらサーヴァントと言っても一人でここまですることは難しいだろう?」
「魔理沙、ここにいるマシュを除いたサーヴァントは砦を破壊する事は出来るわよ」
「いや、そうじゃ無くて。
魔理沙の言い分は的を得ていた。一人で攻撃するには範囲が広すぎるし、方向がおかしい。立香がこの事について考えていると……
「そいつについてはタネはわかっているぜ」
クー・フーリンが口を開いた。
「タネ……とは?何が分かったんですか?クー・フーリンさん?」
マシュの質問にクー・フーリンが答えようとしたその時。
『みんな、話している途中ですまないが聞いてくれ!今、魔力反応を察知した!反応のパターンからして冬木で確認された骸骨兵達だ!』
ロマンの声を聞いたサーヴァント達が戦闘態勢に切り替わる。
「なるほど、つまりそいつらを使って砦を襲ったって事か」
「いや、それだけじゃねぇ」
魔理沙の言葉をクー・フーリンは否定する。どういう事かと聞こうとした瞬間……
『さらに魔力反応を感知っ!今まで観測した事がないパターンだ!そちらから確認する事ができるかい!?』
ロマンの報告にエミヤが反応がある方向を視認する。
「確認出来たぞ、どうやら情報は正しかった様だな……」
「何が見えたの、エミヤ?さっきのクー・フーリンのと関係が……?」
立香の質問にエミヤは答える。
「ああ、口でいうよりも見た方が早い。これで見てみたまえ」
エミヤがどこからとも無く、双眼鏡を取り出し立香に渡す。双眼鏡に驚きながらも立香は目に当てて確認する。
「………あれって………え、マジ?」
「先輩?どうしました?」
それを見た立香は少しの間放心していたがマシュの声で正気に戻り、無言で双眼鏡をマシュに渡す。マシュは戸惑いながらも双眼鏡を受け取り、反応があった方向を確認する。
『立香君、何を見たんだい?』
ロマンの質問に立香はゆっくりと声に出す。
「えっと、さあ、その……ドクター」
『うん?』
「フランスにドラゴンっていたっけ?」
『・・・・・・・・えっ』
「ドクター、私も確認しました。………視認しただけでも数十体のワイバーンと思われる竜種がこちらに向かって来ます……」
マシュの報告と同時に砦の兵士もワイバーンに気づいたのか砦に怒号が飛び回った。
『ワイバーン!?そんな馬鹿なっ!!一五世期のフランスにそんなものが存在するはずがない!!しかもかなり早い、一分もしない内に接触するぞ!!』
「マスター、指示を!ワイバーンは骸骨兵とは訳が違います!!」
突然の対応に立香は混乱していた。突然現れたワイバーンに呆気を取られてしまいどの様な指示を出せばいいのか迷ってしまっていたのだ。
グァアアアアアアアッ!!!!
そうこうしている内にワイバーンが砦の側にまで接近し始め、兵士たちを襲おうとする。
「っ!!まずい!」
立香がそれを見たときにはワイバーンは兵士の目と鼻の先ほどの距離しかなく、恐怖によって動けなくなってしまった兵士ワイバーンは喰らい付こうとする。誰もがその兵士の命が消えると思ったその時……
「『魔符《スターダストレヴァリエ》』!!」
ワイバーンに無数の星形の弾幕が当たり、吹き飛ばされた。
「………へっ?………え……」
「よう、兄ちゃん!!生きてるかい?危ないから離れた方がいいぜ!」
まるで物語に出て来そうな『魔女』の姿をした少女が箒に乗って空を飛んでいた。
「立香っ!!」
魔理沙は立香に向かって声を出す。
「落ち着いて行動しな!慌てていちゃあ、出来ることも出来なくなるぞっ!!」
魔理沙は幻想郷という魔術に縁が深い場所にいたとはいえ、元を辿れば立香と同じで魔術とはあまり縁がない普通の少女だった。故に重なったのだ。立香の姿がかつての自分と……
立香は望んでこの世界に来た訳ではない、だが日常から非日常の世界へ踏み込んだ先輩として彼女は彼にアドバイスした。
「魔術の世界はありとあらゆるものを使って自分の身を守る事が鉄則だ。立香、お前は滅茶苦茶恵まれているぜ。なんせ……お前には自分を守るための手札や仲間が数多く存在しているんだからなっ!!」
魔理沙の言葉を聞いて立香は周りを見る。自分と共に戦ってくれるサーヴァント達は皆魔理沙の言葉の意味を理解し頷く。彼ら自身は主人の剣であり盾、彼らは力がない自分の代わりに多くのことを成し遂げてくれる。立香は覚悟を決め、サーヴァント達に指示を出す。
「……………みんな、砦にいる人たちを守ってくれ!」
「「「「「「了解しました/だぜ/だ/よ、マスターっ!!」」」」」」
サーヴァント達は各々の戦法で敵に向かって行く。
「ハアアアアアアッ!!」
アルトリアは聖剣を手に携え骸骨兵達の大群の中に飛び込み、その聖剣で骸骨兵たちを薙ぎ倒して行く。
「ハアアアアアアっ!」
マシュはアルトリアの隣で盾を振るい骸骨兵を粉砕していく。
「『二重結界』!」
霊夢は結界を発動し、骸骨兵達がこれ以上砦に近づかない様に、負傷した兵士達を避難させる為に時間を稼ぐ。
「あんた達、急いで怪我した奴を運び出しなさい。こんな雑魚敵でも数が多ければあんた達はひとたまりも無いわ」
「す、すまない!急いで負傷兵を砦に運べ!!砦まで戦線を下げるぞぉ!!」
「り、了解!」
兵士たちは下がっていったが霊夢の結界で押さえ込んでいるのは骸骨兵のみ。ワイバーン達は砦に近づいて行く。
しかし………
「
エミヤは高台に場所を移し、黒弓と名も無い剣を投影し、剣の形を歪ませ弓に番え、引き絞り、それを放つ。放たれた矢はワイバーンの眉間を貫通し絶命した。そしてエミヤはすぐさま別の剣を投影し、再び弓に番い放つ。ワイバーンは次々と倒れて行く中、黒の閃光がワイバーンの群れの中を駆ける。
「よっと、エミヤの旦那はすげぇな……まさか剣を矢にして放つなんて……、おっと、私も負けていられないぜ!」
箒に乗って空を縦横無尽に飛び回る魔理沙は再び星形の弾幕をワイバーン達に喰らわせる。何体かのワイバーン達は魔理沙を獲物として定め、襲いかかる。
「私を獲物として認識したか、残念だったな!獲物はお前達だぜ、蜥蜴共っ!!」
魔理沙の声と共にワイバーン達の前に青の衣を身に付け、紅の魔槍を持つの男-ーークー・フーリンが現れる。その男の眼はまるで獣が獲物を狩る時のものだ。ワイバーン達は理解した。
狩られる獲物は自分たちの方なのだと。
「どうりゃあぁああああっ!!」
クー・フーリンは目の前のワイバーンを魔槍で叩きつけ、そのワイバーンを足場に別の個体に飛びかかり、槍で貫く。槍を抜き、すぐさま群れにむけて槍を投擲し、次々とワイバーン達は貫かれていく。
落ちていくクー・フーリンを魔理沙がキャッチし、ハイタッチをする二人。
「よっ……と、サンキュー魔理沙。もう少しで落ちるところだったぜ」
「まぁな、さて、蜥蜴はまだまだたくさんいるぜ。まだいけるよな?」
「誰に言ってんだ、小娘が……!!」
好戦的な二人はニヤリと笑い群れの中に突っ込んでいった。
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サーヴァント達が外で戦っているとはいえ、数が多い。ついにワイバーンが一体、砦の中に侵入してしまった。
大地を揺るがす咆哮が砦の中に響き渡る。その咆哮が聞こえた瞬間、砦の中の街が阿鼻叫喚の渦と化した。
「き、来たぁ!?」
「助けてくれ! 俺はまだ死にたくない!!」
「お母さん! お父さん!?どこなの!? うわあああぁん!!」
街はパニックに陥り、立香はその渦に巻き込まれた。
ワイバーンはその口から炎を吐き、次々とその炎に人が飲み込まれていく。
そしてワイバーンは立香の前に現れ、炎を放とうとする。立香は霖之助から貰ったお札を使おうとしたその時。
グサッ、という何かが肉を貫いた音が聞こえた。立香はその眼でしっかりと見た。
金色の髪を靡かせて、旗でワイバーンの首を貫く一人の女性を………
魔理沙は泥棒とか自信過剰とかのイメージがありますけど本当は真面目で努力家な一面もあると思うんですが皆さんはどうでしょう?
作者が考える東方キャラは基本真面目雰囲気を出します。ギャグとかももちろん入れますがタイミングとかが難しんですよねぇ……
もしよかったらこのキャラはこんな風なキャラを入れて下さいという方がいれば感想やコメントをどうぞ。
多ければ作者のモチベーションが上がります!
ちなみにこの特異点の登場キャラは1作目がヒントです。